ラグジュアリーブランドのレビューを通じてブランドを知る為の選択基準を得られる
あなたがどうしても欲しいブランドがある場合、どのような選択基準をもってブランドを選んでいるだろうか?
多くは他者の評価によって「何となく良いのであろう」と検討をつけて選択していることが多い。またあなたの「コダワリ」があり、選択基準がある場合はまだマシであるが、このブログを読んでいる賢明なあなた以外の多くは、選択基準すら持たないものである。
私が取り上げているブランドの多くは、必要に迫られて簡単に購入できないモノを中心に取り上げている。
多くの場合、その障壁は、お金によるところがあり、大半が高額と言われる部類のブランドばかり取り上げているからである。
ブランドを理解せずに、そのモノだけを見た場合「なぜこんなに高いのか」と驚きを持って多くの人は見ている。
ラグジュアリーブランドと言われる分野には、高額な価格を付けても、高額ではないと思わせる「何か」を持っている。多くの人にとって「手に届かない」ブランドは、高嶺の花のように見えるが、よく観察し調査していくと、多くのブランドに付いている価格は「妥当で少しだけ高いかな」と言う印象に変わるのである。
また、今回取り上げている内容以外でも、リセール市場から見たブランドの価値を相場を見ながら、判断するアプローチも取っているので、参考にする箇所をあなたが見つけて欲しい。
個人的に言うと、家の家財整理やブランド品整理を通じて、多くの買取査定に関わってきたのだが、中古相場においては、その大半が、需要と供給、最後にブランド力 (定番人気やアウトレットの有無等) があるかないかでハッキリと相場が出来てしまっている。
中古相場は、私たち買い手にとって、長くブラックボックスに包まれていたが、ネットオークションなどの台頭で、多くのデータを瞬時に読み取れることが可能となった。
また、売り手として、査定結果を精査して、最も高い値段を付けた業者選定の際、相場データから、あなたの売りたい商品が、いま現在 「いくらになるのか」 という売値もおおよそだが、瞬時に判断できるようになった。
何となくこのくらいの価格というモノが無くなり、精度の高い価格予想が可能となった背景には、成熟した市場と国の豊かさを象徴しているのである。
これからのブランドは、一次市場でブランド自体が戦略的に価格をつけた数字と、二次市場に出された価格の数字の差、リセールバリューにも注目していく必要があるのだ。
そうすることで、あなたの購入への選択基準は、ますます磨かれ、損失が低いブランド選定が可能となるのである。
ブランドには、その時々の経営戦略があり、私たち顧客にとって良い経営なのか悪い経営なのか判断基準を過去の企業の歴史から判断して、未来に起こるかもしれない戦略を予め予想しておく必要がある。
高い買物をする際に、永続的にリセールが保たれる良いブランドなのか、目先の利益のみに走り、アウトレットやライセンス販売でブランド力を低下させていくのか 「あなたの判断の参考」 となればと思い記事をまとめてみた。
ブランドを賢く選ぶための購入への布石として、100以上のリンクを束ねておいたのだが、書籍から学ぶのが一番早い。
書籍ベースでのレビューであるが、ここにリンクしたブランドに関する情報の大半は、個人的に参考にして活用した情報郡である。その情報を元に、実際に使用したブランドなどもリンクしている。
実践ベースで使ってみて 「現状においてオススメできるレベルのラグジュアリーブランド」 ばかりであるので、参考資料のように使い倒して頂ければ幸いである。
ブランディング22の法則:グローバルに認知された「ブランド」の22の秘密を解き明かす
- 拡張の法則:あなたが短期的に売上が欲しいなら拡張を 長期的にブランドを築くなら収縮をすすめる
- 寿命の法則:どんなブランドにも寿命があり時代の流れで安らかに死を迎える方がベストである
- 色調の法則:長期に渡る色の一貫性はブランドをアタマの中に焼き付けるのに役立つ
- 信用力の法則:個人・企業がラグジュアリーブランドとなるにはマーケティング広告は後で”信用力の獲得”が先である
- ライン延長の法則:成功作を否定してラインの拡張を行う事はブランド力を著しく低下させる
- 品質の法則:品質は重要だがそれだけでは高級ブランドを築くことは不可能である
- 広告の法則:広告はあなたが築いたブランドを守る最強の防衛ツールである
- 収縮の法則:成功する前のブランドがフォーカスしたときの見られた 5 つのパターン
- 言葉の法則:成功するブランドを作りたければ焦点を絞り新市場を創造するしか道はない
- カテゴリーの法則:成長するブランドはブランドを売り込むのではなく新カテゴリーを売り込むことにある
- 国境の法則:グローバルなブランドになる為には障壁はなくあるのは国特有の評価である
- パブリシティの法則:ブランド戦略は広告ではなくパブリシティの視点から開発されるべきである
- 名前の法則:結局 あなたのブランドが成功する 最もシンプルな長期的方法は 強力な名前である
- 協調の法則:競合参入は あなたのブランドを広げ 顧客の需要を喚起する健全な競争を歓迎すべきである
- 一貫性の法則:ブランドは一夜で築かれるものでなく何十年単位で測定される
- サブブランドの法則:あなたがサブを必要とする時 ブランドを構築しているのではなく 市場を追いかけている時である
- 変更の法則:例外的に あなたのブランド を変更しても良い 3 つの理由
- 企業の法則:成功する為には あなたのブランドに関心を集中させて 企業名は脇役で十分である
- 形状の法則:ブランドロゴ・デザインのパワーは弱く強いパワーは哲学を伝える言葉にある
- ジェネリックの法則:成功に至る最も早い近道のひとつは音声で印象に残る名前をつけることである
- 兄弟の法則:第 2 ブランドを作る場合 あなたが極めたいカテゴリーを長期に創造するためだけに使う
- 特異性の法則:ブランドの最も賢明な戦略に ひとつのものを追い求めるひたむきさに 真の顧客は感動する
ブランド帝国の素顔―LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン
- LVMH-ライセンスと自前主義との関係
- LVMH-高級ブランドの条件はタイムレスとモダンの両立
- LVMH-二つのポートフォリオ戦略
- LVMH-ブランドの独立性を保ち比較的緩やかな管理方式
- LVMH-セレクティブ・マーケティング手作りの制約が高付加価値を生む
- LVMH-セレブリティとブランド パブリック・リレーションズ戦略
- LVMH-ファミリービジネスの限界を超える
- LVMH-アルノーに代わる者、後継者問題 【番外編】
フランスのブランド美学:なぜ、フランスのブランドはこれほど強いのか
- エルメス ケリー・バッグは エルメス買取から見える手作りの職人技に徹し 中身が伴った本物の高級ブランド企業
- ルネ・ラリック:ボルドーワイングラスで アール・ヌーボーデザイン漂う神秘的な輝きをワインと共に楽しめる
- ベルルッティ:希少性があり男性人気が徐々に出ている「鞄」相場と買取価格
- ヘネシー コニャック ノスタルジー・ド・バニョレ クリスタル デキャンタは高額買取が可能な希少な名酒
- レミーマルタン ルイ13世 高額洋酒 ブランデー買取計画を立ててみた
- ルノー:欧州一の自動車メーカーは日産などを傘下に加えシェア拡大を目指す
- バカラ・パルメと合うドン・ペリニヨンの買取相場を確認してクリスマスプレゼントで買ってみた
- ショーメ:ナポレオン1世の時代から続く老舗宝飾店はLVMH下で攻勢にでる
- プジョー:一族の紋章ライオンがシンボルブランド仏から世界に戦略車を輩出する
- ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド
- ウォーターマン:ルイス・ウォーターマン万年筆を発明し書くジュエリーの域にまで高めたハイ・ブランド
- クリストフル:常に時代に先駆けてきた銀食器ブランドが攻勢に出る
- エルメス:初代馬具職人の技術とエスプリを今も受け継ぎハンドバッグは現在も高額
- バカラ:最優秀職人たちが脈々と伝わるクリスタルガラスの輝きを放つ
腕時計の教科書:有名ブランド総覧・歴史、メンテ法、用語集等をコンパクトな一冊にまとめた入門書
- ルイ・ヴィトン:新規参入の腕時計に秘めた超一流のエスプリで他のブランドに果敢に攻める
- ブルガリ:一大時計グループを構築するイタリアの巨星ブランド
- ボーム & メルシエ:時計界に新風を吹き込む先進性が魅力のリシュモン廉価ブランド
- ジラール・ペルゴ:時計製造の伝統を知り尽くす老舗 ケリング下でグローバル展開に邁進
- ショパール:名門ジュエラーとしても名高いブランドはハイエンドな宝飾時計で市場を攻略する
- ブレゲ:史上最高の時計師の遺産を現代に伝承する世界5大時計ブランド
- インターナショナル・ウォッチ・カンパニー:時計の歴史に名を残す名機を数多く開発 リシュモングループ下で真価を発揮
- セイコー:日本固有の製造でスイス勢と争うが創業一族による企業の私物化が製品と経営の乖離が出たブランド
- シチズン:時代を超えて市民の為の開発と世界制覇に向けて挑戦するアグレッシブなブランド
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- オフィチーネ・パネライ:特殊潜水部隊を支えた伝説の時計からリシュモングループ下で真価を発揮
- カルティエ:メンズウォッチの歴史を拓いた現在リシュモングループの盟主
- ジャガー・ルクルト:マニュファクチュールを貫く発明特許でリシュモン下で真価を発揮する
- ユンハンス:ドイツプロダクトの本流を時計で表現する老舗ブランド
- オリエント:自由な発想でデザインウォッチを牽引する日本の老舗ブランド
- タグ・ホイヤー:堅実さと大胆さを合わせ持つ名門ブランドはLVMH内で攻勢をはかる
- ゼニス:時計界の名機を生んだマニュファクチュールはLVMH内で攻勢をはかる
- ティソ:先進技術にも秀でたマルチスペシャリストは実用ブランドイメージで着実に広げる
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- ロレックス:最高峰の実用時計を開発し続け即完売高値で売れ続ける人気高級ブランド
- ピアジェ:ジュエラーとしても超一流の薄型時計の名手はリシュモン傘下で経営を進化させる
- ハリーウィンストン:ジュエリーで培われた技術で革新的な挑戦を続けるラグジュアリーブランド
- ブライトリング:プロの計器を手掛ける航空時計の雄は秀逸なブランド
- オーデマピゲ:常識を打ち破る傑作を数多く輩出する世界三大高級ブランド
- パテック・フィリップ:歴史的名品を手掛ける時計界の王者であり世界三大高級ブランド
- ヴァシュロン・コンスタンタン:260年近くの歴史を持つ老舗であり世界三大高級ブランド
- オメガ:輝かしい栄光が示すスイス時計界代表であり周到なブランド戦略が光る
Swatch Group-「機械式時計」という名のラグジュアリー戦略
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ヴィクトリアズ・シークレツトへの招待状/ VC が全米の女性に愛されるワケ
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50の名機とアイテムで知る図説カメラの歴史
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ラグジュアリー戦略:真のラグジュアリーブランドをいかに構築しマネジメントするか
- ポジショニングは忘れラグジュアリーは比較級ではない
- スターを広告から締め出してはじめてラグジュアリーとなる
- ラグジュアリーは売らずに売れてしまうシーンをつくる
- ラグジュアリーが価格を定め、価格はラグジュアリーを定めない
- 顧客がブランドアイデンティティを脅かす場合要望を取り持つ必要はない
- 熱狂者でない奴を締め出す必要もあるが同時に下層にもアプローチする
- 標的にしていない人にもコミュニケーションせよ
- 障害を与え稀少性を引き上げ顧客がなかなか買えないようにする
- 高い権威者から顧客の上に立ち一定の距離を置いて神秘性の霊気を保つ
- 需要を増やすために時が経つにつれて価格を引き上げこと
- 広告の役割は売ることではなく夢を見せ常に再創造され持続する姿を見せる
- 創業した本拠地以外の製造工場に移転してはならない
- 初めて買う人のために、芸術へ接近するように努めること
- 需要を支配し増える需要に応えてはならない
- 実際の価格より常に高そうに見えるべきである
- 顧客を非顧客から守れ、上客を並みの客から守りきること
- 製品ラインの平均価格を上げ続け理想のモデルを提示する
- 製品は傷を持ち傷を許容させてしまうだけの力があるか
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