【Van Cleef & Arpels×オークション相場】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド

【Van Cleef & Arpels×オークション相場】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド

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Van Cleef & Arpels/ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド

 

【Van Cleef & Arpels×Auction Data】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド
参照:朝日新聞 ヴァンクリーフ&アーペル展 Princess Grace of Monaco/Princess Soraya

 

19世紀初頭、パリのヴァンドーム広場22番地に創立されたハイジュエリーメゾン。宝石、時計、香水を扱う。高級ブランドとして、99年からリシュモングループに属している。四つ葉のクローバーをモチーフとした「アルハンブラ」や「ペルレ」が人気。フェミニンで繊細、エレガントなデザインが特徴的で自然をモチーフとしたものが多い。1点ものの高価な商品が多く、全ての商品が職人の手作りで生産されている。ミステリー・セッティングと呼ばれる独自の特許技術によるセッティングや、小物入れ、時計の技術などで特許を持つ。モナコ公室御用達ブランド 。参照: wiki-ヴァン クリーフ&アーペル

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特別モデルなど比較的中古市場では活況に取引されている

 

【Van Cleef & Arpels×Auction Data】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

メゾンは創業早々から、高い鑑識眼と技術で評判を高め、ニースやドーヴィルといった、高級保養地に次々出店、順調に顧客を増やしていく。そしてデザイン面でも大きく飛躍するのが1926年、アルフレッドとエステルの娘ルネ・ピュイサンがアートディレクターになってから。ピュイサンが活躍した1930年代は、後世に残る特許技術をいくつも取得している。1933年に発明されたミステリーセッティング。これは石を支える地金を見せない高度な技術で、花の形をしたブローチなどの作品は小さくカットされたルビーやサファイヤで埋め尽くされている。1938年には、多様に形が変わる宝飾でも特許を申請参照:フランスのブランド美学

 

ヴァンクリーフ&アーペル ダイヤサファイアブローチ

 

【Van Cleef & Arpels×Auction Data】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

ヴァンクリーフ&アーペル チャームゴールドM

 

【Van Cleef & Arpels×Auction Data】ヴァンクリーフ&アーペル:特許技術で自然のモチーフにこだわり続ける宝飾高級ブランド
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

パリ5大宝飾店の 1 つである“ヴァンクリーフ&アーペル”ですが、やはり自然をモチーフとしたモデルがいちばん良いですね。

自然な形をなぞりそこに宝石を散りばめるという定番の手法ですが、当時は斬新なクリエイションであり、現在でもその先進性は変わりませんが、植物以外でも様々なモチーフに取り組み非常に独創的なブランドといえ、大変気に入っているブランドのひとつ。

中古市場においては材料自体で計算される事が多く、新品価格から「1/10~1/16」と言われる場合もあり、新品の単価で購入する場合の落差の激しい分野でもある。

ヴァンクリーフ&アーペルはその中でも中古市場でも比較的多く出ており、国内でも人気ブランドであるが、リセールは宝飾分野でもまだ高い方である。

王室御用達という高級ブランドの必要条件を揃える

 

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ヴァンクリーフ&アーペルの名が世界に輝くのが1955年、モナコのレーニエ大公がグレース・ケリーとの婚約の際に選んだ真珠とダイヤのジュエリーセット。これを機にモナコ公国の御用達になっている。1967年には、世紀の戴冠式と言われたイランのパーレヴィ王の戴冠式のためにファラ王妃の王冠を制作。ちなみにこの王冠は1979年のイラン革命後、テヘランの銀行に保管されているそうだ。1974年にはフランスの高級宝飾店として初めて日本に進出、日本市場でも先駆的な役割を果たしている。同年に発表した、四葉のクローバーをモチーフにしたアルハンブラ・シリーズが世界的に大ヒット、今もメゾンの象徴になっている。参照:フランスのブランド美学

 

上記の映像は、1939年のウィンザー公夫人からの依頼を受けた、ファスナータイプのジップ型ネックレスの3D映像である。当時はコンピュータもなく、人間の創造力で作り上げた力作である。

そしてそのモチーフを使い、ブラスレッドにする事で、ウィンザー公夫人と同じデザインを楽しめる事をプレゼンしている。この開発には約12年の年月が掛かり、1951年に完成している。

王室の御用達というのはまさに、多くの時間と労力・高い創造性とデザイン・それに伴う品質と権利を守る特許と、ありとあらゆる条件を加味した時に初めて声が掛けられるのである。

時の権力者やお金があり余り心配のない人に販売する場合、すべてにおいて最高の水準が求められる。それを達成したときに、ハイ・ブランドの称号が得られる。そうして大衆にも高額に販売できるのである。

個人的に言えば新品でジュエリーを買う事はなく、購入するとしても、中古市場で十分である。宝石や地金おいては、しっかりとしたメンテナンスを行い、宝石店で新品磨きを依頼すれば、非常に美しい仕上がりに戻る事が多い。

二流ブランドの新品で、非常に高額になっている商品を百貨店や高級宝石店で買う必要はないだろう。ただ“ヴァンクリーフ&アーペル”は別格であり、1点もののオーダーをいつか依頼したいブランドである。



About PG編集:道長

食べる事と寝る事に一生懸命な旅人。 世界は感染症や戦争で混沌としておりますが、平和になったら平和な国を旅をしたいと準備しております。 先代の管理者様より、サイト管理・記事制作を委任しております。 ※現在は写真提供をして頂いております。

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