Laco:ラコ / ドイツ空軍へナビゲーションウォッチの納入を認められたメーカー

ラコの創業は、1920年代半ばのドイツ。1925年、フリーダ・ラッハー (FRIEDA LACHER) とルードヴィッヒ・フンメル (LUDWIG HUMMEL) によって創業されました。ラコの名の由来は、「LACHER & CO」の頭文字をとって、「Laco」としたものです。第二次世界大戦時には、優れた精度・品質が認められ、ドイツ空軍のパイロットウォッチを製造・納入するまでになりました。 当時、ドイツ空軍へナビゲーションウォッチの納入を認められたメーカーは、ラコ、IWC、A.ランゲ&ゾーネ、ストーヴァ、ヴェンペの5社だけでした。参照:ブランドヒストリー Laco ラコ 公式サイト ドイツ腕時計輸入総代理店

数が極端に少なく知る人ぞ知るコアなファンが取引、海外は比較的多く売れている
さて今回は、ドイツの老舗時計メーカーのひとつ Laco:ラコ について取り上げていきたいと思います。
昨今の Laco:ラコ については、同ブランドは、1940年代メーカーとして成長しましたが、その礎となるパイロットウォッチやオブザベーションウォッチなどを復活させ話題となりました。
ジャーマンプロダクトのなかにあって、ドイツ空軍のパイロットウォッチを製造・納入していた実績もあり高品質と高精度です。
では、今後が注目されるブランドの相場はどうなっているのでしょうか。

さっそく オークファン で国内相場を見ていきたいと思います。
上記データを見ていくと、約 80,000~190,000円前後と数が極端に少ないですが、比較的安価にかつ堅実に取引されているようです。
日本国内では今一つ浸透しているわけではありませんが、全体的な数が少なく稀少性のあるブランドであることから、ファンを中心に取引されています。

続いて WatchCharts で同ブランドの海外を中心とした 国内外の販売データをみていきたいと思います。
約 3 年間の統計データによると、微増ながらも右肩あがりのようです。
また上記、各社のマーケットプレイスのデータを見ていきますと、圧倒的にイーベイでの取引が突出しています。同ブランドの供給量はかなり少なく、少量販売にとどまっています。
同ブランドの課題は、流通量の拡大であり、国内外を中心にいかに多くの人に手に取ってもらうか、ブランドを知ってもらう必要があります。
往年の作品をベースに多数のナビゲーションウォッチモデルが中心



新たな試みに挑戦もみえるが、ブランドの課題は知名度向上と積極的な販路の拡大

ラコブランドについては、使用目的に特化したモデルを多数展開している点が秀逸といえるブランドです。
デザインもパイロットの為に考え抜かれており、腕時計各部に航空計測機器として独特なデザインの仕様を装備しています。
ブランド全体に言える事は、製品については問題はないと思いますが、やはり販売力の問題が挙げられます。
同ブランドは、過去の遺産を活かしながらも、新商品の販売を拡充する手腕が問われます。
国内についても、総正規代理店の力量次第ですが、総正規代理店による積極的な広告戦略と販路拡大は必須だと思います。
総代理店に販売力が無い場合、新品を販売している国内の少数の販売店に積極的に支援を行う事が重要であり、人的にかつ資金面でも支援を行うべきでしょう。
同ブランドの課題は、国内外を中心にいかに多くの人に手に取ってもらうか、ブランドを知ってもらう必要があります。
最近ではネットを中心に販売が行われていることがありますが、かなり間違った戦略を取っていると思われます。
ブランド力維持の問題から、まずはブティックや店舗網で拡充しながら後にネット販売が方がブランド戦略上正しいと言えます。
その場合、積極的なメディア戦略やブランド大使を使った宣伝が必要ですが、総正規代理店に力がないのでしょう。なので手っ取り早いネット販売に注力しがちです。
また、同ブランドの場合、販売している国内店舗も少ないことから、専門店等で実物を確認し、その後、店舗で購入することをオススメします。
ジャーマンブランド全体に言える事ですが、ブランドの課題としては、やはり知名度の獲得が重要となっています。
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