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【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル


セイコー ロードマーベル:グランドセイコーの礎となった、先駆的モデルのひとつ

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル
参照:第1話「誕生」: PRECISION | グランドセイコー、未来へ紡ぐ10の物語。 | Grand Seiko

 

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大型インデックスと大型針で視認性を高めた、質実剛健な「ロードマーベル」。1958年に誕生。当時はセイコーの最上位機種。その後も後継機種が国産初のハイビートムーブメントを搭載するなど、技術力を示すモデルとして活躍した。「マーベル」の後継機種として、1958年から製造が始まったのが「ロードマーベル」搭載ムーブメントには前年から採用されたスムースてん輪を使用し、耐震装置は開発されたばかりのS-1型を採用(後にS-2 型を採用)。ひげ持ちは可動式で、てん輪の直径は11mm。参照:第1話「誕生」: PRECISION | グランドセイコー、未来へ紡ぐ10の物語。 | Grand Seiko

 

ロードマーベルは、グランドセイコーが登場するまで当時の最上位機種モデル

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

  • 型番:5740-1990 
  • 製造年代:1958~60年頃 
  • ムーブメント:手巻 23石
  • キャリバー:Cal.5740A
  • :約 42 mm 
  • ケース:ステンレススチール 
  • 防水性能:非防水/防汗程度 

 

さて今回は、約60年近く経つ グランドセイコー・シリーズとなるロードマーベルついての買取及び市場での評価、簡単なレストアについて取り上げておきたい。

下記の内容は少し前に取り上げた 参照:SEIKO:グランドセイコー GS HI-BEAT 自動巻   】と【 SEIKO:KING SEIKO キングセイコー 25石 盾メダリオン 】前後する時期に取引をした内容である。

このロードマーベルについても、高額に取引されているのを、買取査定に出す際に、調べていくうちに理解していった。

個人的に、ヴィンテージな腕時計の市場的価値もあまり知らずに手に入れることができたのだが、改めてその価値を再発見できたのである。

このモデルの基本路線は、ロードマーベルの流れを汲みながら、正常進化したのが、グランドセイコーである。

つまり、グランドセイコーが現在のフラッグシップモデルであれば、その血統を持ち、親として登場し、傑作を生み出すそのベースとなるモデルだったのである。

 

ロードマーベルは、約60年経っても未だに万単位で取引される稀少モデル

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

さっそく「オークファン」で相場を確認していこう。上値が約 38,000円、下値が約 15,000円ぐらいになるようだ。これに関しては、状態が良くしっかりと稼働している事が条件である。

故障していたり、オーバーホールが必要で動かないモデルは、買取査定相場よりもさらに低い査定額となるだろう。相見積りを取り、オーバーホール費用等を引いた額を算出してもらった。

今回の買取査定額は、約3,000円前後となり、少し安い気もするが、状態もそれほど良くなく、キズや擦れ、汚れも相当だったので、全体のメンテナンス費用も考えると悪くない数字である。

国産アンティークの相場もそうだが、ブランドの価値の割に、リーズナブルな相場であり、年々上昇していて成長を感じられる。

今回は、自分でレストアして、使う事を前提に考えているので、レストア後の客観的ブランド価値の把握の為に、買取査定をもう一度してもらう事とした次第である。

 

熟練の職人が作り上げ、約60年を経ても普遍的で不思議な魅力を感じる

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

オールドセイコーモデルは、何本も保有しているが、このロードマーベルは現在でも使用している

祖父や親父から受け継いだモノも多いが、中古時計店で袋入りのジャンク品を購入し、その中にあったモデルである。

前回、グランドセイコーなどいくつかモデルについて少し取り上げたが、この時代の時計はシンプルでとにかく使いやすい

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

もはや約60年程度経ったアンティーク品であるが、現在でもシンプルなデザインでクールでかつカッコいい

さらに定番の人気を誇り、高値で取引されており、その希少性は抜群。当時ものを保有している人も少ない

見つけた際には、本体は泥だらけ全体的にボロボロで、ベルトはレザーを付けていたが、長期間水に漬かったような状態で湿気ており半分腐りかけた状態で発見

本体は、リューズを巻いても動かず、まさに鉄屑状態であった。そこで、キャリバーの修理とメンテナンスを入れて、ベルトもセイコーの純正品で、防汗性の高い製品に交換

金属部分は全体に磨きを掛けて、砂埃や錆などを落とし、フルレストアし、今回しっかりと稼働するようになった。

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

当時、腕時計自体が高級品であり、セイコーロードマーベルは、国産時計で初となる高級腕時計として販売された。

既存の製品の約2倍の価格で売り出され、ロードマーベルは、セイコーの屋台骨を支える名機として、長期的に生産され、グランドセイコーへと繋がっていく

製造は、諏訪精工舎製。プラットフォームは、マーベルをベースとされている。ロードマーベルは、体分するとプラットフォームは前期と後期に分かれる。

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

前期は、マーベルベース、後期は、クラウンベースの製品に分かれている。

今回取り上げたモデルは、後期型なので、クラウンベースであり、グランドセイコーと共存している時代のモノであって、グランドセイコーに次ぐ準高級品のポジションで販売されていた。

純国産の高級腕時計と言われることは、やはり実際装着するとわかってくる

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

全体に丁寧につくられており、約 50 年は経っているであろう古さはあまり感じないが、レストアする際に、当時の風合いを残しつつ、綺麗にし過ぎないことを前提に進めた。

文字盤のインデックスは当時のままであり、独特の書体は非常に美しい。また搭載機械も、開けてもらうときに拝見したが、非常に丁寧にかつ綺麗に仕上げられていた

また機械に個体番号裏蓋に型番が刻印されており、ロードマーベルが初という。

 

参照文献国産腕時計セイコー クラウン・クロノス・マーベル

 

ヴィンテージ・セイコーモデルは、高級機を中心に中古市場は右肩上がり

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル

 

実際、約50年程度経過しているが、現在にはない不思議な雰囲気である。国産でかつレアなアンティーク時計は、現在では非常に希少であり、日本製というのも、様々な製品においては、昨今では不可能に近い

戦後日本の時計の歴史を刻み続けた優れた逸品であり、前回のキングセイコーは、寿命が来てしまい売却したが、このロードマーベルは、上手くレストアし、再生することができたので、非常にうれしい次第である

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル
Reference:Aucdata

 

では、二つのデータをみていきたい。「旧オークデータ (2018.06.30終了) 」から、グランドセイコー及びその他のカテゴリーで、約 5 年間の総落札額及び平均落札額である。

総落札額は、約 5 年ほどで、その他のカテゴリーに関しては、約 1.25 億円と驚異的な伸びを示している。グランドセイコーも、約 7,500万円と迫る勢いである。

今回のロードマーベルは、グランドセイコーの流れを汲んでおり、同カテゴリーに多数出品されていることから、正規のグランドセイコーも含まれていることも合わせて知っておいてもらいたい。

また「その他のカテゴリー」にも多数出品されているので、両方のデータを調べてみた次第である。

ただ、上記の総落札額を見ても、綺麗な右肩上がりの成長である。約5年前には、約 2,500~3,500万円程度しかなかった市場が、両カテゴリーとも 約 3.0 倍以上の伸びを示している。

 

【SEIKO LORD MARVEL】セイコー ロードマーベル は グランドセイコーのベースとなり未だに高額買取される国産腕時計の隠れた逸品モデル
Reference:Aucdata

 

平均落札額は、その他カテゴリーに関しては、約 10,000円前後で横ばいに推移しており、コンスタントに数が出ており、急成長しているが、あまり平均価格は伸びていない

一方、グランセイコーカテゴリーは、約 20,000 円付近を上下していたが、年々上昇しており、綺麗な右肩上がりである。現在では、約 2.5倍の 約 50,000円あたりに迫る勢いである。

比較的、狭い市場である国内のオークション市場を見ても、グランドセイコーのプレミア化について一旦を数字によって垣間見れる。

数年前ぐらいまでは、日本の老舗ブランドの中で、セイコーブランドは、リーズナブルで狙い目のカテゴリーであった。

それが現在のプレミア化で、価格は高騰しており、手に届く高級品ではなくなる事が予想される。

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上記のデータを見ても、さらに長期間保有してよかったわけで、現在でも大切に使っていきたいと思う。

今回オーバーホールに出し、業者さんに依頼を掛けお願いした費用をみていきたい。まず仕入れであるが、そうはいっても、袋入りの時計の本体ばかり詰めたジャンク品約 2,000 円で購入。

ベルト交換に 約 2,500 円、機械のメンテナンスに約 3,000 円程度掛かり、約 7,500 円でレストアした次第である。買取業者に再び査定してもらったところ、約 20,000円の査定額を出してもらった。

業者は、約 20,000 円後半で売るようだが、約 2.66 倍のブランドの付加価値を引き上げることが出来た。捨てられるはずの同モデルが、価値あるブランド品に化けた瞬間でもある。

現在、非常に高額なだけで、ドレス路線だけが高級とある種勘違いをしている人々には、古ぼけた時計を付けていると思われているだろう。

時代を経ても、壊れていても欲しいと思われるブランドが、自分の中では本当の価値を持っていると思っている。

今回も時計通の知人たちや周りの友人たちに、レストア品を見せたのだが、かなり羨ましがられた。

ブランドというのは、時代を経ても、ファンとなる顧客から支持され続けると言うことがいかに大事なのか、今回も多くの人に教えてもらった。

これからも、本当に価値のあるヴィンテージ腕時計の人気が、盛り上がりを見せる事を願いたい。



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About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。

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