【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

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あなたが正しく物事を行いたい為には、ある程度の権力が必要となる

 

【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

 

権力を握る人の法則】は、戦略的に処世術を学び、権力と地位を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書である。

個人的にも、会社内で上司とのコミュニケーションを円滑にすすめる為に、どのように振舞えば良いのかというテーマで、自分なりの視点で読み進めた。

また、私自身は正しく物事を行いたいと思っていても、想定する何人かの相手により、巧妙にずる賢い戦術を駆使し、手柄を独り占めし、結果が出ない責任を部下などに押し付け、閑職に追い込んだり、退職させたりと、心が濁った相手が組織に何人か存在することから、その相手より一枚上手である必要があると考えた。

そうしなければ、自己を防衛できず、また、仕事での責任を正しくまっとうできないからである。

現在では、多くの問題が解決され、順調であるが、また環境が変わり、仕事内容や人間関係などが大きく変わると、新たな問題が出てくるかもしれない。

環境などが大きく変わろうが、本書で観察・分析された内容を参考にすれば、ある程度のケースには対応できる「普遍的なノウハウ」として使う事ができる。

厳しい実社会を生き抜くために「ある程度の覚悟」が出来ていると本書は有用であり、自身の栄達や出世、人を蹴落としてまで、権力を手にしよう人が悪用できてしまうので、注意を要する書籍である。

決して悪用してはいけないが、世界は常に公平なわけではない。大半の人間は、権力に弱く、勝ち馬に乗りやすく、忖度しがちであり、体勢に流されやすいと認識して、正しいことを行うためには、権力が必要な時がある。

そのときの為に、権力を正しく運用する方法として、本書を通じて理解できる。気づいた点や思った点などを簡潔にまとめた次第なので、ご興味のある方は手に取って読んで頂きたい。

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【内容紹介】

何をすれば出世できるのか? コネ作り、人脈開拓、権力者の話術、周囲の評判を上げる方法、不遇の時代のやり過ごし方まで、「権力を握る人」の法則を著名教授が解明。ビジネスマン必読のバイブル、待望の文庫化。出世に必要な「7つの資質」を、スタンフォード大学ビジネススクールの著名教授が長年の調査研究をもとに明らかに。

【著者について:ジェフリー・フェファー】

スタンフォード大学ビジネススクール教授 (トーマス・D・ディー2世記念講座) 。専門は組織行動学。1979年よりスタンフォード大学で教鞭をとる。これまで13冊の著作を持ち、ハーバード大学ビジネススクール、ロンドン・ビジネススクール、IESE などで客員教授や講師を務めている。 <主な著書> 『影響力のマネジメント』、『事実に基づいた経営』、『人材を活かす企業』、『なぜ、わかっていても実行できないのか』などがある。

【目次】

はじめに「権力」を握る準備を始めよ
第 1 章 いくら仕事ができても昇進できない
第 2 章 「権力」を手にするための七つの資質
第 3 章 どうやって出世街道に乗るか
第 4 章 出る杭になれ
第 5 章 無から有を生み出す―リソースを確保せよ
第 6 章 役に立つ強力な人脈を作れ
第 7 章 「権力」を印象づけるふるまいと話し方
第 8 章 周りからの評判をよくしておく―イメージは現実になる
第 9 章 不遇の時期を乗り越える
第 10 章 「権力」の代償
第 11 章 権力者が転落する原因
第 12 章 権力闘争は組織とあなたにとって悪いことか
第 13 章 「権力」を握るのは簡単だ

 

権力志向になるべきか あなたの置かれた立場で変わってくる

 

【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

 

地位や権力を獲得し維持することは、大変なことであり、思慮深く、粘り強く、戦略的で、油断も出来ず、必要に応じて戦う必要が出てくる。

世界は公正ではなく、権力を手に入れた人々により、都合よく書き換えられることは、今や日常茶飯事である。

多くの成功本や経営者の大半の自伝、端やネットの情報までも、巧妙に悪い部分は隠され、自分にとって都合の良い部分だけを切り張りして、伝わるものである。

ある程度の地位についている人々の言葉を鵜呑みにしてはいけないという事を本書は教えてくれる。

あなたの周囲にも、フェアプレイを守らない人やルールを捻じ曲げる人がきっといるであろう。ただ、文句を言ってもそのような人々が変わることはない。

ゲームのやり方を理解し、試合する意志さえあれば、あなたは賢く競争し、勝利を手に入れることができる。

本書では、これから直面する可能性がある パワーポリティクス を巧みに切り抜けるコツを多く指南してくれる。

 

【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

 

あなたにとって権力とはなにか。本書は、権力というとてつもない武器を知り、その必要な資質 や あなたがやりたい仕事 や ポストを獲得するためのキャリアへ・アドバイス、権力や影響力をどのように開拓するか、またライバルとどのように戦い、懐柔するかを説き、権力者の影の部分、人はなぜ権力を失うかを丁寧に分析している。

ただ、本書の内容を即実践したとしても、すぐに権力を握ることはできない。結果的に権力を握った人々が、どのように握っていったのかを体系的に知ることができる事を前置きしておきたい。

権力を握ったからこそ、様々な場面で、自身の影響力を行使し、巧妙に悪い部分を隠し、綺麗ごとを含めた仕事での実績や様々な成功談を伝えているのである。

本書は、様々な企業や専門分野で、権力に上り詰めた人が「なぜ、こんなことを言ってくるのか、なぜ、この地位に上り詰め、私たちに影響を与えようとするのか」など、自分とって都合の良い真実の裏側 と 巧妙に隠蔽する本質も知ることができるようになる。

言うなれば、多くの人々を「自分にとって都合良く錯覚させる力」を有することが「権力を持つこと」ともいえる。

あなたが権力を持たない普通の人であれば、権力者に「悪用」されないようにするため、自分を防衛するための処世術を学べる指南書でもある。

 

権力を握るための 7 つの資質

 

【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

 

権力と影響力の獲得に結びつきやすい七つの資質を取り上げておきたい。

1.  決意

何事を成すにも努力と勤勉と根気が必要であり、そのために固い決意をもって、努力を続け、必要とあれば犠牲を払ってでも実行していく。

2.  エネルギー

何事においても、エネルギーは必要である。エネルギーは怒りや満足感と同じく伝染する性質を持つという。エネルギーがあれば達成できる可能性は高まる。また、あなたの上司や取引先などは、あなたがエネルギッシュに働く姿を見せることで、熱意や献身の表れとしてみなせるからである。

3.  ひとつのキャリアに集中

最初に行うことは、一業種あるいは一企業に的を絞ってキャリアを形成する。一つのものに専念すれば、知識も深まり、人脈も築ける。また、ある一つの職務やスキルに的を絞り、自分のポストや職務の中で最も重要なもの、目標達成に欠かせない業務に集中する。

4. 自己省察

自己省察の習慣を持つ。自己省察の習慣は、経験を積むことに相当する。同時に精神を集中し、熟考する訓練のために文章を書く行為も良い内省や省察なしに学習や成長はありえないのである。個人的にブログを書いているのもそうしたためでもある。

5. 自信

自分に自信がなくしっかりと自己主張ができないと、給与だけでなく何事でも不利になりやすい。自信なさげな人は、自信ありげな人にどうしても押されてしまう。仕事において自信を持つ方法は、やはりまずはひとつのキャリアに集中し、専門分野を持ち、その分野をベースに自己主張していく方が現実的である。

6. 共感力

交渉の場面においては、勝ち負けよりも実利を重んじる。多くの場合、お互いに譲歩し合うことで、双方に満足のゆく結果とする。相手の立場を理解して、相手の視点でものを見れるかどうかは、影響力を獲得する上で非常に重要なポイントとなる。

7. 闘争心

職場でのパワハラやセクハラの要因は、加害者側の優位性があるからだ。弱い立場である場合、衝突や争いを避け、簡単に譲歩したり、無理難題を受け入れてしまう。つまり、正しく権力を得る事が出来れば、手強い相手にも堂々と渡り合えることができる。その場合、大半の人々よりも優位に立つことができる。上記、6 つの資質を持つことで、あなたに攻撃してくる相手と渡り合えることができる。

 

権力とは なんともまがまがしいものだが 誰でも簡単に実践できる良書

 

【 権力を握る人の法則 】は 戦略的に処世術を学び 権力を得る方法 と 権力を持つ人々を分析した慧眼書

 

権力を手に入れるという一見まがまがしいテーマを扱った本書であるが、様々な企業組織などの事例を多く掲載しており、あなたがその立場だったら、どのように振舞い、いかに実践していけばいいのかということを常に考えていけば、実生活のなかでも、気づきを得られることが多くなる。

教授が指摘している内容は「誰でもできる簡単な内容」が多く、自分の適性や関心の合ったところではじめ「最適な池 ( 職場や環境 ) を選択すること」から始め、専門分野を持ち、選ばれるためには目立ちなさいとしている。

専門であり、得意分野であれば、多くの場合「出る杭は打たれない」のである。その出る杭と意識的に思われない手法のひとつに「頼みごと」を上手くするという事を説いている。

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頼み事をする際は、必ず相手を褒めることを心掛けることであり、相手の人柄や能力を十分知り、しっかりとそのことを伝え、だからこそ「あなたにしか頼むことができない」と思ってもらうことで、気分をよくする必要があり、そうなれば断られることも少ないという。

また、あなたに権力らしきものがない場合でも「無から有を生み出す」方法論が書かれているが、生きていれば「当たり前のこと」を実践できるかどうかである。

権力というと「難しい」と思う方もいるが、身近な権力の使い方を事例を用いて取り上げている点だけでも、個人的にも大いに参考となった。

あなたの身近で起こる問題、例えば、ご近所での付き合い方 や 仕事での意見や企画の通し方 や 上司との人間関係 や 夫婦生活でのちょっとした小さな問題 など。

あなたの身近な問題を上手く対処するための処世術を学べることから、本書を手に取る価値は大いにある。

参照「権力」を握る人の法則 (日経ビジネス人文庫)



About PG編集:道長

食べる事と寝る事に一生懸命な旅人。 世界は感染症や戦争で混沌としておりますが、平和になったら平和な国を旅をしたいと準備しております。 先代の管理者様より、サイト管理・記事制作を委任しております。 ※現在は写真提供をして頂いております。

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