NOMOS Glashütte:ノモス・グラスヒュッテ 聖地グラスヒュッテからバウハウス精神に基づくデザインで世界を魅了する
1990年、ドイツ時計の聖地であるグラスヒュッテに誕生。ドイツらしい合理的で機能的なバウハウス精神に基づくデザインを特徴とし、いっさいの無駄を排除したノモスの代名詞「タンジェント」を1992年にリリース。この時計は実用性だけでなくアートとしても価値が認められ、ドイツで数々のデザイン賞を受賞した。近年はムーブメントの自社生産にも積極的で、手巻きのNOMOS α、自動巻きのNOMOS εを発表し、4分の3プレートなどのグラスヒュッテ伝統の技法を継承。ヒゲゼンマイも自社で製造するなど、技術力の高さを実証している。参照:腕時計の図鑑
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数が少なくファンを中心に競り合いが多く人気モデルを中心に活発に取引
さて今回は、ドイツの新興時計メーカーのひとつ NOMOS Glashütte ノモス・グラスヒュッテ について取り上げていきたいと思います。
昨今の NOMOS Glashütte ノモス・グラスヒュッテ については、比較的創業歴が浅いというデメリットを バウハウス に基づく機能美とシンプルで優雅なデザインで、アート性の高さを武器にブランドイメージの獲得に成功しています。
ジャーマンプロダクトのなかにあってよりアートに振り切る思い切りの良さを感じます。では、今後が注目されるブランドの相場はどうなっているのでしょうか。
さっそく オークファン で国内相場を見ていきたいと思います。
上記データを見ていくと、約 150,000~280,000円前後と比較的堅調に取引されているようです。
日本国内では今一つ浸透しているわけではありませんが、全体的な数が少なく稀少性のあるブランドであることから、人気モデルが出品されると、ファンを中心に取引されています。
続いて、オークファンプロ で、同ブランドと ジン、ユンハンス、チュチマ、ノモス、モンブラン のドイツブランド 5 選 の国内平均価格との比較データを見ていきます。
最近は、様々なドイツブランドが日本国内で取引されていますが、取引額を見ていくと、SINN ジン が圧倒的な取引額であり、ノモスは比較的少ないようです。
また上記、平均価格のデータを見ていきますと、SINN ジンと良い勝負をしており、価格帯に関しては、遜色のない動きをしています。平均価格が微細ながら上昇しています。
ブランド群のデータがジグザグとなっているのは、流通量が多いわけでなく、市場での中古品の数が少ない事と人気不人気とモデルにより取引額が様々で、安定しているように見えません。
ですが、市場に良い中古品が出てくると、比較的ファンを中心に競り合いが多く、人気モデルを中心に活発に取引されており、ブランド力の強さが分かります。
続いて WatchCharts で、同ブランドの海外を中心とした 国内外の販売データをみていきたいと思います。
統計データによると、海外市場を含めた同ブランドの価格帯は、中古市場で 約 112,000 円から 1,550,000 円の間で販売されており、全体の中央値は約 256,000 円前後のようです。
同ブランドは、主要ドイツブランド 14 社中、4 番目に高価なブランドとデータで示されています。
WatchCharts 統計のブランドデータ 100 ブランド中、33 位と比較的ラグジュアリーブランドで位置づけられているようです。
また上記、各社のマーケットプレイスのデータを見ていきますと、圧倒的にイーベイでの取引が突出しています。同ブランドの供給量はかなり少なく、少量販売にとどまっていますが結構な数が出品されているようです。
同ブランドの課題は、認知度であり、国内外を中心にいかに多くの人に手に取ってもらうか、ブランドを知ってもらう必要があります。
ですが、すでにファンを中心に人気が出てきており、国内外での販売体制を整え、いかにモデルを売っていくか、同ブランドの課題が見えてきます。
バウハウスに基づく機能美とシンプルで優雅なデザインが中心
グラスヒュッテの伝統的な時計作りを継承しつつ高い技術力を示す
NOMOS Glashütte ノモス・グラスヒュッテ は、ドイツの新興時計ブランドのひとつであり、1990年にグラスヒュッテ誕生した創業歴の浅いブランドです。
しかしながら、シンプルで視認性の高いデザインで、着実にブランドの地位を築いているブランドであり、今後登場するモデルに期待が持てるブランドです。
無駄な装飾を排し、徹底的にシンプルに追及したデザインは、バウハウスに基づく高い機能美を獲得しています。実際に実物を見ると非常にシンプルながら美術性も感じられます。
「タンジェント」に関しては、同ブランドの代表的なモデルとして名高く、円と直線、フラットな面のみのデザイン構成で表現されており、バーとアラビア数字の組み合わせで視認性が非常に高く作られています。
また、個性的デザインとなる「チューリッヒワールドタイム」モデルについては、文字盤のデザインに特徴があり、あらゆるブランドにはないデザインが採用されています。
上記写真を見ると分かりますが、日付と各都市が表示されており、設定を行うと各都市の正確な日時が分かる仕様となっています。
新作となる「クラブ ネオマティック 42 デイト」はブルーの文字盤は非常にエレガントに仕上げられており、質感の高いスポーツエレガンスな雰囲気を醸し出しています。
ブランドの広がり方としては、同ブランド日本第一号専門店が表参道ヒルズにオープンすることから、日本国内でも本宅的に販売を開始するようです。
Reference:ドイツ時計【ノモス グラスヒュッテ】が日本第1号の専門店を表参道ヒルズにオープン
ノモス グラスヒュッテブランド全体に言える事は、やはりそのデザインとアート性が良いところであり、華美な装飾を好まないシンプルでエレガントさを求める方には最適と思います。
デメリットとしては、知名度の面が考えられ、ほとんどの人があまり知らない点が挙げられます。
また、販売している国内店舗も少なく、上記の専門店等で実物を確認し、その後、店舗やネットで購入することをオススメします。
ジャーマンブランド全体に言える事ですが、ブランドの課題としては、やはり知名度の獲得が重要となっています。
まずは、将来ブランドを選んでもらう人を出来だけ増やすために、メディアやブランド大使を使った宣伝やスポーツや文化的事業でのスポンサーなどの戦略も必要と思います。
ノモス グラスヒュッテ タンジェント 35 NOMOS GLASHUTTE Tangente 35 手巻き TN1A1W2 正規品 メーカー保証2年付
素材:ステンレススチール/サファイアクリスタルガラス/シースルーバック 直径:35mm、厚さ:6.6mm ダイヤル:亜鉛メッキ、ホワイトシルバーメッキ 針:スチール、青焼き ストラップ ラグ幅:17mm 防水性:3気圧
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