【Φ-GRID STYLE】顧客が集まりブログがキャッシュマシンに変わる際立ったオンライン・コンテンツを作るための 11 の法則

ブログとサイトをつくり運営しているが、収益が思うように得られないという相談

 

 

今回は、自身のECサイトの売り上げと、ブログ情報の充実から広告収入やアフィリエイト関連のASP収入が思うように得られないという相談である。

相談者の目的は、多くのブロガーやサイト運営者にとって共通の悩みと言っていいほど、深刻な内容のひとつであると言えるだろう。ただ、考えてみてほしい。

現在は、あらゆる企業や個人がネットを媒体として、様々な集客対策を行っており、あなた自身が、圧倒的な成果を得られるかと言えば、それは間違いなく無理な相談なのである。

ただ、無理という事を言うのは簡単であるが、成功するひとつの要因を考えていくと、あなた自身が、圧倒的な成果を得たいのであれば、他者と違い「圧倒的に際立った他者が参入しにくいコンテンツ」を扱うことである。

当初、個人的に考えたのは、自分が得意な専門分野で、ニッチな市場を網羅する情報提供型ブログを運営しようと考えた。

そうすれば、将来固定ファンが増えれば増えるほど、興味の対象に特化した情報に関して、実際に会う機会があった場合に、話が弾むと言うのを前回の記事で書いた通りである。

 

ただ、個人のブログの場合、何を取り上げようと、基本的には正解なのだが「より大きな成果」を望んでいる今回の相談では、前回までの話では消化不良なのであろう。

前回は、人間の根源的欲求を上手く取り上げられた内容が、比較的上手くいくと書いたが、その際に「より差別化できる際立つ情報」を提供する場合の法則を取り上げておきたい。

今回は、個人的にも導入している「サイトがキャッシュマシンに変わる際立ったオンライン・コンテンツを作るための 11 のルール」を紹介しておきたい。

今回の内容は、より運営歴が長く、多くの情報を提供してきたからこそ、内容が深く染みる法則となっている。

運営に関しての経験が浅いことや、ブログやサイトを始めたばかりという人にとっては、あまり理解できない可能性はあるだろう。

その場合は、運営の浅い人向けの書籍で勉強し、運営歴を伸ばし、行き詰まりを打破したい場合に、もう一度この記事を参考にしてほしい。

参照している書籍は【お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方―御社のサイトがキャッシュマシンに変わる ニッチ市場 】としている。

優れたコンテンツを作りたいと考えている人で、ご興味のある方は一度熟読してもらいたい。

 

1. 自分が出版社やメディアであることを受け入れる

 

 

コンテンツを作るうえで最も意識すべきことは、自分が出版社やメディアを持っているという認識をするという事である。

こうして私自身が、書いて伝え、読んでいるあなたがこのブログを見ることができるのは、テクノロジーの進化のおかげで、あなたにリーチが容易になったからである。

オンラインでコンテンツを発表する際の障壁はもう存在せず、ブログやサイトなどを持っている段階で、自分が出版社であることを受け入れる必要が生じるのである。

 

2. ブランドを語るストーリーを考え洞察が独創性を刺激する

 

 

自身がブランドを構築する場合、自身がいかにブランドを打ち出すコンテンツを保有しているのか、誰よりも自分のことをよく知らなければならない。

自分のブランドを語るストーリーを考え抜き、コンテンツの隅々まで、自身のブランドとして掲げる使命とその自身の個性に基づき、はっきりとした視点を打ち出す必要がある。

あなたの顧客は、何に悩まされているのか？どんな関心や目標などを持っているのか？何を好み、生活の中で何に役立てようと考えているのか？

あなたが書くコンテンツで、顧客が見て役に立ててもらえたのかどうかを深く考え続け実践することで、コンテンツは初めてブランドとなる。

 

3. あなたを信頼してくれるユーザーに果実を提供し行動を促す

 

 

あなたは、なぜコンテンツを作るのか？あなた自身の金銭的なウェブ上の収益の為だけでは、圧倒的な成果を出すことはできないであろう。

顧客は非常に賢明であり馬鹿ではない。あなたの儲けや趣味に付き合うほどの時間はなく、収益を誇示し、一時的に収益を得ても、長い目で見れば、あなたのブランド力は著しく低下していくであろう。

優れたコンテンツには必ず目的がある。それは、あなたを信頼してくれるユーザーに、役立つための意図を持って生み出さなければならない。

したがって、あなたを信頼してくれるユーザーに、より良い果実を提供し、優れた行動の手助けするコンテンツが、最も強いメディアを生み出し、あなたのブランド力を向上させる。

 

4. 個人ブランドの構築を考え、人間らしい言葉で語る

 

 

あなたを理解し、その元に訪れるユーザーに、理解できる言葉を使って、シンプルに語り掛ける事である。発信者自身の言葉の分からない部外者は、相手にする必要はとくにないのである。

あなたが扱うブランドの使命、価値、哲学が分かる人に、思いやりと感情を込めてアプローチすることである。

機械が話しているように聞こえないように、無機質な情報の羅列を避け、どこにでもある表層的な情報を扱っては他者との差別化は困難である。

あなたは、現在並びに未来の顧客や見込み客と会話しているのだと思い、個人が経験とした「ここだけでしか聞けない」一次的な有益な情報の提供に努めるべきである。

 

5.　情報の再利用ではなく再発想に展開し新しい視点を提示する

 

 

例えば、芸能や小手先の健康などを扱った民間療法など、すでに公に知れた情報のリサイクルは、後知恵にすぎない。

大手検索企業でも、この手の療法 ( 病気関連、歯や眼、健食、糖質制限、育毛や民間ダイエット等) のアルゴリズムの更新を行ったばかりであり、この手の情報は、より専門家が扱う正確性が必要となり、素人が行う情報の再利用は不要となるだろう。

優れたコンテンツは、正確性をもって様々なプラットフォームやフォーマットでも使えるように、最初の段階から考え、応用できるように作り上げておくべきである。

情報の再利用を考えるよりも、再発想できる「きっかけとなる」情報の提供を行い、ユーザーに新しい視点を常に提示することで、初めて優れたコンテンツが生まれる。

 

6.　あなたのファンをヒーローにするために解決に導き、売り込みはしない

 

 

優れたコンテンツは、押し売りはしない。自身を信頼できる貴重な情報源として位置づけ、自然にブランド価値を創出することである。

優れたコンテンツを創出することで、あなたのファンに、知識や情報を提供し、問題を解決する方向に導くことである。

あなたの顧客が、仕事をよりうまくこなすことを助け、彼らの生活を改善する手助けを行うのである。

あなたが得意とする技能やノウハウを公開することで、ある人は、バンドの上達を促し、ある人は、可愛らしい子供を持つ親になるために手助けをする。

要するに、どんな形であれ、あなたの得意な分野で、ユーザーの共感を促し、価値を見出すコンテンツを作り出せば、売り込みをせずとも、金銭以上の収益が発生する。

 

7. 小手先の技術や小説などを執筆する技術ではなく、付加価値の高いブランド力のある自分の物語を語る

 

 

優れたコンテンツは、説教も押し売りも必要はない。あなた自身が発信した情報という製品が、世の中でどう使われるかを見るだけでいいのである。

あなたの顧客の話とその実例を通じ、実践を通じたノウハウをどう使ったかを具体的に示し、それが生活にどんな価値をもたらし、トラブルを解決し、彼らの必要を満たしているかを人間らしい言葉でリアリティを持って伝える。

優れたコンテンツで大事なのは、小手先の技術や小説などを執筆するような技術ではなく、付加価値の高いブランド力のある「他者と差別化された」自分のストーリーを正直に語ることである。

 

8. どこででも手に入るモノを扱わず誰もが手に入れる事の出来ない予想外のコンテンツをつくる

 

 

ショーほど素敵な商売はない。時には、コンテンツに驚きの要素を付け加えることが、シェアを広め、あなたのブランド力や個性を高めることにつながる。

個人的に言えば、生活にありふれた「どこででも手に入る安物」のレビューコンテンツは、誰でも出来る価値の低いコンテンツである限り、時間の無駄となりやすいと考えている。

そこで「誰もが手に入れることができない超高額なアイテムや入手困難な稀少なアイテム」のレビューコンテンツで、予想外を生み出し、ブランド力や個性を高める手法を導入している。

誰でもできない差別化された予想外のコンテンツを打ち出す事が何より重要である。

 

9. キャンプファイアーの火を絶やさない

 

 

うまくできたキャンプファイヤーのように、優れたコンテンツは、人々の交流を促し、オンライン空間であなたと顧客、顧客同士の会話を促進する仕掛けを施すべきである。

コンテンツを作成すればするほど、キャンプファイヤーは、日々大きくなり、その火が消えにくい努力を続けることである。

間違っても、自身のキャンプファイヤーを煽る行為をする人間を近づけてはならない。また自身で煽り、炎上を誘発させる行いは極力避け、安定したアクセスの下で、比較的静かに運営を行うべきである。

キャンプファイヤーは、炎上させることではなく、管理の上に成り立つ自身のファンを灯す炎でなければならない。

 

10. 子育てを行うようにコンテンツに翼と根っこを与える

 

 

この法則は、通常なら子育てに当てはまるものだ。自身の子供 (コンテンツ) にしっかりと地に足をつけるための根 (自己メディア) と、新しい世界を探検するための翼 (ソーシャルプラットフォーム) を与える。

根っこは、しっかりとした自分メディアの独自の視点の上に根付かせ、成長を促進させる必要がある。

どこにでもあり、誰でも書くことができる無価値なコンテンツに、いくら翼をつけて拡散させても、実はたいした意味はないのである。

真に優れたコンテンツであれば、あらゆるソーシャルプラットフォームで共有を促し、遠くまで旅するための翼を与える仕掛けを施そう。

 

11. 拡散メディアを使い分け、自分の得意なメディアのみに一点集中し、強みを活かす

 

 

様々な種類のコンテンツを作り、すべての場所に送り届ける必要はない。多くのプラットフォームを総合的に行う必要はなく、多くは時間の無駄である。

あらゆるプラットフォーム (ブログ、動画サイト、ソーシャルメディアなど) すべてに手を出す必要はない。自身の得意なプラットフォームに特化する。

しかし、この中の複数のことをうまくこなす必要はある。そして少なくとも、このなかのひとつのことは、本当にうまく使いこなす必要がある。

 

結果としての収益という発想で考え、あなたのファンの生活の向上を第一に考える

 

 

上記の内容以外にも、自分なりの様々な法則や信条などが無数にあると思う。

あなたが、比較的導入しやすい法則を見つけたら、その法則に沿って、自分なりの改善を行い、情報の拡充に努めていけば、成功の基礎固めを行うことが可能である。

あなたが好きで、得意な分野であれば「かゆいところにも手が届く」専門性の高いブログやサイトが自然と出来上がり、収益も比較的右肩上がりとなっていくであろう。

ただ、順調と言っても、突如として成長の行き詰まりも経験することになるのだが、その際に助けとなるのが、他者と差別化された優れたコンテンツなのである。

あなたのファンと思われていた人も、年数を経て年を老い、ユーザー層の年齢層も上昇し、リタイアしてくかもしれないし、単純に「飽き」というのを経験し離脱していく。その際、あなたは新しいファンの獲得を迫られる。

 

 

長く固定化されたファンのみで、内輪 ( SNS など) のみを向いてしまうと、井の中の蛙大海を知らずとなり、海 (検索の世界) で泳ぐことすらできなくなるだろう。

無料ブログなどのリンクパワーなどでアクセスを得ても、基本的にプール内での泳ぎと変わらず、海で泳いだ経験のない人が、いきなり泳ぐことは、ほぼ不可能である。

その場合、プールだけで隆盛を誇っていても、被リンクなど分散上の観点から、大手検索企業から審査もされず本当の意味で「村八分の扱い」を受けることになる。

そうならない為にも、早くから海で泳ぐ経験をし、検索してくるユーザーに、その人が必要としている情報を多く含み、価値の高い情報の提供を心がけよう。

他者と差別化された「ニッチで際立った情報」を追求すれば、アクセスも段々と増え、記事作成による効率化も可能となる。

検索を通じて、あなたの情報を求め、アクセスはダムのように増幅され、成功する土壌をつくることができる。

その結果としての収益という発想で考え、あなたのファンの生活の向上を第一に考えるべきであり、広い大海で役立つ灯台のような情報を提供していくべきである。

参照文献：お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方―御社のサイトがキャッシュマシンに変わる ニッチ市場