未だに進化を続けるロレックスを象徴するフラッグシップ
最近のブランドの消費動向としては、コロナ禍の経済では「消費の二極化【参照動画】百貨店が高級品重視 コロナ禍の消費は二極化 (2021年3月31日) ANNnewsCH 」が進行しているという。
即ち格差が拡大し、資産を持っている人はより資産を増やし、資産を持たない人は日々の暮らしにも影響が出ているという。
高級品は相変わらず売れ続けており、資産を持った人々の消費はさらにラグジュアリーブランド品に向かっていくであろう。
高級腕時計においても同様であり、高級(高額品)から売れていくという。今回取り上げるロレックスデイトナはその代表的なモデルと言える。
【参照記事】ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ。資産価値の高い腕時計の特徴とは?
1. 供給量が少ない 2.ラグジュアリースポーツウォッチ 3. 100年後でも使える時計
これら3つの要素が、近年特に資産価値の高い時計の共通点と書かれているが、例えば新たなブランドが、それらのブランド戦略を取っていても、資産価値向上という面では十分とは言えないと思う。
どちらかと言うと、「誰がどうやってそのブランドを評価して価値を決めているか」を考える方が早いのかもしれない。
すなわち、初期のデイトナであれば、1987年に手巻きタイプが製造中止になると、イタリアでの買い占めが起こり、騒動となりそれが世界中に広がった。
ロレックス製造中止は価格高騰という図式はデイトナから始まっており、当初ロレックスブランドにおいては、高い性能を有しながら、1961年のデイトナ登場から人気に火が付くまで、他のスポーツモデル同様まったく人気がなく中古でも安価に購入できた。
と言う事で、それらブランド価値を研究し考える上で「ロレックスデイトナ」は最高のモデルと言えるであろう。
多くの人々を魅了するブランドであるロレックスであるが、昨今の高騰ぶりは目を見張るものがある。
同モデルを初めて見る人にとっては、どのようなラインナップなのか分からないという人が最近では多い。
参考となる書籍はないのかという知人に聞かれた事から、なるほど書籍のひとつでも紹介する方が良いと思い、買い方のコツやビギナーにも分かりやすい解説本を紹介しておきたい。
ゼロからわかるロレックス 3 / 改訂版
出版社 : 交通タイムス社; 改訂版
発売日 : 2020/8/31
ISBN-10 : 486542492X
ISBN-13 : 978-4865424928
全体の構成としては、「歴史と変遷」「品質と性能」「全コレクション攻略ガイド」「初めてのロレックス購入講座」など、ブランドの背景や購入方法などモデルごとの解説を行っている。
2020年8月時点まで再編集した改訂版であり、若干古い ( ロレックスを取り上げるのであれば、2~3ヶ月毎に出すべき ) が去年夏まで今年の値上がり前を知ることができ、軽く過去を知るにはまずまずの書籍である。
お家時間が多くなって自宅で仕事をしている人も多い昨今、ご興味のある方は一度手に取って頂きたい。
Rolex Cosmograph Daytona Green Dial Corporate Color Ref.116508
【相場 Rolex / Japan domestic market】
登場して以降、当初はあまり人気もなく、カカクコムやオークファンなどの各種データを見ているが、約 3,000,000~ 4,000,000 円前後を維持していたが、去年の8月以降倍に値上がりし、その後今年に入り大きく上昇。
データ上では、約 8,700,000 円以上値上がりしており、現在のところ天井を付けて約 10,000,000 円前後を付けて推移している。
続いて Googleショッピング であるが、現在では約 8,000,000~9,000,000 円前後で取引 ( 2021.05 現在 )されており、高騰が続いている。
上記は、ロレックスの他のモデルの平均落札額であるが、全体的に一段階上昇しているのが分かる。
同ブランドの多くのモデルで、年々高くなってきているという印象を受けるが、中古市場でも同様の事象が起きている。
異常な相場が続いているわけだが、しばらくは様子見と言ったところである。
現在は大きく高騰するモデルよりも、比較的安価なモデルを多く狙う方が賢明かもしれない。
発売当初あまり人気のなかったコーポレートカラーモデル
【概要 Rolex / Summary】
コスモグラフ デイトナの登場当初は、コスモグラフとしてオメガのように「 NASA 公式時計」としての採用を目指していたが、ブランドの方向転換を行い「モータースポーツウオッチ」として「デイトナ」と冠して登場。
完全自社製の「クロノグラフ・ムーブメント Cal.4130」を搭載し、ロレックスのフラッグシップモデルとして成功している。
現在はスポーツモデルでありながら、様々な素材の組み合わせを行いバリエーションを増やしており、同モデルもその中のひとつである。
2016 年前後、発売当初は殆ど人気がなかったモデルであるが、出だしの頃中古モデルを安価に入手したのだが、現在は大きく値上がりし、約 8,000,000円前後を付け推移している。
実のところあまり値上がりするとは当初は思わず、保有し続ける事を考えていたのだが、他の新モデルを複数入手 (ひとつより多くのモデルを保有しようと) する為にコレクション整理を行った。
去年まで、黒文字盤などを変更することによって、コーポレートカラーのグリーンに変える人が増えたのか、去年の夏頃に変更の受付が終了。
ロレックスのブランド戦略としては、稀少性を引き上げる戦略を取るだろうと予想し、終了する前に同モデルを保有することで、今後大きく値上がる事がある程度予想出来たわけだ。
もっと何年か後になると思っていたが、相場を見ると今年の 3 月あたりに大きく上昇。値上がりを見て、正規の海外バイヤーにお願いし整理することが出来た。
昔からのロレックスファンとしては、華美な装飾で大きく売価を引き上げ、市場を刺激する急激な相場上昇は歓迎できないが、ロレックスブランド自身が火を付けている限り、中古市場の価格の上昇は続くであろう。
個人的には、安価で安定した相場を維持でき、長くファンに愛される実用的な定番モデルを期待したい。
ただ、同モデルのように「投機色の強いモデル」も業界全体が賑やかになるので、ブランドの中でひとつぐらいは必要かと思う。
ブランド側も転売を行わないようにと注意書きを入れているが、売れば儲かってしまうモデルを矢継ぎ早にラインナップの拡充を行い、出し過ぎるのも良くないとも思う。
現在の相場は異常な状態が続いている。相場が大きく上昇したモデルのみ売却し整理を行っていくが、ロレックスにおいては、全体的に少し様子を見ていきたい。
【過去記事一覧】
【Rolex_ODF】デイトナ アイスブルーダイヤル プラチナ Ref.116506
【Rolex_ODF】コスモグラフ デイトナ DAYTONA Ref.116515LN
【Rolex_ODF】GMTマスターI GMT-MASTER Ref.16700 Pepsi
【Rolex_ODF】エクスプローラー I EXPLORER I Ref.14270
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