LLADRO “TIME FOR REFLECTION” リヤドロ LLADRO 輝く時
140,400 円 (税込)/サイズ(本体):H35×W17×D16cm / 黄色のドレスを着た女性が手すりにもたれて微笑んでいます。リヤドロの代表的な作品です。参照:リヤドロ 公式サイト / 輝く時
リヤドロ・コメルシアルS.A.(Lladró Comercial SA)
リャドロ家の父親は農家であり、フアン、ホセ(スペイン語版)、ビセントのリャドロ三兄弟はバレンシア北部郊外のアルマセラ(スペイン語版)で生まれた。三兄弟はそれぞれ14歳の時にバレンシア州の州都バレンシアの美術学校に入学し、フアンとホセは絵画や陶芸を、ビセントは彫刻を学んだ。1951年、三兄弟はアルマセラにある自宅の中庭に陶器用の旧式窯を設置し、ランプ用の花飾りを製作した。この花飾りが人気を博したため、やがて磁器用の高熱窯を導入し、フランスのセーヴルやドイツのマイセンにも似た花瓶や水差しを製造した。1955年にはバレンシアに販売専門の店を構え、1956年には硬質の白色カオリン磁土を使用した磁器人形(英語版)(フィギュリン)の製造を開始。参照:リヤドロ・コメルシアルS.A.-wiki
リヤドロには人生のワンシーンを切り取るムードがある
リヤドロには人生における大事な場面を映し出す素敵な瞬間を扱った作品が多く、個人的にも好きなブランドである。
ロマンティシズムを映し出す鏡のようにそのシーンを再現するその精密さは多くのファンを獲得しているひとつの要因と思うが、この切ない表情をずっと見続ける事が出来てしまいます。
特定の時代や場所を明示しているわけではなく、誰でも一度は懐かしさと様々な喜怒哀楽を感じる作品が多いのが特徴。この作品もそのひとつである。彼女の部屋の棚に置きたいといい、なるほどコレは良いなと思い、さっそくオークファンを見てみよう。
なるほど。過去多くの同じ作品が出品されており、半額から三分の一まで状態によって違うようである。数万円前後が一番バランスが良さそうである。
本作は、リヤドロの代表的な作品として紹介されているので、手に入れてみてもその代表的なモデル故、保管状態が良ければ、相場も安定しているようだ。
リヤドロの作品はとにかくオークションで多く売られており、そのテーマから考えて購入を検討した方が良いだろう。
また前所有者がどんな状態で使用していたか、非常に壊れやすいモデルなので、通販形式でお願いする場合、厳重な梱包をしてくれる出品者から購入しなければ、難しいだろう。
中古品なので、細かいスレや傷も多く、見えない破損もあり、購入する場合とくに注意が必要なジャンルである。
リヤドロの本質的なテーマを捉えた秀逸な作品
リヤドロの本質的なテーマである「主役は女性」という確信を突いた素直なモデルである事がこの作品を気に入ったところである。
昔からのファンとしての立場から言えば、時に時代や流行、その時の企画に沿って作られる作品が最近のリヤドロでも多く作られ、ある種総合デパートのような雰囲気が出てきており、ファッション志向に振られているのが、ブランドの神格性を削いでいる気がしてならない。そのあたりが心配なブランドである。
過去の廃盤モデルばかり集めている知人を知っているが、古ければ古いほど良いと、約30年前ぐらいの収集に躍起がない。新しいモデルが出る中で、私も含めブランドを作っていく人々にとっては、これは非常に注目する点である。
私たち東洋人から見ても、外国人という雰囲気はあまり感じられず、人種を超えたグローバルでも対応できる秀逸な商品戦略も見て取れます。
どの国でも通用するのが人気の秘訣かもしれません。また顔の表情や花の細工、柔らかな布を表現するのは非常に難しく、熟練の職人技が見事に表現されている。
手すりに腰を下ろし、もたれ掛かり愛しい人に向ける愛らしい顔は、女性の輝く瞬間でもあり、非常にうまくいっている恋愛を彷彿させます。
もしかしたら、お互いの愛情に冷めてそれでも切るに切れない大人の関係を求めるシーンかもしれず、観る人によって様々な想像ができる秀逸な作品である事は間違いはない。