RECARO :ドライビングシートからチャイルドシートまで安全と腰痛予防を掲げたハイブランド

レカロシートの製造元、レカロ社は、1906年に、馬車職人だった創業者ヴィルヘルム・ロイターがロイター・カロッセリエ社として、馬車製造事業で創業。1949年には、ポルシェ・356の1号車を製造。
自動車産業に関わっていたが、1963年には、自動車メーカーが全て組立てを行い完成車を出荷することが当然となり、ロイター・カロッセリエ社は、車体生産部門と内装部門をポルシェに売却、シート製造に専念し、シート専業メーカーとして、それまでの社名の頭文字を採り社名を「レカロ」と改称する。
日本ではアジア・マーケットの拠点として日本法人が設立されており、主な事業として1.国内自動車メーカー向けシート、2.アフターマーケット向けシート、3.チャイルドシート、4.オフィス用事務椅子、5.JRなど鉄道事業者向けシート等の開発や生産、輸入を行っている。参照:レカロ-wiki
ドライビングシートの他にもチャイルドシートの開発に力を入れているブランド
さて気軽に入札に参加して手に入れる事ができるオークション市場ではどうだろうか。オークファンで市場の取引状況をみていこう。
レカロシートで高額な価格がついているのは、NISMO N Attack Package for NISSAN GT-R NISMO のレカロシートである。
すごい価格になっているが、スペア用の未使用のままで置いておいたところが高額な取引となったようである。
その他様々なレカロシートが価格の高い取引を占めている。さすがはシート専業ブランドであるが、ドライビングシートの他に、最近はチャイルドシートにも力を入れており、使う要素がない私でも一度使って赤ちゃんを乗せて運転したいと思った次第である。


「NISMO N Attack Package」はこのプロジェクトの中で生み出された、より強力なダウンフォースを追求した空力パーツを始め、路面のアンジュレーションに富み、且つアップダウンの激しい路面に追従するサスペンション、強力なGの中でも最適なドライビングポジションを確保するフルバケット式シート等の専用装備と、日産車のチューンナップを数多く手がけ、現地でのタイムアタックプロジェクトに参加したメカニックを有する大森ファクトリーとニスモが指定した架装工場での組み付けをパッケージ化、実際にニュルブルクリンクサーキットでタイムアタックに挑んだ車両を忠実に再現する商品です。参照:NISMO|OmoriFactory|NISMO N Attack Package for NISSAN GT-R NISMO

RECARO i-walk CS+/レカロ アイウォーク モデルは、ベビーカーチャイルドシートが一体となった便利なモデル。チャイルドシートは、新生児~12ヶ月頃(適応体重10kg未満)まで使用可能であり、部屋内や飲食店などの外出先でロッキングチェア及びラックとしても使用可能である。
またベビーカーは、単体で首据わり時期(3,4ヶ月)から使用可能で、サドルグリップ付着脱シート・ロゴ入の肩ベルトなどスタイリッシュなデザインである。ベビーカー本体は、約 48ヶ月頃まで使用可能なモデルである。

RECARO Start +i/レカロ スタートプラスアイ モデルは、対象年齢においては、新生児~4才位までで、3点式シートベルトでの固定は非常に強固にサポート。母親の腕の中を想定したつくりであり、ラウンドシェル構造技術で、子供に安心できる空間を実現することに成功している。
RECARO Citylife – The new travel system
アイウォークとスタートプラスアイを見ていると、新品価格 約120,000円程度の予算を見ておきたい。
リセールにおいては、約6~7万円程度といったところである。比較的丁寧に使い、綺麗に清掃を行って、使用上の不具合がない場合、リセールバリューは比較的高い。売却には比較的向いているモデルである。
売却は早期の方が良く、子供に多額の費用が掛かる事の多い時代であり、少しでも投資回収したほうが、経済的には良い結果をもたらす事になるだろう。
それも、高級ブランドゆえの市場結果なので、ブランドを選ぶという事をある程度意識しておく事も購入の前提として、アタマに入れておこう。
ドライビングシートで有名な世界でナンバーワンのシートブランド
1973年に発表された「アイデアルシート」は、その人間工学的なデザインと腰痛予防という整形医学的な要素により、ユーザーの圧倒的な支持を獲得。これにより、レカロシートは現在、ドライビングシートのみならず、世界中でナンバーワンシートとして認められている。
ドライビングシートという比較的過酷で箱体が動き、常に揺れるシーンで要求されるシートは、移動の手段である自動車において、現在でも非常に重要なツールである。
低クラスの自動車に乗ると、そのシートの質の低さは尋常ではなく、少しの遠出で腰を痛めてしまう。
数百キロ程度の走行では、約1.0lクラスの国産自動車を運転すると、数時間で腰を痛めてしまった。これは個人的な話であるが、比較的高速道路で長時間の運転の場合であって、まだ二十代前半の時の話であるので、年齢にはあまり関係なく、腰痛防止におけるシートの質というものを痛感した出来事である。
レカロはそのドライビングシートの開発で培われた技術で、整形医学的アプローチと人間工学に基づきレカロの設計思想を様々な「座る分野」で市場を創造している。
例えば、レカロEXシリーズは、オフィスチェアであるが、オフィスチェアというコンセプトではなく「ワーキングシート」というまったく新しい発想で、背骨をS字に保つランバーサポートをはじめ、きめ細かなサポート機能とアジャスト機能は電動も利用し、「立つように座る」という理想を実現させている。
長時間のオフィスワークを快適にするとともに、腰痛を予防している。
参照文献:趣味のドイツ・ブランド―日本で買える趣味のドイツ製品50ブランドの完全カタログ