【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド

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Bell & Ross ベル&ロス:定番人気の角型軍用時計で独創性を展開する新興ブランド

 

【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド
Reference:Bell&Ross Official Luxury Brand Site / Pintarest user page

 

創業年=1992年 / 創業者=ブルーノ・ベラミッシュ,カルロス・A・ロシロ / 創業地=フランス・パリ:工業デザイナーのブルーノ・ベラミッシュと、銀行など経営畑でキャリアを積んだカルロス・A・ロシロが、自分たちの理想の時計を目指してパリで創業。当初はジンと技術提携し、1998年からは、シャネルとパートナーシップを組むなど、世界規模のブランドに成長。本格的な機能と独自のセンスの融合した製品には定評がある。「ヴィンテージ」(1998年) や 「ジュネバ」(2001年) に続き、2005 年から始まったプロ用航空時計 「BR01」「BR03」 でブレイク。このシリーズには、2007年にダイバーズの「BR02」も加わった。2011 年からは、大戦中の時計をモチーフにした 「ヴィンテージ WW1」と 「ヴィンテージ WW2」 も展開している。参照:腕時計の教科書

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数はあまり多くないが定番人気に支えられ、年々ブランド力が上昇している

 

【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド
Reference:Aucdata

 

学生時代の旧友と理想の時計を創るために創業した良いエピソードに事欠かない「ベル&ロス 」である。時計好きの間では有名なブランドであるが、時計入門者やあまり興味のない人には馴染みがないかもしれない。

上記の図は、オークデータ  を使って、約 5 年間の中古相場のトレンド表を記載しておいたが、徐々に平均落札額が上昇している。

つまりブランド力にとくに問題はなく、リセールの面で大きく崩れていないことが、この事から分かるのである。約5年間で平均は、2倍の価格まで上昇している。

 

【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

さっそくオークファンで見てみると、高額落札されたモノが、約60万円代のセールス記録が見られる。新品価格が数十万円のレンジに集中しているブランドなので、リセールにおいてはまずまずと言ったところである。

このように程度の良いモノは、リセールバリューは高い。ただ何年か経過した使用感のあるモデルは、総じてリセールは高くない。

上記の平均価格帯のデータから分かってくるのは、率の平均は、約25%までで、年々徐々にリセール自体は上昇しているが、まだ若干低い値であるのが伺えるのである。

 

【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド
Reference:Bell&Ross Official Luxury Brand Site / Pintarest user page :Bell&Ross Watch BR 03 92 Black Matte

 

比較的中古市場でも数は少ない方なので、未使用か未使用に近い中古品を手堅く狙うのが、賢い購入法と言えるであろう。個人的に言えば、購入に成功したので、下記 3 に挙げた 「BR 03-92 」 モデルの一部を掲載しておいた。

ブログを見ているファンの業者の方を通じ、比較的安く買えたので、詳しい価格は言えないが、相場よりも安く購入することができた。これも日頃からの付き合いで 「良い時計が出れば伝えて欲しい」 常にアンテナを張っていたのが成功した次第である。

下記は狙っていたモデルのピックアップである。今回は下記3のモデルが狙えたので、ちょっとした喜びであり、経験は少ないながらも、ブログを書いてきて良かったと思う瞬間でもあるのだ。

 

ファンを魅了している新興ブランドが老舗に勝つ戦略は老舗がやらない奇策にあり

 

【Bell&Ross ベル&ロス】軍用時計に洗練さを持ち込みコアな時計ファンを魅了する独創ブランド

 

ブランド力を客観的に見る場合、二次市場から見た方が、一次市場の相場を見るよりも、ブランドの真の力を垣間見ることができる。なぜなら、中古でも欲しいと思わせるだけの力があるかないのか、はっきりと分かりやすいからだ。

仮に一次市場 (新品相場) で、ブランド側が新しいモデルを少しずつ価格上昇させたとして、売っていくとしよう。ただその一次市場で、売れたモデルの中で、数は少ないが手放す人の動きが見られる。

二次市場では、その時の状態で決まることが多いが、大半の場合、ブランドになれない企業は、平均価格は下落していくものなのである。

二次市場で売られる高額なモノは、稀少性のあるもの以外を除いて、ブランド力がモノを言う。そのブランド力が失墜すれば、二次市場に多く出され、中古市場は飽和して、少しづつ価格は下落してくのである。

過去にブランドが築き上げてきた力をダイレクトに理解できるのが、二次市場の魅力であろう。

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さて、投入されるモデルは、戦略的な価格づけと定番モデルの人気で占められる。2005 年から始まったプロ用航空時計 「BR01」「BR03」 がヒットし、その成功作を積み重ねる戦略を展開している。

定番人気モデルについては、比較的お買い得なモデルである。ただ事業展開の仕方は、著名人や富裕層を中心に、高額な時計を通好みの人々に販売する戦略の方が良いのではないかと思うわけだが、高級的なドレス感は希薄である。

どちらかと言うと、特定の分野に特化した専門的モデル (軍用モデル) の投入から高級ラインへシフトする経営と思われるが、ミネタリー的なファッショナブル志向がウケており、万人ウケするような時計ではない。

ブライトリング  も同じような戦略も行っているが、どうしてもブライトリングよりも、若干のチープさは否めない。ただメカニカルなデザインが好きな人にとっては、最良なブランドと言え、同じカテゴリーである 「ミネタリー」 のデザインの捉え方には 「ベル&ロス」 の方がストレートで好感が持てる。

個人的にブランドに望む戦略は、新しい市場もしくは、技術を導入する際に、IoT (モノのインターネット) 分野におけるベースとなるスペシャルティ・ウォッチを提案したい。また、テロ 等様々な社会的問題が増える中で、軍用時計を得意としてきた同社であれば、顧客の防犯や危機を救う面から企画を立ち上げると人気モデルを作りやすい良い着眼点となると思う。

軍関連企業と組み、新技術に関する要所を押さえ、政府公認の製品を提供すると、社会的に必要とされる企業と思われ、相乗効果で新しい顧客に良いブランドイメージを与える事が可能となる。

新興ブランド企業が老舗ブランドに勝つには、時には上記の提案のような 「奇策」 が必要となると思われる。



About PG編集:道長

食べる事と寝る事に一生懸命な旅人。 世界は感染症や戦争で混沌としておりますが、平和になったら平和な国を旅をしたいと準備しております。 先代の管理者様より、サイト管理・記事制作を委任しております。 ※現在は写真提供をして頂いております。

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