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【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話


買い手の変化は見られるがリスクを払っても欲しいと思わせる赤猿のプレミアム化

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

中国切手の未使用同然の相場は、比較的良い相場を形成している。オークションが過去から付けた価格が、適正である条件を前提にすれば、驚異的で高いリセールバリューを誇っている。

中国切手は、まさに中国人のバイヤーにのみ高額に取引されているといっても過言ではない。高額に投機目的の対象として、切手は最適であったのであろう。二次市場での価格高騰の牽引は、まさに業者の転売対象としてうってつけのようである。

何社か買取業者に査定を出してみたが 「本当か」思うほどの驚愕の査定価格だった。高額中国切手の存在などにおいては、現在の人の大半はほとんど知らず、ネットでの数少ない情報のみで記載される程度である。

個人的にも、どのような切手が価値のあるモノなのか、取引するまで知る由もなかったその二次市場では、最近の傾向としては、程度のよくない切手の売れ行きが悪くなってきていると言うのである。要は、買う側の目がさらに肥えてきたのである。

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越境して、わざわざ程度のよくない切手を買う事はリスクが高くなってきた事もあり、国内に流通する中国切手は、さらに質の高いものでなければ、売れない時代が訪れる事となるだろう。

偽物も多く出回り、何がホンモノか偽物かそれが分かるのは、プロの業者か、何枚も保有して見てきた収集家程度である。

その中国切手の中に「赤猿」というものがある。その「赤猿」は、とくに高額に取引される数少ない切手である。ただし条件がつく。

それが程度の良いモノ=未使用・極美品である。では今回も、オークファンで相場データを見ていこう。

 

取引の多くが、約 20 万円程度まで高騰する異常な中古相場

 

新品同然の中古市場の相場は、下値は 約 200,000円代、上値は 約 230,000 円代といったところである。このあたりのデータはまだ比較的安定している。

売買する数が少ない事、程度の良いモデルが日本に多くある事、中国よりも偽物が少なく、日本国内が安定していた80年代に購入された事など、私も含めそうだが、程度の良いモノが日本に多くあるというのが結果的に分かった。

収集していた当時の人間は、これほど高騰するとは思ってはいなかったであろう。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

個人的に調べた原因は、ほとんど蔵に近い倉庫に長年眠っていたののを発見した次第である。親族は、中国切手がある事すら忘れていたが、恐らく日本で出品や買取査定されている人の大半 (私たちのような普通の売り手) が、価値も知らずに、落札されたり、査定されてはじめて分かるというパターンである。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話
Reference:Aucfan Co.,Ltd.

 

高度成長とバブルを謳歌する成金の中国人に向け投機筋で高騰する切手市場

 

中国経済の急激な成長により、富裕層業者が投資及び投機、コレクション目的とされ、また国内で購入して、中国へ出張する際の政府関係者のお土産なんて言うのも業者から聞いた事がある。

中国切手を日本で購入する理由は簡単である。当時の中国では、切手は外貨獲得の手段であり、中国人自体の切手収集を禁止していたからである。

奇妙な話だが、中国国内で自国の切手を保有している人間が極端に少なく、1950年代から日本では切手収集のブームが始まり、中国に外貨を落としながら、中国の切手が日本に大量に流入したのである。

中国が高度成長期に入ると、株・不動産・美術品・切手・洋酒と日本のバブル時代と同じ消費パターンを繰り返しているのである。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

80年代、中国で最初に発行された年賀切手 (庚申年印字)。正式には「年賀切手 T46 申 子猿」である。日本では主に通称で「赤猿」で通りやすい。

発行数は極端に少なく、干支の発祥地でもある中国が始めて年賀切手を発売した事で、売買当初から人気となり、切手ブームの火付け役となり、極端な在庫不足に陥ったようである。

高騰する要因の典型的理由は、いくつか挙げられるが、希少性がどう担保されたかで、これらのコレクション性の高いモデルが高騰するというパターンが、どの分野の商材でも散見される。中国切手「赤猿」は、このパターンに当てはまる。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

ひとつは、発売された当時、販売ノルマを課せられた中国の郵便局員が大量購入した投機話である。

それから約 30 年程度を経て、約 1 億 2.500 万円以上の高値で売れ、生活が一変して、大金持ちとなり、中国全土でニュースとなり、赤猿は誰もが知る切手となる。

ふたつめは、知人の中国人に聞いた話では、オリジナルパターンである「刷版が事故で破損し製造を中止。当初計画していた枚数が激減した事という嘘みたいな話である。

ここからは推測であるが、オリジナルがもう出てこないという事で、エピソードに乗じて、当初から投機筋が値を釣り上げ、高騰する相場を作ったのであろう。この場合、ある銘柄を高値で釣り上げる株式と同じパターンで辻褄が合う。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

流通量が少なすぎると値が釣り上がらないが、値を釣り上げやすい少ないが適度な流通量、配達中に盗まれる噂話、億万長者となった郵便局員の話、干支が掛かった縁起物・国内最初というプレミアム性、そして事故による早期の製造中止と、様々なエピソードが高騰を招く要因を上手く利用されたのであろう。

現在ではホンモノにあやかり、料額印面に斜線を入れ、偽物ですと堂々と商売していることもあり、商魂の逞しさを感じる。

現在のところホンモノの価格は、驚異的に価格高騰しているが、頭打ちの状況が続いており、現状の額面がマックスなのだろう。だが、依然高値で取引されているのは事実である。

 

偽物も多く自ら真贋することは危険 手を出さない方が良いのが中国関連の商材

 

現在では偽物も多く、注意が必要である。個人的にもたまたま保有していたわけであって、昔から保有している人以外、手を出さない方が無難である。

偽物は印刷の質が悪い事、色合い、毛並みの厚さ、字体、目打ちなど相違があるようだが、今回はハッキリとした真贋は分からない。個人的に偽物と比較したことがないからだ。

個人的になぜ「赤猿」や「ボストーク」を多数保有しているかというと、祖父が収集していたからである。収集癖のある祖父は、世界各国 ( 欧州や米国 ) の切手を収集しており、親父も影響されて収集していたので、かなりの中国切手が保存されていた。

当時は価値など分からず、安く手に入る手軽な趣味を単純に楽しんでいたという。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

保有している「赤猿」は、3 枚程度。1枚は、父方の祖母かその兄弟の親族が、仕事で中国に行った際、お土産で買ってきた事。1枚は、昔金券ショップか国内の切手屋か何かで入手した事

最後の 1枚は、テレビの残念賞で、祖父が収集家である事を知り、近所の知人に小遣い程度で譲ってもらった事。約40年前の事なので、ほとんど忘れていたようである。

ボストークに関して言うと、祖父が定期的に購入していたので、これも 3 冊程度保有しており、比較的綺麗なままで収納されていた。

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大半の中国切手が綺麗に揃っている。年式が新しくなるほど、新しく出るシリーズが、次第につまらないと思ったようで、面白みを無くしたようである。

文化大革命から、日中平和友好条約前後、80年初期までの中国切手を多数保有していたようである。何冊かのボストークを時系列に揃え、綺麗に整理して売却したので、驚異的な金額となったが、それはまた続編で取り上げたい

赤猿の件では、状態をチェックして問題がなさそうなので、業者さんにお願いして何社か査定を出してみた。結果は下記である。

比較的上々な結果を得られたが、買取ではなく、落札金額から、予め決めたパーセンテージを買取金額とする取引とした。それの方がフェアな取引ができる。

最近では、査定と真贋だけ依頼し、その後自分で売る事ができるが、そんなことをしては、業者との信頼関係を壊すだけであり、彼らにもメリットを享受してもらいたいと思っている。

 

【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話
【中国切手】文化大革命後に発行された「赤猿」の買取価格と落札相場を調べて売却した結果、投資額より 約 4,300 倍程度で売れてしまった嘘みたいな話

 

約 40 年弱の当時の価格は、約42~45円というので、切手の中でも普通の金額といったところである。売却してみて分かったが、約 4,300 倍の価格で売却できた次第である。内訳はこうである。

 

  • 落札金額:約 220,000円前後
  • 買取金額:約 187,000 円前後 (買取査定額 85%)  
  • 購入金額:42~45円前後  
  • 買取金額:/43.5円(平均)

 

買取相場を見ても分かるが、今回は切手買取専門業者をすべて断り、知人の買取業者にお願いした次第である。

どんなに高く買い取っても、せいぜい約17万円程度までで、約 18 万円以上で買い取ってくれる業者は少ない。融通が利く優れた業者であれば、可能なのであり、そのような業者と長く付き合うべきである。

また、余談であるが、テレビドラマの残念賞の件については、親父に紹介された業者から聞いた話である。

この「赤猿」は「西遊記」の視聴者プレゼントの残念賞であったという。マジかよ」と笑ってしまった次第だが、価値とは時代とともに変わっていく

現在のように、日本との政治的に問題が起こる前、祖父や親父たちは、古代中国ブームがあった際、歴史や文化を勉強したりしていた。

知人の中国並びにアジアなどの貿易関連の人間から、文化大革命前後から、骨董や切手などを暇を見つけては購入していたような人である。

最後は、昔懐かしい「西遊記」の映像で締めくくろう。あっと言う間に、約 40 年ほど昔にタイムスリップできる。当時を知っている人は、ご視聴頂きたい。



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About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。

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