オメガ コンステレーション ダイヤベゼル K18 クォーツ 1367.30
コンステレーション(Constellation )とは英語で星座の意。1952年に発売された。文字盤6時位置にある星と、裏蓋の天文台が目印である。COSCのクロノメーター検定に合格した機械を積んだ高級ラインであり1960年代の日本では高級時計の代表的存在であった。クォーツショック後一時全てクォーツモデルになっていたが最近再び一部自動巻の機械式が発売されるようになっている。参照: コンステレーション:wiki
品のある女性を演出し、華やかな舞台で真価を発揮する高級ドレス仕様のオメガ・コンステレーション
今回は知人の話であるが、約17年前の若かれし時、勢いで購入したモデルである。主な使用目的は、結婚式などやパーティなどに着けていく腕時計を探していたとき、当時の彼氏に購入してもらったというのが経緯である。
相談と言うのは、家庭を持ち、一段落して貴金属の断捨離を始めたときに、買取査定額で、あまり納得いかない内容なので、詳しく聞いていくと、約50,000 円代にしかならないというので、一度持ち帰ってその後、売るかどうかの判断に困ったと言うのである。
さて困ったという事で、オメガ コンステレーションを当時いくらで購入したのかと聞いてみたが、およそ約 480,000 円以上の価格で購入したと言うので、たしかに 「それは安すぎる」 という事がわかった。
結婚式と言っても、一年に何度も出席する事もなく、年に 1.2 回程度であり、個人的には、オメガ コンステレーションモデルは、高級ドレス路線仕様よりも、素っ気のないシンプルなモデルの方が良いだろう。
コンステは、あまりいやらしくなく、誰でもさりげなく使えるモデルの方が普遍性があり、今回のケースのように、普段使いやビジネスシーンまで使えないのがネックでもある。
さっそく「オークファン」で相場を確認していこう。約10年間の取引額を細かく調べていく。上値が約 171,000円、下値が約 145,000円がおおよその相場である。
オメガの相場は比較的安定している相場であり、年代が経とうとも、投資ができる腕時計である。今回のモデルは、約17年前ほどの腕時計なので、それでも価格的には悪くはない。リセールバリューは、約 30~32 %あたりになるだろう。
約10年間の取引相場を通じて、どこまで査定額を引き上げる事ができるか、ザックリと理解できた次第である。
オメガ コンステレーション ミニ ダイヤベゼル K18 レディース クォーツ 1367.30
- 名称:コンステレーション ミニ
- ムーブメント:クォーツ
- 型番;1367.30
- 素材:K18/ステンレススチール(SS)
- ケース: 直径 約 23.0mm
- ベルト: 約 12.0mm
- ベゼル:ダイヤ
- 文字盤:ホワイト
- 腕周: 約 17.0cm
- 新品定価:約 489,000円
さて今回のオメガ・コンステレーションモデルについて簡単にではあるがふれておきたい。コンステレーションモデルは、最高の時計を目指して52年発表、現在でも長期にわたり、オメガブランドの伝統的な中核モデルである。
一時期低迷していたオメガであるが、スウォッチ・グループ の傘下で、スイス時計ブランドを牽引し、グループの中でも巨大メゾンになった。
そんなブランドの中で、デザインコンセプトをダイナミックかつ現代的に表現し続ける定番モデルであるコンステは、オメガの入門機として最適である。
コンステレーション最大の特徴は、デザインコンセプト、すなわち、6 時位置にデザインされた「スター」と、定番の「ダブルイーグル」である。
シックかつシンプルなドルフィン・バンドは、アンティークなモデルに多く施されている。また彫りの入ったホワイト文字盤、ダイヤを散りばめたベゼルなどコンステのドレス路線の基本を押さえている。
通常モデルは、数々の精度発表会において他を圧倒。その真価を見せ続けた、永久カレンダーモデル、2100年まで、調整不要なパーペチュアルカレンダーなどを搭載。
裏面の高精度の象徴としてデザインされている 「天文台のメダリオン」 オメガコンステと一目でわかる定番の水平リンクを装備したブレスレット。ブレスにポイント・ポイントで、K18のゴールド色がワンポイントとして、上手くデザインされている。
ドレス路線に振られたモデルなので、若干重量を感じるが、そんな中でも高級感を漂わせながら、基本的にオメガブランドは、長時間着けていても疲れない。
その装着感の良さと肌触りは心地が良い。女性の手元を最大限美しく見える究極のツールとして、さりげなくだが上手く設計されている。
現状の相場を知り、しっかりと取引に向き合えば、ある程度の査定額は引き出せる
さて最終的に買取査定を上げる際には、複数の見積を取るのが基本である。今回は数社程度査定をしてもらい最終的に、約 127,000円前後で買取に応じてもらった次第である。
上記は、約5年間の平均落札額であるが、約4~6万円がカテゴリー平均である。このデータから見えることで、約 5 万円の買取査定額ではないと言うことがわかってくる。
今回の内訳は、最初の査定額、約 50,000円 / 新品価格 約 489,000円 = 10.2 % から、最高値を付けた業者の査定額、約 127,000円 / 新品価格 約 489,000円 = 25.9 % に引き上げを成功した次第である。
約 77,000 円の引き上げに成功したのだが、ケース・裏蓋・ブレス・バックルなどに細かい傷や汚れがあり、若干リペア (清掃) して査定に出した。
付属品は、箱などがベトが出て劣化していたり、ギャランティーカード系統を箱に入れっぱなしにして、劣化でベトが付いたのでそのまま捨てたりと、悪い条件が重なったが、純正の本体のみの査定額とした場合、まずまずではないかと思っている。
今回は、電池が切れていたので、交換は 約 500 円程度掛かった。買取を条件に知人の業者に特別に安くしてもらった。
普通の時計屋では、約1,000 円~1,500 円程度掛かるのが相場であるが、電池と言えども原価は、約300 円程度なので、器具を持ってきて交換をすれば、約 5~10 分も掛からないのである。
このようにオメガは、ブランドとして華やかに見えるが、その中で落ち着きのある上質なモデルを多数リリースしており、洗練された女性に最適なモデルである。
いつまでも変わらない比較的安心できる高級路線モデルであり、約17年以上経っても、良いリーセルとなり、価格も手頃となってきた。
丁寧な作り込み、機能性、あらゆる華やかなシーンで真価を発揮するだろう。多くの男性諸氏に、手元から注目されるのは間違いはないだろう。
またデート・シーンでも映える万能モデルであり、彼氏や旦那がいる方は、プレゼントとしてお願いしても、最適な選択となるだろう。