基本Data : SEIKO ASTRON セイコー アストロン GPSソーラー チタン
- 型式:7X52-0AA0
- 機能:電波ソーラー / 永久カレンダー / デュアルタイム / Wタイム / Pリザーブ
- 防水:10気圧
- 素材:チタン/セラミック
- ケース径:約 47.0mm
- ベルト長:約 21.0cm (最大)
アストロンはスイス勢も凌駕する高い技術力を搭載した最高級モデル
アストロンという名前は、かなり昔からある定番のモデルである。アストロンが市場投入されたのは、1969年「クォーツ・アストロン」として、世界初のクォーツ腕時計として名実ともに日本時計界を牽引した。
全世界のタイムゾーンに対応し、時差をボタンひとつで理解できる「 GPS・ソーラーウォッチ 」であり、世界最先端の GPS 技術を搭載している。
4 基以上の GPS 衛星から、位置と時刻情報を取得。現在地時刻を表示する。
2014年以降の登場したモデルは、ケースとブレスに超軽量なチタンを採用。傷がつきにくいダイヤシールドを搭載し、ブラッシュアップを図っている。
今回は、中古品で購入した未使用に近いモデルをコレクション整理の為に、再買取してもらった内容を記しておきたい。
あらゆる日本製モデルに多い年式が新しいほど比較的安定した相場

さっそく「オークファン」で相場を確認していこう。上値が約 85,000円、下値が約 70,000円ぐらいになるようだ。同モデルの高額取引を調べていくと、完品であり美品レベルで、しっかりと稼働している事が条件である。動作していないもしくは、付属品・欠品、状態の悪いモデルは、非常に安価で買い取られてしまう。
機能的にはバランスが良いが個々の使用シーンで大きく評価が分かれる
個人的に使ってみた感想であるが、仕事において外での撮影などをする際に、経度・緯度・高度情報を受け、現在地を測位したことで、非常に役立った次第である。
いちばん「これは凄い」と思ったのは、ホエールウォッチングで船上での測位であり、データを取りながら、ホエールウォッチングの撮影をした経験があって、その真価を発揮した。
軽量さも相まり、カメラを持って撮影する際、手首の重さを感じないのは、非常に良いモデルを手にしたなぁと思った瞬間である。
また、これはチョットなと思った瞬間もあり、地下街での受信の悪さが、若干であるが気になり、昔持っていた携帯電話のような状態であった。
GPS 受信能力においても、若干劣る部分があり、少し前のスマートフォンでも数十秒ぐらい掛かり、同モデルも大差がない。
そこまでの高機能を求めていない人にとっては、あまり関係がない話であるが、個人的に気になる点であった。
あと一点は、外装上のスレやキズがつきやすい点もあり、これは要改善であるが、第二世代では 「ダイヤシールド」 を施している。
ビジネスシーン以外のアクティブなシーンで使用する場合、キズやスレがつきやすく、チタンの弱点を完全に改善できないところをどう捉えるかである。
チタンだからしょうがないと見るか、軽量が故に重さを感じないので、長時間使用できる事のメリットを取るか、コストとのバランスで、あなた自身がどう価値を感じるかである。
実用ブランドの強みと人気で比較的中古市場では数も少なく良いモデルが多い
当時最初に購入する際に、リサイクルショップを 3 社ほどまわり、1.2 社は、入り次第内容 (状態等) と価格を教えて欲しいと伝えておいた。
順次入荷され、店頭に置くモデルを見学して、最安値のモデルをリザーブ。
その後、10 回程度まで使用して、再度買取してもらう時に、同じく 3 社ほどまわり、最終的に「いちばん高く買取額を査定」してもらった店頭で売却をした。
個人的な経験としては、購入してもあまり損はなく、比較的実用性のある良いモデルであった事とセイコーのブランド力・技術力の高さを改めて認識した次第である。
買取店自体は、国産の腕時計を強化したい店舗で、 高価買取してもらえるところに買い取ってもらえば良いと思う。
今回は、セイコーブランドの買取強化中という時の価格だったので、比較的良い買取額で買い取ってもらった。
何度も買取してもらっている業者さんであり、購入したブランド品を丁寧に扱い日頃から綺麗に保管しているので、バックグラウンドを知っているが故、高く買い取ってもらう事が実現した。
やはり買取と言えども、人対人の付き合いなので 「人間的に合う人」 に買い取ってもらう方が良いだろう。
査定額を社内査定比率だけを出すなら、誰でもできる話である。
それを理解しながらも、広告費として割り切り、リピーターに繋げる「お得感」が、これからの買取店には必要な条件となってくる。
実際、何度か他のブランド品を今回買取してもらった業者さんから購入しているので、個人的にも満足度は高いのである。