LV ルイ・ヴィトン ジッピー・ウォレット モノグラム
- 型番:M60017
- 価格:90,720
- サイズ(幅x高さxマチ) :19.5 x 10.0 x 2.0 cm
- 素材:モノグラム・キャンバス
- ライニング:グレインカウハイドレザー(皮革の種類:牛革)
- 金具:(色:ゴールド)
- 開閉方式:ファスナー開閉式
- 主な機能:クレジットカード用ポケットx8
- ファスナー式コインケース
- お札やチケット用まち付きコンパートメントx3
- メモやレシート用ポケット・フラットポケットx2
ルイ・ヴィトンのアイコニックな長財布で廃盤の多いヴィトンのモデルの中でも、定番人気を誇るロングセラーモデル「ジッピー・ウォレット」についてちょっとした内容を取り上げておきたい。
8 枚分のクレジットカード用スロットを装備し、スタイリッシュなモデル。現在の最新モデルでは、カード用ポケットが 4 枚追加されて 12 枚のモデルとなっているが、カードをそんなに持っていない人であれば、古いモデルでも機能性は十分である。
ヴィトンが進める整理しやすい機能的なディテールと長財布の王道的なデザインが融合した、都会的なライフスタイルに沿った最適なアイテムである。
今回は、ブログのユーザーでもあり、昔から知る女性と軽く食事に行ったときに、最近財布の調子が悪く、古くなってきたので、新調しようかと迷っているという話となった。
定番人気モデルの相談をするなかで、ではホワイトデーのお返しに、ヴィトンのリペアをしてあげようと話がまとまった次第である。
長財布で汚れや痛みが出るところは主に外装と開閉面である
樹脂加工を施したコーティングキャンバスを使った定番のラインであるモノグラム。ただ、最近ではダミエ柄の方が人気である事から、ダミエ柄の方が、ほぼ年齢問わず男女ともに非常に人気である。
状態としては、いつも使っているが、ファスナーの引っ掛かりという違和感をいつも感じながら使用しており、ファスナー持ち手を引っ張る事で、いつかファスナー接合面とレザー取り合い際面が破れることが予想される。
そこで、ファスナーの滑りをよくするために潤滑剤のシリコンスプレーを使い、ファスナーに塗布しておく。
ファスナー面の引っ掛かりがなくなり、スムーズな開閉を実現することができた。リペア中は、多少油の匂いが充満するが、よく乾かせば匂いも取れ、しばらくすると通常通り使用することができる。
ちなみに、新品でも若干であるが、多少の開閉の重みを持たせることで、剛性を確保しているが、潤滑剤を用いることで、非常に軽く開閉できてしまうので注意が必要である。
ただ、ファスナーが引っ掛かったままの状態を放置するよりも、開閉のしやすさを重視した方が、長持ちする。
次に外装面のリペアをしていこう。ヴィトンのレザーは、樹脂加工を施したコーティングキャンバスである事から、樹脂における加工面に少し研磨を加えると、表層における汚れを除去する事ができる。
手垢が主なのだが、女性の場合、バッグに財布をそのまま突っ込んでしまうため、内部での擦れが多く、見た目が悪くなりやすい。
実のところ財布の収納は、財布用のポケットをつくり収納した方がよく、多くの鞄メーカーはそこまで気が回っていない。
外装面がとくに汚れてザラザラしており、マニュキュアなどの痕跡も見られた。頑固な汚れであり、普通の布材で拭いても取れない。
そこで、グラフファイバー系の粒子の細かい研磨剤で軽く研磨する事とし、表層材を薄く削り、その上をさらにレザーをケアするコーティング溶剤で再保護すれば良い。
上記のようにグラスファイバー材を水分を含ませて塗布し、新品のようにサラサラの肌触りを実現できる。
ルイ・ヴィトン長財布の相場から大よその買取査定額を予想する
では早速、乾燥するまで時間がかかり暇なので、参考程度に「オークファン」を使って落札相場を調べてみよう。
購入した当時は、新品価格の2/3程度で買えたことから、実際の買取査定額は、その約60%位が実際に売却できる金額だろうと思う。
下記データを見ていくと、新品でそのまま転売している業者などが多く、その場合でも高いリセールバリューである。
最近の買取店は、LINE査定 というサービスを導入することが流行りで、早速知り合いである買取店が、その流行りに乗り遅れまいと、LINE査定を始めたと言うことなので、実際にサービスを使い実験してみた。
写真を送り実際に査定してみたが、まあまあの時間が掛かり、返事が送られてきたが、約 36,000 円前後が買取査定額になるようである。
思ったのだが、高価なブランド品や貴金属や美術品を持ち込むユーザーの大半は、私のような年配の人間だと思う。
SNSを使っている若いユーザーを集めても、質の悪い買取品が大半だと思うが、ツールを使う場合、そのユーザー属性を調べてから、導入しているのかといささか疑問である。
それはともかく、リペアを行って自分でオークションやメルカリに出品するか、代行などを通じて販売するか、それとも実際に買取査定をしてもらい買い取ってもらうか、最適な方法選べば良いと思う。
実際に一番良いのは、私のようにリペアを行い、よっぽどの理由がない限り、高級ブランドを最後まで使い続けることが大事である。
価格を調べてちょっと夢中になってしまったが、乾燥が完了したので、最後はレザートリートメントで、滑らかで新品のような輝きに戻す。
少しテカテカになるまで薄く伸ばしながら、レザーに浸透させるように丁寧に塗布していく。専用のスポンジなどで優しく塗りこむように施工する。
最後は、ペーパーで余分なトリートメントを拭き取る。トリートメント前に、汚れが付く場合、少し熱くしたタオルなどで表層を包むように少し蒸らせば、より深く浸透した汚れが浮き出やすくなる。
それを綺麗にふき取ってからトリートメントをはじめると良いだろう。例えるなら理髪店で、ヒゲソリの際、少し熱いタオルで顎周りの肌がしっとりしてからヒゲソリを行う要領と同じである。
また、レザー洗浄の専門家からは、手を使い人肌で塗り込むのがホントは良いと聞いたが、そこまでしなくとも、硬化したレザーを滑らかにすればいいと思う。
トリートメントを拭き取る際に、微細な汚れも一緒に拭き取る事で、さらにキャンバス面が光沢を取り戻してくる。
あらゆる生活シーンで抜群の機能性と保有者の名誉を守るジッピー・ウォレット
ルイ・ヴィトン ジッピー・ウォレット 長財布は非常に人気モデルなので、中古でもよく出回るモデルであるが、その人気ゆえ手に入れるのは容易ではない。
しかし、ある程度相場を知っていれば、どのくらいの予算帯で手に入れる事が可能なのか事前にわかる。
ルイ・ヴィトン ジッピー・ウォレット 長財布は、比較的収納力があり、カードや札・レシート類を気軽に放り込めて便利であり、手頃な価格の割に機能的で、日本人の生活シーンに合わせた設計を施しているのも秀逸なモデルといえる。
預かった財布であるが、裸のままでプレゼントするのも、レディには失礼なので、純正保存箱、純正布袋、紙袋などを知り合いの買取店に行き、中古品を購入。一緒におまけで付属品と共に、ホワイトデーのお返しを行った。
少し前に連絡が来て、一緒に食事でもどうと誘われて軽いノリで行ったが、この結果を狙っていたようであり、最近の女子大生もなかなか賢明でありしたたかである。
なかなかの美人なのに、ただのおじさんを捕まえて、年が一回り以上違うのに誘うのは妙だなと思ったが、きっと閲覧することだろうから、もう意図は理解していると伝えておきたい。
その後、プレゼントをしてみたが、新品のような仕上げで凄くうれしいと言われ、それはそれで、お世辞でもうれしいものである。