年末の大掃除で大人になってもお年玉をもらう機会を自らつくる
年末が近づく昨今、仕事が相変わらす多忙にも関わらず、時間の余裕がない日が続いている管理人ですが、自宅や実家などの大掃除の時期が近づいてきている。
もう一年が経つのかと今年も早いなぁと思う今日この頃である。ただ、年末の大掃除を見方を変えれば、現金化できるいい機会と捉えれば、大掃除をしながら、断捨離することも楽しくなる。
大人にとっては、お年玉を貰う事がなくなり、主にあげる側となっているが、処分品を買取してもらう事で、新たに貰う側として、お年玉を貰える気分が味わえるものである。
そこで今回は、掃除を通じて「要らないもの」を換金した結果、比較的高額買取だった 5 つの分野を紹介しておきたい。
当ブログでも過去様々な案件を紹介したが、興味があり、自分の家で処分を考えている分野について参考にして頂きたい。
1. 欧州系のラグジュアリーブランド
ブランド品は当たり前の話だが、買う場合に高額になる場合が多く、それに応じた中古市場が、どんなブランドにも存在していると思う人が多い。
ところが、高額に買ったにも関わらず、大半の高級ブランドは、二束三文になることが多い。これについては、ブランドの歴史とそのセールス戦略によるところが大きい。
ある新作モデルをリリースしてから、すぐに同じような新品モデルをほぼ並行して、安く売るようになった瞬間から、二次市場でのブランド価値が著しく低下する。
アウトレットという一見魔法に見えるような手法に手を染めた瞬間からブランドの凋落は始まる。目先の利益を追った瞬間から、高級ブランドではなくなり、安売りブランドという価値が認識される。
アウトレットをしないという経営方針を貫いているブランドは、中古市場である程度価値が確立している。そのようなブランドは、高い換金性に適しているのである。
ブランドを選ぶ際、後で売却を考えている場合は、アウトレットをしているブランドを選んではならない。上記は、エルメスのケリーバックだが、少し前になるが、高額で買取してもらった次第である。
エルメスは、約20年ほど前のモデルであっても高額であり、このように、アウトレットのない定番人気ブランドは換金に非常に適している。下記は、関連記事である。
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2. ラグジュアリーブランドの腕時計・貴金属・不要な地金や古銭
次に時計・貴金属など地金も換金に適している。時計においては、腕時計ブランドの時計が良く、ファッションブランドがつくるファッション時計は、あまり換金には適していない。
時計において抜群の換金性を誇るのがロレックスである。ロレックス・ブランドは、約20~30年前にはあまり高くなく、年々価格は高騰しており、資産目的で保有する人も出てきている。
ブランド戦略を着々と行い、高い地位を築き今日に至るブランドは、その人気ぶりから高額買取に繋がりやすいのである。
貴金属においては、ブランドの貴金属はもちろん、金やプラチナであれば、それなりの価格で引き取ってくれ、換金には適しているが、シルバーなどの貴金属は二束三文となりやすいので注意が必要である。
シルバーだからといって、素材だけでは二束三文であり、シルバーを選ぶのであれば、ブランド力の高いものを選ぶのがセオリーである。
やはり王道は、金を使っている事が一番であり、あなたが新しい貴金属を手に入れる場合、金を使った貴金属を保有することを薦める。
売る場合、どんな小さな地金でも、換金率の高いのが金であり、過去購入した金製品は、売却を視野に入れると即現金化が可能となるだろう。
個人的には、金歯や金縁眼鏡や古銭などかなり見つかったので、売却をして、現金に変えることができた。以下は関連記事である。
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3. 欧州系ブランド古酒及びプレミア戦略を展開する日本酒
最近まで家に眠っている古酒は、売れると思っている人が少ないアイテムだったようだが、保有している人も多く、その大半が飲まずに置いているだけという状態が、多くの家庭で散見されていると業者から聞いた。
個人的にも、親族内で大量に洋酒や日本酒を保有していることが分かり、大半が手付かずのままであった。売れるその背景には、買い手の大半が中国人であることも中古価格を高騰させている要因のひとつである。
日本国内で、バブル時代前後に海外旅行中などのお土産で買われた古酒が、経済力をつけた中国人が越境で買うトレンドが続いている。
だが、ブームというのは突然終わるものであり、高く売却できるうちに売却しておく事が大事だと考えている。
ちなみに上記は、レミーマルタン・ルイ13世である。調べるまで分からなかったが、軽く約10万円は超える代物である。
少し前であるが、高額買取がつき売却が完了した次第である。古酒も換金性が非常に高い。下記は、関連記事である。
- レミーマルタン ルイ13世 高額洋酒 ブランデー買取計画を立ててみた
- ビーム グラント・ロコモティブ はシリーズ化し付加価値化を狙ったモデル
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4. ヴィンテージブランドのカメラ
家電について言うと、かなり足の速い商品である事から、使ってしまったその段階からかなり換金率が低い事が特徴的だ。
これは、ゲームについても同じであるが、リリースされた新モデル以外、あまり換金には適していない。
家電についても同じで、売却に適しているのは、未開封で比較的新しいモデルが不要となり売却が必要となった時、換金性が高くなる。
業者と世間話をしたが、忘年会などを通じて、最近は家電を景品とするニーズがあるようで、その際に一定の家電の売却をする人が増え、市場に流れるようである。
カメラについても変わりなく家電とほぼ同じ扱いである。
ヴィンテージカメラで、換金性の高いブランドは少なく、当時それなりに高額であったモデルであっても、投資という観点から考えると、あまり良い結果とならないことが、時を経て証明されている。
強いてあげるなら、高額に換金できるブランドで言えば、ライカ・ニコン・キャノン・その他レアブランドの高額モデル程度であり、大半は二束三文となりやすい。
ただ、他の家電系の製品の中では抜群の換金性を誇る。以下は関連記事である。
- Leica IIIf は約60年以上経っても高額取引されるバルナックライカの完成形
- Leica Ⅱ D2 バルナック型は祖父から譲り受けた高額稀少モデル
- Nikon D70 は初心者がシャッターチャンスに集中する為の練習道具機として最適
- OLYMPUS OM-2 約40年前の黄金期を支え現在でも高額に買取される稀少モデル
- Canon “EOS 60D” 軽量化・スペックをトレードしたバランスの良い全方位モデル
- Nikon”F”640万台は約60年経っても10万円以上する世界を席巻した成功モデル
5. 鉄道模型・ブリキ玩具・最新ゲーム
最近のゲームにおいては、すぐに二次市場で売買が行われ、二世代モデルとなるともはや値段すらつかないモデルも多い。個人的に言うと、ゲームはあまり取り上げていない。
資産としての価値はなく、あまり興味もなく、また親族内での保有が少ないのがその理由であるが、これは他のゲームブログやサイトに譲りたいと考えている。
ただ、昔からある鉄道模型や鉄道関連や愛称板などは、かなり保有していたので、このブログでも取り上げていきたい分野である。
比較的断捨離を行っているが、鉄道関連のアイテムは、かなりの高額買取案件が多く、コレクション性の高いレアモデルは、非常に高く買取価格を提示してもらった事もあり驚いた次第である。
また、アンティーク玩具においても、盛り上がっている市場も多い。実家や親族の家の蔵や倉庫において見つかったアイテムも紹介していきたいとも考えている。
- マッハ模型 阪神電鉄 国道線71型 金魚鉢は稀少性の高い高額買取モデル
- マジンガーZ オークションで高騰するレアモデルを落札する 3 つのコツ
- Robiは近未来を映し出す愛玩ロボット人気を呼び高額取引
- TOYOTA 2000GTの模型はファンに根強い人気シリーズは高額取引
大掃除は絶好の宝探しができるイベントと考えよう
大掃除を通じた断捨離の作業は非常に面白い。当時のブランド価値と現在のブランド価値が、はっきりと数字に出てくるからである。
自宅や実家で所有している倉庫・蔵、クルマの中や駐車場など長期間保有している品物が眠っている可能性が高い。
家も片付きお金も入り、まさに一石二鳥である。個人的にもブログを通じて、長年眠っている品物を紹介しているが、過去の日本は、モノに囲まれた中流以上の生活に憧れを抱いてきた歴史が分かる。
モノを処分し、家の中を整理していくと、不思議な事に貯蓄ができるという嬉しい誤算が得られるようになった次第である。
「よし今後も家の中を整理しよう」と心がけるようになったきっかけを作ったのが下記の書籍である。軽く一読してみると、気づきを得られた。
戦後からの経済成長で経済的に潤い獲得したモノの価値は、時代を経てホンモノの価値が分かるものである。
紹介した 5 つの分野でも、価値があるモノ、価値がなくなったモノと様々である。
あなたが子供であれば、親世代が蓄積してきたモノの片付けを。あなたが高齢の世代であれば、断捨離を兼ねて思い出の整理を。正月を前に家の宝探しを行ってみよう。