中年になり肥満気味の人が最もオシャレができない部位 それがお腹周り
大きく出たお腹周りとの付き合いは、多くの中年の人にとって共通の悩みでもある。腹が張ることによって、生活に様々な支障が出てくる。まず歩くことへの負担、これが大変大きい。歩くときに腹を出して、体が引っ張られるような感覚で歩かなければならず、それだけでもかなり恥ずかしいものである。
また歩くことへの嫌悪感から、比較的座ることが多くなりがちで、長時間座っていると、今度は腰が痛くなってくる。現在、こうしてブログを書いているが、腹が張って腰が痛い状態で執筆している。私も中年の肥満体型で苦しんでいる。
私自身、腹回りとの格闘の日々を長い期間を掛けて過ごしてきた。若い時から肥満気味で、肥満してくるとダイエットを行い、ダイエットに成功すると、長く体型を維持できなくなり、すぐにリバウンドして、肥満に戻り、またダイエットに勤しむ。
体型が変化してくると、ファッションにおけるダメージは半端ではない。まずズボンが入らなくなる。そして上着やシャツがキツくなり、長時間着れなくなってくるものである。
シャツやズボンは、その都度安価なモノに変えれば、比較的対処が可能であるが、問題は、腹回りの重要なアイテム、ベルトについて考える必要に迫られる。
実のところ、そんなにオシャレではないが、ベルトにこだわる必要を感じ、今回はベルトについて取り上げてみたいと思う。
見ない部分になぜそんなブランド品を使うのか?とコストパフォーマンスを気にする人の意見はもっともであるが、私自身も同じことを考えていた。
安いベルトを使っていると、腹回りの圧力に耐えられず、すぐにバックルからベルトがズレて、最終的にちぎれてしまうからである。
そんな事例が 4 件ほどあり、いよいよ良いベルトを手に入れ、張った強固な腹回りとズボンをなんとか収める理想的なベルトを探す必要に迫られたのである。
また、ダイエットをすれば良いではないかと思われるかもしれないが、すぐに出来れば苦労はしない。
ベルトを装着した理想的な姿は、上の写真のように、ベルトを見せて、スマートな体型を見せる為のオシャレアイテムであるが、下の写真のように、腹回りが気になる人はそんなファッションはできない。
多くの人は、シャツなどをアウトさせ、腹回りを見せることができないわけで、それでも多少のオシャレを楽しみたい。
私のように、多くの失敗をしてもらいたくないので、個人的にだが、今まで使ってきた代表的なベルトの比較と、その中で使ってみて最適なモデルと思った内容を記載しておいた。
体型が悪く、誰も見ていないかもしれない。自分だけが楽しむだけのオシャレを追求したいが、高額なブランドを買って失敗したくない。そんな賢明な男性のために、今回は参考になればと思う。
Hermes エルメス コンスタンス Hベルト
若い時に比較的カッコつけたい時に、装着していたモデル。うちの親族の爺さんは、ハイカラな人で、その影響で、Hベルトを愛用していたが、「H」部分のバックルが、腹の肉を挟んでしまい、ついに終了を迎える。
その後買取をしてもらったが、リセールは悪くない数字であった。それは後日記事にしたい。レザーにおいては、他のエルメスレザーと肌触りは同じく、比較的優しい肌触りである。
バックルで止めるシンプルな構造であるが、サイズ増減への対応は比較的低く、私のようにデブになると途端にしんどくなるが、シルエットのおさまり、デザインセンスは抜群である。
GUCCI グッチ インターロッキングGGバックル ベルト
若年から中年に至る前の過渡期の時代に使用していたベルト。座り仕事が多くなり、腹回りがマックスになってきた時に終了したモデルである。
問題は「GG」のバックルの重さとデカさである。ダブルGを組み合わせているデザイン上、どうしても重くなりがちで、「G」は外側に広がりやすく、GGが腹に張り付き、腹下側面からGGの痕が腹についてしまった。
多くのモデルは、リセールに関してはあまり高くなく、使い潰す方が良いだろう。古いレザー面に関しては、素材の統一が図れておらず、様々なモデルで若干違っているが、現在は、素材の統一が図られていて品質は高い。
デザインに関しては、イタリア的というよりも、どちらかというとエスニックや中東風のデザインを感じることができる。
LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン ダミエグラフィット サンチュール LV イニシアル ベルト
仕事が軌道に乗りかけ、多忙となったときに勢いで購入したモデル。ブランド力は抜群で、一目でルイヴィトンと認識できるが、他の人からみると、あまりいい気持ちではなかったようで、仕事で使用すると、嫉妬の的であった。
ただプライベートでは、長く使用し、その際に、ヴィトン特有のレザーの硬化が始まり、腹回りのサイズ増に対応できず、お別れをした次第である。リセールにおいては、メンズの定番「ダミエグラフィット」を選ぶ方が無難であり、もっともスタンダードなモノが高く売れてしまう。
デザイン面に関しては、オーソドックスで、非常に格好良く、ルイヴィトンが好きな方には最適なモデルである。
一度買取してもらったバーバリー・モデルを再び購入し再度使用する
数年間ルイ・ヴィトンを使っている最中に、バーバリーをプレゼントで貰い、一度だけ使用後、買取に出して処分したモデルの説明をしておこう。
さっそく「オークファン」を使って相場データを収集して買取相場をアタマに入れる。バーバリーにおいては、ブラックレーベルモデルが特に男性に人気である。
プレゼントとして貰わなければ、選択の対象にもなっていなかったが、新しい視点が得られたことで、バーバリーの見方が変わったのである。
取引に関しては、約10年検索を駆使して、統計データを記録する。データから導き出された情報によると、相場はあまり変わっていない。
業者の販売代行を使い買取販売を実施。結果的に言うと、約 12,000 円前後で販売、約66%の買取価格、約 8,000円前後で買取をしてもらってからしばらくした後で、非常に後悔したのは、ヴィトンが使えなくなってからである。
その時は、一度目のダイエットを成功させたあとで、体型を維持できると思っていたが、年には勝てず、体型が再びリバウンドしたときに、腰周りの悲鳴が聞こえてきたのだ。
買うときには、高値相場からチェックしておこう。約 15,000円までが高額相場で、あとは使用感により、価格は下がっていくようである。
経験的に言うと、約 10,000 円以下のブランドのベルトは、難有りと考える方がよく、何かしらの問題を抱えている。
それらの状態のモノを慎重に避けながら、再びバーバリーを約11,000 円前後のモノを購入した。なぜまたバーバリーを中古市場で買うのかというと、ライセンサーがライセンス契約を終了し、若干希少価値が上がってきている。
また、比較的安価なブランドながら、品質もよく、ブランドネームもあり、ヴィトン系のハイブランドよりも、嫉妬の対象となりにくく、日本では比較的世間が優しく見てくれるブランドであるからだ。男性がブランドを持つ場合、ブランドの持つ社会的なイメージは特に大事である。
高級メンズブランドを選ぶ基準は、年齢と共に変化に対応できるブランドを選ぶこと
さっそくベルトの仕様を見ていこう。バックルに関してはシンプルなつくりであるが、比較的剛性を感じるつくりである。
多くのブランドでは、ロゴ面が重量をかなり取られるなかで、ロゴをデザインにしていないブランドを選ぶ方が軽量で使いやすい。また、オーソドックスな使い方ができるシンプルなモデルが長く使えることができる。
レザー面に関しては、伸縮性が比較的高く、肌触りはなかなかである。わざわざブランドなど選ばず、もっと安い物でも良いのではと思われるだろうが、バックルの作りの良さから高級ブランドを選ぶ方が無難である。
また高級ブランドでも、バックルは軽量でかつ頑丈な方が良い。なかなか両方を満足できるベルトは少なく、また機能面を満足させても、ブランド力とリセールを満足させることのできるブランドはかなり少なくなる。
今まで約30年以上、多くのブランドベルトを使用してきて、代表的な 3 つのベルトの使用感などを記載してきた。個人的に思うに、メジャーブランドは、メジャーゆえに目立つ必要があること。入門する人が、ひと目でそのブランドと認識できることで、多くのモデルが設計されている。
中年となり、ブランドも大事であるが、自分を引き立てるブランドよりも使いやすいブランド、使い続けていても、変化に対応できるブランドが、もっとも自分に合うブランドであると思っている。
多くの人にとって、身体的な変化でもっとも増減するのは、お腹周りであり、年齢と共に選ぶブランドを変えていく必要がある。その場合、あなたが最適と思うブランドベルトが、バーバリーレザーベルトであれば、ぜひ購入していただきたい。