若い女性へのプレゼントの定番、ティファニーのネックレスは もはや過去の話
長い間”ド”定番でとして不動の地位にあった ティファニーブランド であるが、過去の恋愛でもらったプレゼントに関する話である。女性は、比較的過去の恋愛に対して引きずらず、次のステップに容易に歩き出す事ができる。
物事の切り替えが早い事は良いことであると思う。ただ少しやっかいなのが、比較的高額なプレゼントを貰った後、その処分について悩むことがあるようだ。
有り体に言うと、高額ゆえ捨てるわけにもいかず、かといって誰かにあげる事もできず、タンスの肥やしにするのも気が引ける。
そうなってくると、換金して処分することになるのだが、換金するための現在の市場価格を知らずして、そのまま売り払うのも、業者に足元を見られて 「もったいない」 と思うのは人情である。
多くの男性諸氏は、どのブランドを贈れば良いか、銘柄選びで苦労することから、ある種、その問題から開放される良いブランドであったが、誰もが同じブランドを選ぶとういうことは 「飽きられ廃れるのも早い」のである。
そのようなバブル時代のプレゼントの定番である 「ティファニーを処分をする時期が迫ってきた」 というのを知人の女性からの相談を受けて、売却が完了した次第である。
長らく 「タンスの肥やし」 となっていた過去のプレゼントを処分して、今回結婚することとなった知人の女性への 「結婚資金」 という軍資金の一部を生み出す方法を若干取り上げておきたい。
結婚するのには「カネが掛かる」ものである。その際に、「自身の保有している資産を上手に売り切る方法」 というのを知っておいても損ではない。では、ブランドアクセサリーを売る手法の一部を紹介しておきたい。
貴金属に投資する場合「素材とブランド力」とのバランスを重視する
今回、売却を考えているのは 「ティファニー オープンハート ペンダント ダイヤモンド PT 950」 である。ただのシルバー素材でないと言うことを最初に断っておく。
シルバー素材については、もはや素材的価値はないに等しい。要は大半のシルバー製品とは 「ブランド力だけの価値でありブランドが付けた価格」 となっているということを認識しておくと、売却や購入に関して賢く立ち回ることができる。
またこの手のブランドアクセサリーは 「ブランド料」 が多分に乗っており、売却の場合にも比較的役に立つ。これがノーブランドである場合、その価値を担保するのは、もはや素材的な価値だけとなるのだ。
そうなった場合、購入する時には、リーズナブルに購入できるが、売却する場合に苦労する。というより 「カネを捨てたモノ」 という認識で最初から購入する覚悟がいる。それが何千円といえども、また何百万といえども、価値は素材だけとなるので、注意する必要がある。
ではさっそく 「オークファン 」 で現在の相場をみていこう。最高金額が、約 20 万円までで、平均 約 12~15 万円程度で、推移しているのだが、中古市場でこれだけの価格で売買されるということは、新品で買えば、比較的高額な金額で購入することとなるだろう。
知人の話だと、当時の彼氏が購入に要した金額は、約 90 万円近くをまずは購入資金として準備し、その他諸々の費用を合計して、彼女にプレゼントしたとの事である。
そう考えていくと、平均 約 1/6 程度まで価格は落ち込む事となるが、貴金属の相場通り、普通に購入した金額と言える。この場合、あまりブランド料が反映されていないことであり、このポイントは重要である。
業者が売るオークションでの平均価格が、約 15 万円と仮定して、その他 EC などはそこから大きく上昇させて、新品同然にリフレッシュし、新品よりも、約 7掛~8掛ぐらいで販売するのが手である。
業者の仕入れが、約10~15万円までの範囲であれば、約 6 倍程度までと、コレも辻褄が合ってくるのである。また 「オークデータ 」 の約 5 年間のカテゴリーの平均落札額を分析していくと、買取仕入れ価格は、高くても 約 10 万円まで、平均ラインは、約 8 万円程度と推測される。
オークションで捌く場合、ECや店頭を持っていない業者の場合、約 1~2 割ほど割安になることも考えておく必要がある。
ティファニー オープンハート ネックレス ダイヤモンド PT 950
普遍的な愛のシンボルであるハート型のペンダントであり、ダイヤモンドをあしらったプラチナのネックレスだが、業者さんにお願いをして、店頭とネット販売の両面を依頼して、売買成立後に、取り決めたパーセンテージをもらえるように手配した。
代理販売形式をとっているが、比較的高額な商品や専門性の高い商品などには、向いた手法だと考えている。店頭価格は、約 20 万円弱、ネット販売では、約 1~2 割掛けの価格をつけて販売を試みた。
結果から言うと、約 17 万円前後で店頭で売り切る形となったが、その後取り決めた額が支払われたのは、ちょっと前に払われたようである。その連絡を先日聞いて 「まずは一安心」 と安堵した次第である。
賢い女性は、資金がどのように投資回収され、価値が担保されているか知っておく必要がある
今回は、ティファニー オープンハートモデルを紹介したが、貴金属の売買比率は、他のブランドとさほど変わらないのがお分かりになるであろう。それだけ貴金属のリセールバリューは、あまり良くないのである。
長年使っていても、鉱物資源である限り、簡易的にクリーニングを施せば、新品のような輝きを取り戻せるが、投資する対象としては、勧められたモノではないというのが、二次市場を通じて分かってくるのである。
このブログを長く見ている人には、ご理解頂ける事であろうが 「リセールの大切さ」 はいつも伝えているところである。
また、ブランド力の話であるが、同じ価格帯の下流ブランドである場合、現在の相場よりも、価格が下落する恐れもあり、比較的定番を選ぶ事で、損失を上手く回避することができる。
ただ今回は、テファニーというどちらかと言うと、日本では流行り過ぎたブランドである場合、リセールについてブランド価値という意味では弱い。あなたがプレゼントをもらう女性の場合、恋愛がうまくいかない場合、最悪の事態を想定し、自ら転売する事も考慮する必要がある。
その場合、現在流行りのブランドなどを貰った場合、その処分については苦労が伴うであろう。下手な話、割安でノーブランド扱いのどこにでもあるモデルをもらった場合、男女とも 「安物買いの銭失い」 になりかねない。
貰うのであれば、ド定番でも「ブランド名」が通り、素材の価値が高いモノでなければ、恋愛する価値すら認められないと思われる。男性はそれを見ているがため、ブランド力のある定番で高額なモデルを選びがちである。
その両者の解決法として、高い価値をつけているものを比較的割安で、リーズナブルに拾う方法を知っておくと、賢明な売買ができる。
結婚する前の恋愛を楽しむ女性であれば、市場でのブランドの相場を知っておくと 「何を買ってもらうか」 を選ぶことができる。
また結婚前に、資産効果の高いプレゼントを貰っておくと、今回のケースのように 「イザという時」 に結婚資金の元手の一部を作ることができる。
余談だが、今回の件を通じて、式に招待をされ、ご祝儀は免除されたが、行くかどうかはまだ決めていない。