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【LeicaⅡ】ライカⅡ D2 バルナック型 レンジファインダーカメラは第二次世界大戦中に各国戦地で活躍した秀逸モデル

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ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5

基本 Data:ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5 / LeicaⅡ Ernst Leitz Wetzlar DRP Leitz Elmar Leitz Elmar 1:3.5 f=5cm

 

  • D型:1932~1940頃 / 欧州モデル:Ⅱ型 / 米国モデル:D型 / 日本国内モデル: D+Ⅱ = DⅡ型
  • ブラックペイントタイプ:約 36,900 / クロームタイプ:約 15,000
  • 主な特徴は、距離計を搭載したモデル / ダイヤル:ニッケルメッキ

 

ライカII(Leica II 、Leica D 1932年2月発売。) 1932年春ライプツィヒの見本市で発表された。レンズのピントリングと距離計が連動する連動距離計を装備し、いわゆる「バルナックライカ」の典型的な姿になった最初のモデル。距離計は等倍で、間にファインダーを挟む構造は基線長を長く取れる上にファインダーがレンズの真上近くに来るためパララックスが小さくなる利点があり、この特許でコンタックスIはファインダーの位置をI-5型から変更させられ、ハンザキヤノンはポップアップ式ファインダーで対応し、レオタックスカメラは基線長が短くなる上にパララックスが大きくなることを承知でファインダーを外側とさせられる等他社の追随を困難にした。製造番号は71200から。新型として発売されて間もない頃、当時カメラ技術指導者として高名だった吉川速男がシュミット商会の井上鍾に「今回のライカはD型と呼ぶのですか」と聞き井上が「ライカではII型と呼んでいるようです」と回答したことを受け、後日吉川が雑誌に執筆する際ライカDIIと表記したことからしばらくそのように表記された。

 

参照ライカのレンジファインダーカメラ製品一覧-wiki

 

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ライカ1台あれば家が一軒建てられると言われた時代の希少なモデル

 

ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5

 

泣く子も黙る往年のライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマーである。この佇まいは非常に程よい緊張感が漂うモデルである。現在のデザインにはない、違う洗練さを感じさせるモデルである。いわゆるメカにはあまり強くないが、うちの祖父はこの手の最新のメカニカルなモノを扱う事に長けていた。

祖父の家の近くに古いカメラ屋があり、大小様々なカメラを扱っていた時に偶然手に入れたようである。当時でも高価であっただろうに。

第二次世界大戦中に戦地に同行したモデルのようで、祖父の家のアルバムには戦地での写真や出征中の様子が鮮明に写し出されている。それはともかく今回は偶然にもライカに出会う事が出来たので、単純に嬉しいものである。

時代を経ても思い出深く、色褪せないそのような高級ブランドの”モノ”はあるのである。

さっそく「オークファン」で相場を確認していこう。上値が約 85,000円、下値が約 25,000円ぐらいになるようだ。実際の平均あたりが相場になるだろう。

ライカについても比較的安定した相場であり、ブランドの底堅さを示している。新品のカメラでも機能が追加された最新モデルが出るたびに、前回のモデルの値崩れが早く、カメラの相場は落ちていく一方である。

 

ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5 相場

 

家が買えるぐらいの価格であるのは、ある程度致し方ない。第二次世界大戦もあった事から、高騰した事もあるが、カメラ自体が超高級品という事もあるだろう。

登場年の1932年といえば、日本で言えば、昭和7年にあたる。満州国 が建国宣言した年であり、チャップリン が来日した年であり、その翌日「五・一五事件」で、犬養毅首相が殺害された年であり、ドイツの総選挙でナチス党 が圧勝した時代である激動な時期である。現在、執筆している年は、2015年なので、約 83年前にあたる。かなりの高齢である。

 

1930年代 – 1940年代ごろには「ライカ1台あれば家が一軒建てられる」と言われた。例えばアサヒカメラ1939年11月号に掲載されているライカIIIaクローム+エルマー50mmF3.5の価格は820円、ライカIIIaクローム+ズマール50mmF2は1,200円であった。当時小さな貸家が500円で建てられ、1,000円あれば場所にもよるが東京で土地付き一軒家が購入できた。これには「カメラが高かった」ということだけでなく第二次世界大戦突入によりドイツからの輸入が困難になって価格が高騰した時期であることや、東京の土地が今より格段に安かったという要素もある。

 

ライカの価格-wiki

 

ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5

 

こうしてアンティークカメラを眺めていると、新型のカメラについての悲しさを感じてしまう。現在はスマートフォンにとって変わられているモノになっているので、高級機以外、カメラという概念自体なくなる可能性もあるだろう。そのくらい作っても割の合わない商品となっているようだ。

個人的にも、こうしたアンティークな高級機など特殊な要因でカメラを使うが、普段はスマートフォンのカメラで十分である。

要はカメラについても「好きか嫌いか」になりつつあって、必ず必要なモノとは言えず、このあたりはもはや道楽の方が好む嗜好品というのが現状である。

 

ライカ LeicaⅡ D2 ELMAR エルマー 50mm F3.5

 

ボディはブラックペイント仕上げ。ダイヤル類はニッケルメッキと思われる。使ってみた印象だが、非常に巻き上げが軽快であり、手になじみやすく使いやすい。今の時代なんでもオートであるので、調整を手動でする感覚を取り戻す事が重要である。

距離計を搭載した最初のモデルであるので致し方ないが、非常に小さく使うのが億劫であり、絞り及びシャッタースピードが異様に変えづらい。当時の人々はコレが最新で使いやすかったと考えると技術の進歩をいつも感じてしまう次第である。

フィルム装填についても非常に難しい。何枚か撮ってみたがお見せできるレベルではなく、現像してもダメになったクチである。このあたり私の技術の無さが露呈した結果である。まあ、しかし今回は手動を通じて不便利をあえて買う事は、現在の生活においてあまり経験する事はなく、そういう意味では得がたい体験であった。

だが、設計技術や特許技術は先進的で、考え抜いて作られており、中身を載せ替える事が出来れば、持っていても現在でも十分通じるモデルである。程よい重量感もブレをなくして非常に良い味の写真を楽しむ事の出来る趣のある秀逸なモデルと考える事ができるだろう。

 

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About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。