基本Data:Nikon デジタル一眼レフカメラ D200 ボディ本体
- 型番 : D200
- 型式 : レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
- 有効画素数 : 10.2 mp
- 撮像素子 : 23.6×15.8mmサイズ原色CCD、総画素数10.92mp、DXフォーマット
- 記録画素 : [L] 3872×2592mp、[M]2896×1944p、[S] 1936×1296p
デジタルの正統 写真に注がれる情熱のすべてを表現するために、上質な描写力と操作感を徹底して追い求めました。10.2メガピクセルの高精細かつダイナミックな画像クオリティー。すべての動作を自然かつ快適にこなす高速性能。 そして、細部まで丁寧に造り込まれたボディーには、ニコンの永年にわたる技術の粋と写真への愛情が刻まれています。撮影者の感性を触発する、本格デジタル一眼レフカメラ、ニコンD200。「EISA アワード」受賞。
参照:D200 – デジタル一眼レフカメラ | ニコンイメージング
サブカメラのセグメントを突いた秀逸なモデルD200
F5が登場した以降、ニコンブランドのセグメント状の問題点は、サブカメラのセグメントが存在していない事にあり開発されたモデルである。
すべての機能面、質感や信頼性などにおいて、フラッグシップモデルから最も下位モデルまでの差を埋めるモデルが不在、そこで初期に投入されたモデルがマグネシウムボディのF100モデルである。
これについては個人的にも保有しており、次回紹介しようかと思うが、操作性もほとんど変わらないモデルがヒットする事になる。
D2XとD70sにおける問題点は、プロ専用とカメラに興味のある入門者用という雲泥の差があり、この中間、ヒエラルキーを埋めるモデルの登場が待たれた。
D1桁モデルのフラッグシップモデル的な位置づけを狙ったモデルそれが必要と企業が感じたのかかもしれない。そこで投入されたモデルが中級機のD200である。
スペックはD2Xモデルを踏襲しながら、機能面でブラッシュアップを掛けてきた感のある洗練さがあるモデルである。現在のハイテク機の走りとしてかなり際どいがデジタルカメラとしての性能を十分に保っています。
D200の良いところのひとつは、次回紹介する F100の発売当初の価格とほぼ一緒なところにある。要はF100からスムーズに乗り換えてねというブランドの優しさを感じるところである。
アナログ機からデジタル機にスムーズに乗り換えを考えた時に非常に抵抗感なく使う事が可能になった次第である。
サブカメラのセグメントを突いた秀逸なモデルD200
手になじみやすく適度な重量、シャッター音が軽快であり、安定した感覚で撮影が可能だ。さっそくオークファンを見てみよう。なるほど価格も非常にリーズナブルである。
写真を趣味にしてみようと考えた場合、非常に安定したモデルなので、オススメである。ブランドとの波長が合えば、長く使える愛用モデルとなるだろう。

こうして、いろいろなレンズを組み合わせて使うと楽しさの幅が広がり、D200モデルは、スポーツの撮影でも不自由ない高速連写ができる。
スポーツは観戦中は撮らない事、高機能は不要という人は、D70かD50が良いかもしれない。プロ仕様に近い中級機以上を求めるのであれば、D200が良いであろう。
撮影した画像をチェックしたり、相手に見せたりする時に便利であり、仕事からプライベートまで幅広くカバーするモデルである。また冬や極寒の場所で撮影する場合でも、手袋のままでも扱いやすくなっている。
ボタンの設計を比較的大きく作っているところも、そのようなシーンを想定して設計しているので安心できる。
欠点を言うと、バッテリーの持ちがあまり良くない事が挙げられる。高機能な中級機であるが、幅広く機能面をカバーしているので致し方ないかもしれない。
F100を使ってきたユーザーは、D200でデジタルに変更する方も一部でおられるが、個人的にもその流れである。
約 500枚までは余裕の撮影は可能であるが、それ以上となると予備バッテリーが必要となるシーンが出てくる。公表値はあくまでいちばん良いところを狙って出す数量である。
あくまで個人的な現場で使用していて、500枚ぐらいがひとつの限界と考えて良いだろう。予備バッテリーは必ず必要である。
それでも価格帯から見るとそれぐらいは、多くのブランドでも見られるのであまり気にならない。またメモリーカードは必ず1GB以上を勧めます。あまりここはケチらない方が良いだろう。
道具感がありそれでいてソコソコ高級に見えるが、価格はリーズナブル。初心者の方も中級から始めても気にはならないだろう。逆に高級機を持つと投資に失敗した場合大変である。
そのような意味から今回はニコンのこなれたモデルから入門しても非常に満足感は高いであろう。ただあくまでも自身の腕は自身で向上させる事が前提である。