コニカプレス KONICA PRESS コニオメガ Konica Koni-Omega 1:3.5 f=90mm
かつては子会社のコニカミノルタフォトイメージング株式会社を通じて、カメラやデジタルカメラ、フィルムなど写真関連用品も扱っていたが、2006年3月限りで撤退した。カメラは、旧コニカ、旧ミノルタの歴史を引き継いでいたが、ソニーに引き継がれた。参照:コニカミノルタ-wiki
日本がまだまだ元気で成長を謳歌できた時に花開いた海外向けモデル
古きよき日本がカメラの成長市場のメインストリームにいた時の遺産である。コニカプレス KONICA PRESS コニオメガ Konica Koni-Omega 1:3.5 f=90mm。
日本ではあまり見られない希少なモデルであり、生産の大部分は日本で作られ、主に海外向け(米国等)に売られた。市場投入は、約 1950~1960年代初頭にリリースされ、約1980年初頭まで生産されていたようである。
主戦場のアメリカの方が、コニカプレスの詳細な情報が多い。以下は参照であり、モデルの説明は詳しいので、参照してもらいたい。
Not including the military cameras (e.g., PH-501/PF) the first camera in what would later become the Koni-Omega system was released in 1954, and the Rapid Omega 100 ended production in 1981. Despite having American origins these cameras were produced in Japan for most of their production run. 参照:Koni-Omega | Camerapedia | Fandom powered by Wikia
コレクター向けか修理部品取り向けか非常にマニアックな市場だが取引は活発
さっそくオークファンを見てみよう。比較的高い値段がついている。個人的には面白いモデルと考えており、多くのモデルは修理もしくはオーバーホールが必要である。
現在保有しているユーザー向けの修理部品取り用か、もしくはコレクター向けか市場取引の理由が分かれるモデルであろう。
写真を趣味にしてみようと考えた場合、扱いが難しいと思うが、比較的カメラを使いこなす事ができる人には挑戦しがいのあるモデルである。
個人的に買取依頼をお願いしてみたが、比較的珍しいモデルという事で、約5500円程度の価格がついた。保有しているモデルはジャンク品であったが、マニアの間では、なかなか人気である事がわかった。
ブランドの真価は時を経ても市場を見れば高価格で取引されている
幼少期に親父の実家の近くにカメラ店があり、多くのカメラを見に行った時のモデルである。その後、知人の写真好きの先生が保有していたモデルであり、約30年前ぐらいに譲ってもらったようである。
このようなモデルは、私たち世代が忘れてしまいがちな”手間”と”現在経験できない考え方”を知る事ができる。当時の人々の考え方と方向性を知る事で、新たな価値を再発見をする事ができる。
このような希少なモデルを手にしておく事で、面白いモデルに出会った時に経験が活きるものである。
多くのアンティーク製品やブランド品を触った経験から、間違いなく最新機種よりも手間を食う。手間と苦労をするが、その後に最新機種を使うとなんと簡単な事か、進化の流れをよりよく感じる事ができる。
二次市場で高値で売られているものは確実に希少で、当時高級な名機である場合が多い事から、それらに触れる事から、新しい教養を得る事が可能になるのだ。