Breaking News
Home / European Brand / 【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について
【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

Digg にシェア
Pocket

ファッション、ジュエリー、ステータス 腕時計のタイプモデルの違いを把握しておく

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

腕時計を購入を考える場合に、自分がどのタイプを選べば良いかという事であるが、時計産業におけるブランド数というのは非常に多く、選ぶのも一苦労である。

このブログでは、腕時計ブランドのリストを少しづつ作成しているが、今回 5 つのブランドについて、現在投入された新しいモデルの戦略とそのブランドの基本戦略を交えて少し記載しておきたい。

腕時計ブランドを知らない人から見れば、何が何だか分からない状態であり、今回は、ファッション時計、ジュエリー時計、ステータス時計などの分野にまたがりブランドを取り上げている。

分野が違うのは、そのブランドが何を最初に扱ったかを考えれば分かりやすい。つまり、ヴィトン・シャネル・エルメスは 「ファッション」 カルティエは 「ジュエリー」 ロレックスは 「ステータス」 の分野にザックリと分けられる。

腕時計のブランドというのは、非常に参入が多く、混戦している市場であり、購入を考えている場合、その属する分野を知っておく必要がある

また内容に関しては、記事を読まれている方のなかで、「そこは違うだろ」 という方もおられるものと考えられるが、それは あまり堅苦しく考える必要もなく、ザックリと現状を理解する目的 を以て書いているのをご容赦願いたい。

AdSense




 

【エルメス】 コラボ戦略によりラグジュアリーファッション志向を打ち出す戦略

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

自社で投入する時計については、過去より定番人気モデルを多数出してきたが、ある程度のハイテク化に関しては、お互いの得意分野を尊重する戦略を取っている。

Apple Watch Hermès  においてもその好例で、本体はアップル、ベルトはエルメスとその役割分担を見事に行っている。エルメスのお家芸たる品質の高いレザーを提供する試みは、ライカとのコラボ  でも実現している。

多くのブランドは自分の名を関したモデルを投入するのが多い中、お互いの得意分野を尊重して伸ばすという巧みなコラボレーション戦略 はさすがと言える。お互いが、ラグジュアリーブランドでなければ、このやり方はなかなかできるものではない。

 

 

【カルティエ】 定番の復活と人気モデルのドレス路線を正常進化する戦略

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

カルティエは宝石商から始まったブランドだけあり、腕時計との親和性は、非常に高いブランドである。【カルティエ ミニタンク ディヴァン クロコベルト 】 でも取り上げたが、四角を基本的にしたデザインは好きである。

時計分野で頭角を現しはじめるのが、 1904年に、世界初の本格時計「サントス」を市場に投入したときからである。

歴史を積み重ねることで、専門の時計ブランドに勝るとも劣らない技術力を着々と磨いてきている。定番の「カリブル ドゥ カルティエ ウォッチ」は、自社ムーブまで搭載するようになっている。もはや専門ブランドと同水準と言っても良いだろう。

最近では 「パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ 」 現代版に進化したモデルを投入したりと、ジュエリーとしての存在感、腕時計としての価値の高さも際立ってきている。顧客から見れば、非常に正統なブランド戦略である。

 

 

【ルイ・ヴィトン】 ブランド力をベースにハイテク化に舵を切った戦略

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

今回取り上げたブランドの中でいちばん驚いたのは 「ルイ・ヴィトン タンブール ホライゾン 」 のスマートウオッチ市場への参入である。

前回 【ルイ・ヴィトン:新規参入の腕時計に秘めた超一流のエスプリで他のブランドに果敢に攻める 】 で勝負のできる分野を探してもらいたいと期待を込めたが、どのラグジュアリーブランドも参入していない分野を攻めるという新しいカテゴリーの創造を決意したようである。

デザインについては、2002年の 「タンブール 」 の正常進化モデルといった佇まいであるが、中の機能面は一新されているようである。Android Wearを使ったスマートウォッチであり、電話・カウントダウンタイマー・天気情報・歩数計・Eメールの着信通知など iPhoneとも連動可能になっている。

旅への機能面は充実していて、フライト時刻・着陸までの残り時間を教える 「マイ・フライト」 観光地のホテルやレストランなど教えてくれる 「シティ・ガイド」 機能も搭載されている。

価格面についてが、戦略的な価格設定がなされている。前回 2002 年の 「タンブール 」 では、約 115 万円前後していたが、約 30~40 万円までのレンジで、リーズナブルに押さえ込まれている。

他のラグジュアリーブランドが参入していないスマートウオッチ市場への挑戦は成功するのか期待したい。

 

 

【シャネル】 奇抜なアイデアの提案と定番のドレス路線を進化させる戦略

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

今回いちばん評価が分かれるであろうラグジュアリーブランドがシャネルの戦略であろう。奇抜なアイデアの提案における発信力は恐らくどのラグジュアリーブランドのなかでも突出している。

あくまでもファッションブランドとしての哲学を打ち出しているのが潔良い。セラミック時計の独自スタイルは健全で、過剰に装飾的であったファッション界にシンプルでエレガントな概念を持ち込んだ先駆者でもある。

最近ではチタンへの素材の採用、ホワイトセラミックモデルの奇抜な企画など、よりファッション志向に振られている。好き嫌いはあるが、腕元をラグジュアリーに演出したいユーザーにとっては最適なモデルと思う。

 

 

【ロレックス】不動の人気をベースにフルライン化と高級路線に突き進む戦略

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

ブランドで言えば、中堅どころというポジションながら、驚異的な成功を遂げた「ブランドのお手本」のようなラグジュアリーブランドである。

創業当初こそ苦戦を強いられたが、1950年代に市場に投入された新開発のスポーツモデルが、すべて世界的人気モデルとなり、不動の地位を築いてきた。年々着実な正常進化を行い、技術力を磨き上げてきた。

前回取り上げた 【 Rolex ロレックス エクスプローラーI はビジネスからスポーツシーンで活躍できる安価でシンプルなオイスター入門機モデル 】 であるが、シンプルなエクスプローラーは、個人的にも好きなモデルである。

また巧みなマーケティング戦略も教科書のような間違えのないような戦略を長期に渡り貫徹している点で、アンティーク市場でも高価に流通しており、中古市場でも非常に資産価値の高いブランドでもあり、換金性は抜群である。

どの危機的社会情勢でも、価格が維持され、並行が正規を上回る驚異的なプレミアム価格を維持できたのはロレックスだけである。

このブランドは、創業初期より、不思議な霊気と神秘性があり、保有する多くのユーザーを惚れさせる「何か」をこのブランドは長年理解 しており、それをいまだに武器としている。

 

 

現在のトレンドであるハイテク・ドレス高額化路線を追う必要があるのかどうか

 

おおまかであるが選択基準たるカテゴリーについて語ってきたが、あなたが選択する場合、それが「ファッション」なのか「ジュエリー」なのか「ステータス」なのかで大きく基準が変わってくる。

リセールを考える場合では 「ステータス」 ブランドの方が良いが、コストがその分割高である。「ジュエリー」に関して言うと、これも本体に付属する材料である素材や石などで価格が大きく上昇する。

「ファッション」に関しては内部の機械は、他社製が多く、時計本体の価値はあまり良くない。リセールに関してもいい結果にはなりにくい。そのような基本的な条件を前提に、腕時計選びを行うと 「新しい視点」 をもって選択が出来るであろう。

多くの腕時計ブランドが、独自の戦略を打ち出しているが、共通する戦略の多くがドレス路線である。また、ハイテクへの憧れも一方で抱いている多くのラグジュアリーブランドも散見される。

原点を見つめながら、時代と共に洗練させていく必要のある腕時計ブランドは 「時間を見る」 というだけの機能への寿命をいかに無くすかを問われている。

腕時計が市場に初めて投入されたとき、多くの潜在的顧客の創造をもってブランドは成長への軌跡を辿るが、どこでも時間を把握できる現在、時計としての価値を今一度考え直す局面にきている。

過去の成功作を積み上げながら、技術力を向上させ、高級にみせるデザイン面などを洗練し、素材にこだわり高機能満載で、価格を上昇していく 「ドレス路線と復刻への戦略」 は、一見良さそうに見える戦略であるが、それも何度も通用しない戦略である。

 

【ラグジュアリーブランド戦略】高級腕時計 5 大人気ブランド選びの基準とそのブランド戦略について

 

ヴィトンは新しいカテゴリーの創造に舵を切ってきたが、新規参入するブランドは、カテゴリーの創造は難しく苦戦を強いられるであろう。恐らくヴィトンもその事を承知しており、ヴィトン自体も後発参入を自覚しているからこそ、機構を安価に調達することによって、戦略的価格設定で、大きく冒険する戦略を取ったと思われる。

ヴィトンのブランド力であれば、エルメスと同じようなコラボレーション戦略を取ればよく、無難な戦略として、ステークホルダーには安心を与えることもできただろう。ただそれをしなかったのは、新しい層のユーザーの獲得を優先したのかもしれない。

煮詰まっているブランド全体に言える基本戦略としては 「人は何のために時計を持つのかという視点」 を今一度考えた方が良い。現在でも特定の分野においては腕時計は非常に重要である。

ロレックスが腕時計市場に参入した初期に行っていた戦略は、現在でも非常に理に叶っている。ここまで言って理解される方は、もはや業界の人かブランド担当者しかいないと思う。

そこまで細分化するぐらいモデルを絞り込んでも、いまでは問題なくその絞り込まれたユーザー層に熱烈に歓迎される。まずは、コアなユーザーに熱狂を与えてみてはどうだろうか。

AdSense




 

【超高級ブランド】 腕時計界 の レジェンド 13 のラグジュアリー ブランド

ジラール・ペルゴ:時計製造の伝統を知り尽くす老舗 ケリング下でグローバル展開に邁進
カルティエ:メンズウォッチの歴史を拓いた現在リシュモングループの盟主
オフィチーネ・パネライ:特殊潜水部隊を支えた伝説の時計から R グループ下で真価を発揮する
IWC:時計の歴史に名を残す名機を数多く開発 リシュモングループ下で真価を発揮
ヴァシュロン・コンスタンタン:260年近くの歴史を持つ老舗であり世界三大高級ブランド
オメガ:輝かしい栄光が示すスイス時計界代表であり周到なブランド戦略が光る
ロレックス:最高峰の実用時計を開発し続け即完売し高値で売れ続ける人気高級ブランド
ブライトリング:プロの計器を手掛ける航空時計の雄は秀逸なブランド
オーデマピゲ:常識を打ち破る傑作を数多く輩出する世界三大高級ブランド
パテック・フィリップ:歴史的名品を手掛ける時計界の王者であり世界三大高級ブランド
ゼニス:時計界の名機を生んだマニュファクチュールはLVMH内で攻勢をはかる
タグ・ホイヤー:堅実さと大胆さを合わせ持つ名門ブランドはLVMH内で攻勢をはかる
ジャガー・ルクルト:マニュファクチュールを貫く発明特許でリシュモン下で真価を発揮する

【時計ブランド人気記事】

オメガ スピードマスター 3210.50 はボーナスでも十分買える優秀なビジネスマンのマストアイテム
オメガ スピードマスター 351050 メンズクロノグラフは精力的なビジネスマンに最適なモデル
オメガ コンステレーション 1552.30 はビジネスからカジュアルまで広く使える定番モデル
タグ・ホイヤー セルシリーズ  クオーツ 200M はユニセックスで使える安価で最適なモデル
セクター SGE650 クロノクォーツは高級かつリーズナブルで若手ビジネスマンに最適なモデル
ブライトリング クロノ スーパーオーシャンは時計好きマニアなビジネスマンに最適なモデル
ティソ クォーツ T362/462  新社会人には最適なリーズナブルながらも高級感溢れるモデル
インビクタ プロダイバー 8926OB 低価格時計でも侮れないモデル
セイコーライナー ダイアショック  23石 薄型設計の限界に成功した国産アンティーク高級モデル



【参照文献】  腕時計の教科書 / 腕時計大全

 
Digg にシェア
Pocket

About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。

Check Also

【LOUIS VUITTON】ルイ・ヴィトン ダミエ:高価格だが丈夫で長持ちブランド長財布メンズセレクト 5 つのモデル

【LOUIS VUITTON】ルイ・ヴィトン ダミエ:高価格だが丈夫で長持ちブランド長財布メンズセレクト 5 つのモデル

いつの時代でも定番の人気を誇る ...