オメガ スピードマスターは、ビジネスマンが着けると優秀でデキる男を簡易に演出できる
スピードマスターの原型は「シーマスター」に手巻きのキャリバー321を搭載した「シーマスター・クロノグラフ」であり、裏蓋のシーホースにその名残を伺うことができる。57年に「スピードマスター」となった。アメリカ航空宇宙局採用を機に66年「スピードマスター・プロフェッショナル」と改名し、68年には機械がキャリバー861に変更された。97年には機械がキャリバー1861に変更され、現在でも市販されている。堅固なモデルとして知られるが、多重ケースによってショックを吸収できることと、自動巻き機構や日付表示が搭載されない等クロノグラフとしては機構が非常にシンプルであることによると考えられる。無重力状態でガラスが破損し空間に破片が飛び散ることを防ぐためにプラスティック製の防風を採用している。防風がプラスティック製であることと、竜頭とプッシュの構造上、防水性はほとんど期待できない。近年100m防水となっているブロード・アローも同様である。機械はアルベール・ピゲ設計のヌーベル・レマニア製。後にエタ製またはフレデリック・ピゲ製自動巻きムーブメントが搭載され「プロフェッショナル」より一回り小振りな「スピードマスター・オートマチック」が追加された。参照:スピードマスター:wiki
ブランド品の売却計画を考える場合、買取業者にするか代行会社にするか自己で売買するか
今回は、オメガスピードマスターを売却しようと計画し、その売却が完了した次第である。売却を検討する場合、自分で売買を実践して、最後まで自己で完結するか、または、オークション代行会社を通じて、売却を委任して、後で報酬を比率に応じて山分けするか、はたまた売却をしてしまい、買取業者に転売してもらうかである。
そこで便利なツールであるヤフーオークションの統計・落札データ分析ツール 【aucdata】 を使う。これを見ると直近のデータ分析、自分なりの仮設を立てる事が可能である。
これを見ていくと、ストアの割合が高く、個人参入は若干低い。ストアの即決が高く、個人の入札が多い。
つまりは、自分で出品するよりも、買取業者に買い取ってもらい、買取業者が出品し、個人に高く売ってもらう方が、高い売却額を計上できるということかと推測される。
ブランド品において、個人出品物はメンテナンスや状態がはっきりせず、保証や真贋の分からない高額なモデルは、業者から買う方が安心感があることが数字で証明されている。
また経験してわかったが、代行業者は、写真撮影だけは上手いが、個々の商品詳細においては、素人同然の事が多い。
なぜならスタッフの大半は、オークションのテクニックだけはあるが、個々の商品についての基本的な知識と正しいメンテンス知識がほとんどないからである。
正社員採用ではなくアルバイトを多用し、テクニックだけの流れ作業で出品しているに過ぎず、こちらが狙っている価格になることが少なく、クオリティーの割に手数料もそんなに安くはない。
また詳細をつくるという新しいサービスを提供しているが、手数料の割合がべらぼうに高く、それであれば買取業者にお願いする方が、高い換金性と時間と手間を節約できてしまう。
代行会社は、なんでも扱うがゆえ、商品知識やメンテナンスに疎く、詳細のクオリティーを上げると割高という弱点を抱えているのである。
ということで、今回は買取業者のほうに、見積をお願いして売却が完了した次第である。その前に相場の確認をしておく必要があるので、さっそく「オークファン」で相場を確認していこう。
上値が約 220,000円、下値が約 190,000円ぐらいになるようだ。オメガの相場は比較的安定している相場であり、安心して投資ができる時計である。
ということで、今回は買取業者のほうに、見積をお願いして売却が完了した次第である。買取価格から言うと、約 133,000円の買取価格で買取してもらったわけである。約 19~20 万円前後で売却できると業者は踏んだようである。
買取業者は多くは、私たちエンドユーザーが参加できない業者間オークション市場も存在する。また店頭での販売もできることもあり、さらに高値をつける事も可能である。
このあたりは、個人の出品やオークション代行会社ができない領域である。オーションシステムを使っただけの代行だからな。
この場合は、業者の流通や販売力を利用させてもらう方が賢いということである。比較的状態の良い事、使っていた期間が短い事、メンテナンスがいらずで、正常に可動しており、傷や汚れもほとんどない事が買取価格を大きく上昇させた次第である。
日頃から装着して帰ってきたら、クリーニングをこまめに行う事で、汚れを落としておくとさらに良い状態を保つ事ができる。
時計ケースに収納しておくことは絶対である。傷やホコリがつかないようにする時計ケースは必ずひとつは持っておく事が大事である。
今回の売却したスピードマスターも、買取業者が売却できる価格の少し上で購入したので、リース料と考えると非常に安価である。
何度か使用して、1 年程度使い続けたので、非常に満足度は高い。売却資金は、次回購入するブランド時計の頭金に使えるので非常に良い時代になったと思っている。
時計のカルテに沿って現在の状態を軽くチェックしておく
❶ 精度テストで日差などを確認
ある時間を決めて、時計を秒単位まで正確にセット。24時間後の決めた時間で、秒針が何秒ズレているか簡易的に1日の精度誤差を測定しておく。誤差が通常の範囲を逸脱する秒数に問題がある場合、油切れやサビなど機械トラブルの可能性が高いので、すぐにブランドのメンテ部門に相談するほうが良いだろう。
❷ 傷やサビの簡易チェック
普段は見えにくいディテールなど、ケアしきれていない汚れ・傷・サビがないかなどルーペなどを使って詳細に確認する。特にサビを放置すると、広く深く浸透してしまうので早期の対処で大きく変わってくる。
❸ 操作感の簡易的なテスト
リューズやプッシュボタン、回転ベゼルなど時計の各種装置は、実際に動かしてみて重さや固さ、異音は発生していないかをチェック。特にリューズは繊細で傷みやすいので、グラつきや緩みがないかも軽くチェックしておく。
繊細で精密な構造を持つ時計は、故障やトラブルを抱えやすく、未然の火の用心が肝要になってくるのである。故障やトラブルを未然に防ぐ方法は、自分の時計の現状を正しく理解して、些細な変化や予兆も決して見逃さない事である。
定期的に点検を行う事で非常に良い状態を保つ事ができる。写真では外したばかりなので指紋が多くついていますね。
あとで綺麗に拭き取っておいた。またバックル周辺も丹念にチェックして傷・汚れなどがないかを詳細にチェックしておく。この簡易的チェックが後々の売却の場合に重要になってくるのである。
資料参照:時計の教科書より一部抜粋
オーバーホールの内容・料金・期間の目安から考え売却を検討する
オメガオーバーホールのおおよその目安は、現行キャリバーは、クオーツで約 3万8880円~、機械式で約 4万3200円~である。
オールドキャリバーになると、さらに上がり、クオーツで約 4万8600円~、機械式で約 5万2920円~がベーシックな金額である。他にオーバーホール箇所があれば、別途料金が掛かる。
オーバーホールの内容は、ムーブメントの分解洗浄・注油・調整、裏蓋のパッキン、リューズパッキン交換(必要な場合のみ)ケース&ブレスのポリッシング&洗浄、防水・精度テスト機能・外観最終点検などである。
納期は約 3週間が、もっとも短く、長くて約 4週間程度になる。これが、オメガお客様センターが出しているオーバーホールの内容・料金、期間の目安である。
オメガ スピードマスター 3210.50 はボーナスでも十分買える優秀なビジネスマンのマストアイテム
スピードマスター オーバーホールは、比較的高額になる事が予想される。
高級時計は、その高い売価、オーバーホール費用から、不具合が出る前に売却するのがセオリーである。
比較的故障の多い高級時計は、メンテナンスや修理においても非常に高額につくブランドが多く、放置したり、日々のメンテナンスができない場合、すぐに売却を検討する方が賢い。
デリケートなモデルも多く、何かの拍子にぶつけたり、落としたりすると、機械は非常にデリケートなわけであり「使わなくなったら即売却」をする事で、高い売却益を獲得することが可能になるだろう。