Rolex EXPLORER II Ref.216570
【Rolex EXPLORER II Ref.216570 基本仕様】
素材:ステンレス
ケース:42mm
風防:サファイアクリスタル
文字盤:ブラック
重量:約160g
防水:100m
ブレス:オイスター
ベゼル:24時間
ムーブメント:自動巻 クロノメーター
キャリバー:Cal.3187
パワーリザーブ:48時間
機能:GMT機能/デイト表示
購入価格(当時):約 780,000円前後
相場は堅実な様子が見られるが、ジワジワ高騰しているのがわかる
旧型(Ref.16570)から大きく正常進化を果たした正統派・新世代の探検時計として、定番モデル「エクスプローラー II Ref.216570」である。
ロレックスブランドのなかで、第三の選択肢として、もっとも人気のあるモデルとして市場では取引されている。
入手した当時、新型モデルの国内正規価格は、約 830,000 円前後、並行相場で約 790,000 円前後となっていた。
現在の中古価格はどうなっているのか、さっそくオークファンをみていこう。
中古価格帯を見ていくと、約 1,100,000~1,200,000 円前後となっており、中古市場では平均を徐々に引き上がってきている状態である。
同モデルのオークションでの平均価格でも、約 800,000~ 900,000 円前後となり、比較的安定した取引となっている。
また、Aucfan Pro Plus で、約 5 年間の総落札数と平均落札額の比較データである。今回は「エクスプローラーⅠ / II / エアキング」を比較して取り上げている。
アジアでの人気も含め、日本市場で中古品を購入する層も多く、大半が日本人が購入しているわけではなく、アジア・米国・欧州に流れているのが現状である。
中古品自体、日本人が保有している人が減っていることが如実に表れている。昔と違い、日本でロレックスを頻繁に見る事ができなくなってきている。
また平均落札額は、再び上昇してきている。新旧モデルが入り乱れてる状態に見えるが、中古市場ではよくあることである。
2000年代前半は、正規価格と並行相場の価格差はほとんどなかったが、リーマンショック直後の 2010 年には、最大約 170,000 円前後にまで広がった。
長年愛用している立場から言えば、現在までロレックスの戦略は正しく、ブランド的付加価値を最も理解しているラグジュアリーブランドだと思う。
ロレックス エクスプローラーII Ref.216570
全体的にパワーアップ、山岳・洞窟探検に対応、堅牢モデルの完成形
旧型(Ref.16570)エクスプローラーIIは、ロレックスブランドの中で、もはや定番中の定番となった人気モデルである。
その成功作である エクスプローラーII(Ref.16570)をさらに正常進化した正統派・新世代の探検時計として名高いのが、今回取り上げている 新型のエクスプローラーII (Ref.216570)である。
モデル誕生40周年を迎えた時に市場に投入され、旧型であるRef.16570から大幅に進化を果たし、ケースをさらに大型化したことで、視認性が向上した。
精彩なオレンジカラーをもつ 24時間針 が印象的であるが、これは初代モデルのイメージの継承を行い、昔ながらのファンも馴染み深い良い演出である。
ケース全体の大型化で、全ての針も大きくなり、インデックスの視認性も向上している。
針・インデックスの夜光塗料は、「スーパールミノバ」から「クロマライト」に進化。旧型のグリーン色からブルー色に変更され、さらに見やすくなっている。
暗闇での発光時間は、約 8 時間と大幅に性能をアップさせ、探検時計としてさらに魅力が増した。
写真で確認できるように、針の中央部分が、ブラックに塗装された「ファントム効果」は、面白いデザインである。
外装における装備の性能アップのほかに、ムーブメントも新型を搭載し、ロレックスの独自技術「パラクロムヒゲゼンマイ」の採用で、高精度を獲得。
これは耐磁性並びに温度変化に強く、山岳や地下などの過酷な場所でもその真価を発揮してくれるであろう。
また、ロレックス独自の「パラフレックス・ショック・アブソーバ」と言われる耐震特許技術が、同モデルに搭載されており、全方位に隙が無い。
さらにバックル面は、微調整可能な「イージーリンク」など軽快な装着感を実現している。
過酷な場所での装着は、様々なリスクが存在することもあり、このイージーリンクなどがあるおかげで、腕への負担が少なくなって良い。
全体的に言うと、バランスの良いモデルであり、個人的にも上位に来るぐらい好きなモデルである。
個人的に入手した当時は、新品で約 790,000円前後であったが、ここ最近の平均価格は、約 1,100,000 ~ 1,190,000円まで価格は高騰している。
最近では、若干値上がりしつつあるが、高額とは言え、腕時計入門者の範囲内に入る価格帯であり、一生で一度のモデルとしても悪い選択ではない。