グッチの定番、GGコーティングキャンバス モデル
現行から比較的近いモデルである。汚れや水に強く、耐久性があり、コーティング加工が施されたGGコーティングキャンバス。通勤・通学デイリーユースに使えるモデルです。
上質なGG柄とレザーは、非常に軽量なモデルになっている。男女兼用なので、グッチでも定番人気のモデルであり、ルイヴィトンやエルメスなど、比較的目立つブランドよりも、ブランドながら、あまり嫌らしくない方が良いという人には最適なモデル。
グッチ GGプラス 斜め掛けショルダーバッグ 246881 (新品)
新しい通勤用のバッグを購入しようと思い、前回使っていたグッチを売却しようと思います。購入時もあまり高価ではなかったので、今回の売却金額は安いものになる可能性は否定できない。グッチブランドは比較的安く手に取りやすい入門編に近いブランドである。
あまり肩肘張らずにガンガン使えるところが非常に重宝していた次第である。今回はグッチの相場を調べながら売却の可能性を探ってみたいと思います。
基本データ:GUCCI グッチ GG スプリーム ショルダー 246881-FCIGG-8588
- サイズ:約 横 33cm x 高 22cm x 幅 12cm
- ジップトップ開閉式
- フロントジッパーポケット×2
- インナーポケット×1
- ホワイト/ベージュGGスプリーム(レザートリム:ブラウン)
- ハードウェア:ライトゴールド
- 調節可能ショルダー長:約 62cm~122cm
- 型番:246881-FCIGG-8588
- 価格 : 93,960円(税込)
- メイド・イン・イタリー
グッチの相場データを作成する
では売却を検討していく。現在の価格はどうか「オークファン」を使って落札相場データを収集し、保有する鞄と実際落札された鞄の状態を比較し、より近いモノをピッキングして相場データをつくります。
約 3万円から4 万円の落札金額で、プレイヤーが竸っている事が分かります。33,000円のセグメントがもっとも相場が安定する価格とも取れ、今回は平均の計算ではなく、33,000円の落札相場が上値として考える事にします。
上記表は比較サイトから。オークション代行会社の手数料一覧である。30,000~の場合は手数料は 20 %程度である。80%が現金化されるわけである。
予想売却額
33,000×0.80=約 26,400円
約26,400円が上限として考える事を前提に、買取見積額を算出してもらいます。約 26,400円以上付ける業者がいた場合、即その買取業者に売却を行いますし、金額に一番近い業者に今回はお任せするカタチになります。
メンテナンスをおこないできる限り商品価値を上げる
相場が分かったところで、できる限り、売却価格を引き上げるためにメンテナンス作業を行います。
全体を検品しても、あまり状態が悪くならないのがグッチの特徴で、乱暴でひどい扱いをしなければ、長く使えるモデルなので、あまり痛む事はない。
年に一度クリーニングを出していたので、非常に安価で綺麗になって帰ってきます。今回は、簡単に清掃程度で終わってしまった次第である。
大きく設計されたマチ、フロントジッパーポケットはスマートフォンや化粧道具、その他小物など収納力は抜群である。内部ポケット付属で、比較的親切な設計である。
ロゴや品番を確認。裁縫側面のほつれなどがないか確認して弱いところ切れているところはどうやらないようである。機能面やブランドの証明できるところはすべてチェックする。
調節可能ショルダー長:約 60cm~120cm程度。そのまま持つことが出来ますし、斜めがけのショルダーは柔らかい素材なので、肩の食い込みを軽減している。
グッチの二次市場は比較的渋い
グッチへの投資はその年代やモデルによって大きく違います。グッチは親族内の内紛「パトリツィアによるたくらみとグッチ一族の崩壊、暗殺事件」があり、一時的に低迷したブランドである。
アルドの孫であるグッチオ(ジョルジオ・グッチの息子)はその後、2008年にTOBEGを設立。パオロの次男は「ハウス・オブ・フローレンス」を開業し、原点に戻って新たな品質の発信を図るが、グッチ売却の際に交わされた「グッチ家のブランドであるという宣伝を一切してはならない」と言う契約により、世界展開を阻まれている。一族のコジモ・グッチは、時計ブランド「COGU」を創立した。参照:グッチ wiki
しかも、上記のように、グッチ家の人間は現在のグッチには一切関われず「グッチ」という事を名乗ってブランド展開をしてはならない事を契約上縛られている。
一時的にしろ、内紛を起こし、ブランドの価値を失墜させた事は事実であり、その影響は二次市場でも影響が出ていて、昔に出していたライン「グッチプラス」などが良い例である。
現在は、ピノー・プランタン・ルドゥート「現 ケリンググループ」に買収され、新生グッチとして復活している。
今回 2社 に見積を取った内容
- A社 25,000円
- B社 26,000円
となった。B社に交渉を行い、26,000円で売却できた次第である。
今回は相場の予想通りの結果であり、内容的も満足な取引であった。当初から予想が当てやすいブランドとも言えます。比較的新生グッチブランドの方が売却金額が良いように思えます。
一部オールドグッチの”GG”が一目で認識できるモデルが人気なのは、ある意味頷けます。
内紛前のグッチ家が結束していたモデルをあえて狙うユーザーと新生グッチの比較的新しい状態と品質の良いモノを選ぶ事の二極化が見られ、非常にバラツキのあるブランドである。
分かったことは、世間一般でいう「グッチが高価」というイメージは実のところあまり見られない。非常に当たり外れのあるブランドへの投資という事。
ブランドの歴史と変遷、どの時代にどのモデルか正確に分かる方には、良い投資といえ、非常に掘り出しモノに出会える確率の高いブランドです。
個人的には新生グッチの方が好きなので、オールドバージョンはあまり手が出ない。経営の安定しているケリングの方が、長期的な投資に向くと考えています。