はじめて知った 「オシャレに敏感な高感度の女性」 にウケているようである
秋に向けてファッションアイテムを準備している女性は、基本的にオシャレをするためには、季節を逆算して考えることがとても大事になってくる。
紅葉の季節になってくると、シックな装いをして出かけるシーンも多くなってくると思うのだが、現在流行のバッグには、趣 (おもむき) や作りの正確さ・質など、カジュアルすぎて、逆に チープ感 が出てしまうことが多い。
ヴィンテージのファッションアイテムをひとつ揃えておくと、教養があり、知的な女性を演出することができ、ブランドの長い歴史と高級感を取り入れることができる。
少し前になるが、セリーヌ サルキーモデル ヴィンテージ・ショルダーバッグを買取に出したが、とても高い価格がつき少し驚いてしまった次第である。
なぜならファッションに敏感な女性を中心にこの手の「ヴィンテージ・バッグ」の売れ行きが良いのだという。
セリーヌの相場データを作成して買取に出した時にはじめて稀少性が理解できた
では売却を検討していくのだが、過去の落札相場を調査するために 「オークファン 」 を使って相場データを収集、保有する鞄と実際落札された鞄の状態を比較し、より近いモノをピッキングして相場データを作成していく。

クロコモデルの約 6 万円はさておき、約 3 万円後半あたりが最高落札価格のようである。上位落札者は、同じプレイヤーが出品していると考えられる。ヴィンテージモデルの場合、売り方とそのモデルの状態が非常に重要であり、大半が保管状態の良さで、買取金額も決まってくる。
今回は比較的状態が良い方ではないので、若干価格が落ちてくるであろうと予想できるが、価格から見るとセリーヌのバッグの人気の高さを伺い知ることができる。
最初に見たときは、約 2,000円~ 3,000円ぐらいで売れればと考えていたが、若干破損箇所もあるのにも関わらず、約 11,000 円前後で買取可能であった。業者の話では、この程度の破損であれば、あとでリペアすると聞いたので一安心であるが、この時にはじめて「ヴィンテージバッグの稀少価値」を知ることができたのである。
ヴィンテージの雰囲気が漂い古き良き時代の微かな高級感がある
買取準備のために簡単なリペアをしてみたが、春及び秋に最適なモデルなのだろう。どことなく哀愁漂う雰囲気と古き良き時代の微かな高級感がある。
オシャレする際にフックが欲しいと思う女性には最適なモデルである。おばさんが欧州で購入したモデルと聞いているが、1970~1980年代前半あたりのモデルという。
約 40 年近いヴィンテージモデルなので、さすがにあちこち痛みや傷や汚れがあり、保管状態についてはあまり良いとは言えない。
まさか約40年後の現在に、再び高い買取価格がつくとは思いもよらないことだっただろう。流行は繰り返すというが、まさに身をもって実感した次第である。
モデルについては、スムーズなレザーでその肌触りは繊細に作られている。現在のセリーヌにはない、カバン中央面にあるゴールドのサルキー金具は、景気の良いバブルの時代を彷彿させるぐらい大きくデザインされている。
日本で見かけることのなかった稀少性がある馬車柄のサルキーラインは一目でセリーヌと認識できる。写真の一部にカバン用のサルキーではなく、ベルト用のサルキー金具を掲載しているが、見やすくするために掲載してみた。
ベルトにからみて、ハンドバッグとショルダーバッグの 2 WAY として調整可能であり、なかなか重宝する。側面のマチについてもなかなか広げやすいつくりとなっているが、ヴィンテージ品ゆえ、若干レザーの硬化が始まっているので、欧州系統のバッグでは注意を要する。
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普段使いからフォーマルまで比較的様々なシーンで利用可能であろう。このようなヴィンテージ品は、稀少性があるせいか、その場で購入を決断しなければ、次の機会には恵まれるかどうかは分からないので、気に入った場合はその場で購入する方が後悔することもない。
質の高いオシャレに気をつけている感度の高い女性は、よほど迷う理由がない限り、購入してすぐに取り入れてしまうと聞いた。
またヴィンテージ品については、自分なりの良い店舗を知っておくことも重要となるだろう。普段から買取をしている店舗などにも足を向けてみてはどうだろうか。
新旧をミックスするのは、オシャレの上級者なのだが、ブランドの歴史やデザインの流れをおおよそ把握しておけば、ヴィンテージ品に高確率で出会える機会も増える。
現在の流行だけを追っても、そのパターンは少なく、オシャレの幅は広がらないものであり、稀少性の高いヴィンテージモデルを一つでも揃えておけば、その資産効果の高さとオシャレの質を同時に高めることができる。
また、ブランドの由来を含めて持つ理由を語れば (説明の仕方にもよるが) 教養があり品のある女性として、広く男女共にアピールできるであろう。