留守番電話/アンサホン:借金取りの電話よけに開発しアメリカでまさかの大ヒット
現在では携帯電話から固定電話まで、当たり前のようについている留守番電話機能。これを発明したのは橋本和芙という人物。1951年にこの発明者が引っ越した際、前に住んでいた人物に対する借金の取立て電話が頻繁に掛かってきた。説明しても要領を得ないため、電話が掛かってきた時に電磁石で受話器を上げテープレコーダーから音声が流れる機械を作ったのである。この機械は「アンサホン」として米国のヒット商品になり、米国の特許も取得。初代の留守番電話は米国歴史博物館に置かれている。出典 –日本の最先端技術がよくわかる本
日本初の留守番電話機能を発明
発明者が引越しをした時、以前の住人の借金催促の電話が夜中までかかり、切羽詰って発明したという逸話はおもしろいが、人間何かに追い詰められて初めて真価を発揮する事は、多くの事例で散見される事である。
電話自動応対装置として、日本で特許を取得、その後パイオニアと共同で開発を行い、米国でアンサホンの商品名でヒットしたという。
周りの迷惑を全自動対応で処理するアイデアを発明の着眼点とする
留守番電話という機能で切ると、迷惑を自動的に撃退する事である。迷惑メールなどはインターネットライフを送る中でもはや定番である。
また身近な迷惑を撃退する事例としては「カラスなどの鳥よけ」などが考えられるが、一定の周波数を流す事で、大掛かりな装置が必要がなくなるという着眼点も入れたい。
あなたの周りで「迷惑を排除する合理的な方法を高度化」すれば、比較的良い発明となり、大きくヒットする可能性を秘めたアイデアである。
またその迷惑の事象をデータ化する事も考えていくと面白い。例えば、電車などの交通機関での遅れは、通勤する我々にとって非常に迷惑である。
その際に私たちが「何をするかのアクション」における発明アイデアも考えられる。その内容も非常に多くの人々を救う発明であり、大きなビジネスチャンスなのである。
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Reference:日本の最先端技術がよくわかる本