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【Japan Brand×カーナビゲーションシステム/ホンダ】GPSの普及以前にもアナログなカーナビが存在した

【Japan Brand×カーナビゲーションシステム/ホンダ】GPSの普及以前にもアナログなカーナビが存在した

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カーナビゲーションシステム/ホンダ:GPSの普及以前にもアナログなカーナビが存在した

 

【引用】 民生用カーナビゲーションシステムも日本ではじめて実用化されている。世界初の民生用カーナビは1981年にホンダが開発した「エレクトロ・ジャイロケータ」という製品である。これは航空機の位置特定システムにヒントを得た「ガスレートジャイロ」という仕組みを使った慣性航法装置であった。地図は手動で差し替える、スライド方式のアナログ的な作りである。その後、1987年にはデンソーがCD-ROMによる電子地図搭載モデルを、1990年には始めてマツダと三菱電機がGPS式カーナビを開発する。 【引用】

出典日本の最先端技術がよくわかる本 (晋遊舎ムック)

 

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自動車用慣性航法装置「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」

 

世界初となる地図型カーナビゲーションシステムであり、「ジャイロケーター」はジャイロスコープ+ロケーター(位置探知機)からの造語。独自開発のガスレートジャイロセンサーを利用し開発費は当時の予算で約 5億円。16bit CPU搭載し、方向センサはスタンレー電気が、表示部、コンピュータ、距離センサ―はアルプス電気が製作を担当。

透明フィルムに印刷した地図シートに、専用ペンで目的地を書き込んでから、6インチのモノクロ(グリーン)ブラウン管上に挿入。光の点で現在位置を表示。ずれたり地図からはみ出ると手動での調整や入れ替えが必要。ガスレートジャイロのウォーミングアップに5分間必要。モニターには「シバラク オマチクダサイ」と表示される。煩わしさに加え、肝心の精度、量産などの問題で商品としては短命。販売数 約200台で終わったようである。

 

【Japan Brand×カーナビゲーションシステム/ホンダ】GPSの普及以前にもアナログなカーナビが存在した
参照:カーナビ・ヒストリー 1980~1984 Car navigation History

 

1981年の春、本田技研の技術担当役員から「ウチの変わった若いのが、妙な道案内のキカイを作った。あなたが見た上でモノになるかどうか教えてくれませんか」と依頼された。モータージャーナリスト三本和彦氏が、仮名でエレクトロ・ジャイロケーターと命名、というエピソードが「実用カーナビVICS最新図鑑98」に掲載。

どんな地理に疎い人でも未知の道路や夜間の走行などが安心して出来るような装置があれば、より自動車の機能が拡大し、新しい使い方の創造が可能となるのではないかと考え、開発したのがホンダ・エレクトロ・ジャイロケーターです。

 

参照「3000万台のマルチメディア」掲載/1981.8.24 ホンダ広報資料
参照カーナビ・ヒストリー 1980~1984 Car navigation History
参照ホンダヒストリー

 

若い奴のアイデアを積極的に採用していた当時のホンダ

 

少し前のホンダは、大企業ながら、中小企業のような「面白い発明やモノづくり」を推奨する尖った企業であったが、昨今のホンダは大企業病のような状態に陥っている。かくゆう私は、ホンダ車を数台乗っていた時期もあったが、それは「面白いクルマ」であったからだ。

台数至上主義を掲げ、無難な企画、稼げる市場、効率的な量産、硬直した組織、自動車業界をあまり知らない人でも、最近ホンダ車が減っているよねと分かるぐらい、国内では売れていない。要は海外市場偏重であり、主戦場は北米・アジアなどが中心であり、典型的な外資系企業のような収益構造である。台数至上主義は、エアバッグ問題などをはじめ品質に歪みが出てきている。

最近は経営陣が刷新され、万全の布陣とアナウンスがなされたが、現在の経営のやり方では早急に行き詰まりを見せるであろうと考えてしまう。発明の着眼点が面白いホンダはいつ戻ってくるのか、期待はしたいが、これからも普通の大企業のような経営であれば、ますます魅力はなくなってしまうであろう。

 

カーナビゲーション「道案内」続くアイデアとは

 

カーナビゲーションは「道案内をして目的地に最適に誘導する」というアイデアであるが、この着眼点から考えていくと、さらなる飛躍が得られない。例えば、これに「健康や医療」で切ると安全という切り口が増える。乗り込むとドライバーの健康状態が分かり、運転状況に適しているかどうかを提示してくれる。

最適な休憩場所や病院、健康的な食生活が送れるような、食材を提供しているスーパーなど、その目的地に行くための理由を合わせて教えてくれるというものである。また「防犯・安全面」における切り口も考えられる。数キロ先の渋滞などの原因、例えば事故など素早く情報を提供したり、災害の状況などを情報を知らせ、最適な安全ルートを示す。

防犯においては、車上狙いなどの警告及び犯罪の記録などを素早く表示するなど考えられる。またコレあったら良いなと思うのが、ドライバーが事前に記録している商品の特売情報を近くの店舗などで販売されている場合に、素早く教えてくれるというもの。

またガソリンスタンドなどのガソリン最安価格も教えてくれるとありがたい。この中にはすでに導入済のアイデアもあるだろう。それはともかく、最近では自動運転における技術の進化が見られ、カーナビとの連携も図れるが、このあたりは業界の人々に任せるとして、さらなる面白い切り口を考えるとカーナビは無限の可能性を秘めている。

 

Reference:Pinterest
Reference:日本の最先端技術がよくわかる本 (晋遊舎ムック)

 

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About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。

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