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【Japan Brand×家庭用レトルト食品:ボンカレー/大塚食品】缶詰に代わる保存食として家庭の台所を助ける

【Japan Brand×家庭用レトルト食品:ボンカレー/大塚食品】缶詰に代わる保存食として家庭の台所を助ける

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ボンカレー/大塚食品:缶詰に代わる保存食として家庭の台所を助ける

 

【引用】 食品をレトルトパックで保存する、という試みは1950年代ごろからアメリカ陸軍で行われていた。しかしこれは軍用食(レーション)としての意味合いが強く、特に冷凍・冷蔵庫が普及していたアメリカでは一般に広がることはなかった。世界初のレトルト食品を販売したのは大塚食品で、1968年に販売開始した「ボンカレー」が最初であった。関連会社の大塚製薬の点滴袋の殺菌技術を応用することで実現したという。世界初のレトルト食品はカレーだったが、現在でもレトルト食品の3分の1はカレーである。 【引用】

出典日本の最先端技術がよくわかる本 (晋遊舎ムック)

 

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点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用して発明

 

【引用】 1968年2月、大塚食品が世界初の市販レトルト食品『ボンカレー』を阪神地区で限定発売した。関連会社の大塚製薬が持っていた点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用することで、他社に先駆けて開発に成功したといわれている。しかし当初は半透明パウチを使っていたため、賞味期限が数ヶ月と短かった。

その後、パウチ素材にアルミ箔を使うことで賞味期限を大幅に延ばした新パウチを開発し、1969年5月から全国発売を始めた。はじめはなかなか消費者に受け入れられなかったが、しだいに浸透し、1973年に放送されたテレビコマーシャルの「3分間待つのだぞ」という笑福亭仁鶴によるセリフは流行語にもなった。

 

【Japan Brand×家庭用レトルト食品:ボンカレー/大塚食品】缶詰に代わる保存食として家庭の台所を助ける
Source: Living & Industry | Packaging | Flexible Packaging Source:Flickr – Photo Sharing!

 

他社もつぎつぎにレトルトカレー市場に参入したが、そのなかでも注目すべき成功をおさめた製品は1971年発売のハウス食品の『ククレカレー』である。同製品のテレビコマーシャルで使われたキャッチコピー「おせちもいいけどカレーもね!」は広く浸透し、レトルトカレー市場の拡大に貢献した。【引用】

参照レトルトカレーの歴史

 

世界でナンバーワン市場を取れる比較的得意な分野

 

日本において食品における革新的な発明は、戦後の食糧難という問題がその背景にある。ラーメンもそうだが、カレーにおいても、簡易調理・長期保管・安価が発明の切り口である。こうした着眼点は、各国の味覚に合わせた商材の提供で、ワールドワイドで通用する発明となる。つまりは、パッケージ技術で機能上の用途を満たし、パッケージの中身を変える事で、様々な切り口で勝負ができるという秀逸な発明ともいえる。

また点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用する着眼点も良い。それはアジアや中国が模倣しづらい分野であり、高度な大規模設備と技術力は、他の国でなかなか模倣できない。前回取り上げた、使い捨てライターとは、共通してワールドワイドで通用する発明であるが、その中身はまったく異なる。用途をひとつにしてしまい、また簡易な構造で模倣しやすい発明は総じて陳腐化する。

レトルト技術はこうした他社の参入における模倣の驚異をある程度防ぐ事が可能であり、高度な技術の障壁に守られている。その高度なパッケージ技術と細分化された商品企画という日本の得意技も発揮しやすい事から、アジアや中国の雑で画一的な味覚とは異なり、うまく各国の味覚に合わせるセンスもあり、差別化・ブランドを築ける分野といえる。

やはりこうした企画細分化・技術応用高度化・設備の充実・丁寧な製法等、日本のお家芸が発揮しやすい分野では、世界最強と言えるだろう。

 

Reference:Pinterest
Reference:日本の最先端技術がよくわかる本 (晋遊舎ムック)

 

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About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。

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