トヨタ エスティマ ハイブリッド:その高騰する中古市場とマイナー投入で現在がいちばん買い時のモデル
エスティマハイブリッドは、ミニバンでは初となる市場に投入されたモデルのハイブリッドカーである。エスティマの外観デザインは、卵のような流線型ボディが特徴的なモデルである。
一般モデルであるエスティマのプラットフォームは、トヨタ・カムリやトヨタ・アルファード(初代モデル)が流用された。
3代目のプラットフォームは、フロント面が、RAV4などに採用の新 MC プラットフォームで、リアは専用設計。MC プラットフォームは、2代目アルファード・初代ヴェルファイアと共通でミニバン系の大型モデルに使われているようである。
中古市場において、ハイブリッドの主モデルとなる2006年以降のモデルでは、X (7・8人乗)アエラス(7・8人乗)アエラス Premium Editionであり、エンジンラインナップは、2AZ-FXE 型 2.4リットル 直列 4 気筒 DOHC ハイブリッド専用エンジンである。
エスティマハイブリッドの新車価格は、約 391~523万円前後であり、幅広い価格帯であり、ミニバンの中にあっては、比較的古くからある定番モデルであり、知名度の高い安定感のあるモデルである。
日本の道路事情において最適なサイズのミニバンであり、これ以上大きすぎたりすると、途端に使い勝手が悪くなる。
新車価格は、メーカー側がつけた価格であり、中古業者がつけた価格は、業者が査定して利益を乗せた販売したい価格である。
比較的個人間取引が多いオークション市場では、若干古く、値落ちしたモデルが多数出品されている。それらを見ていこう。
オークション市場に流れてくる玉数は少ないが比較的程度の悪くない中古が豊富
排気量2.4リットルのガソリンエンジンを搭載する車両ながら10・15モードで18.0km/Lの低燃費を達成。搭載されているハイブリッドシステムTHS-C(Toyota Hybrid System-CVT )は、前輪を駆動させるアトキンソンサイクルの2AZ-FXE型、ジェネレータ兼モータでアシスト、エンジン動力は効率の良いCVTを通して前輪のみに伝えられる。ハイブリッド化の欠点として、バッテリーを三列目シート下部に設置する為に通常のエスティマと比べ荷室が狭くなる他、三列目シートのアレンジが制限。プリウスやエスティマのガソリンエンジン車が、初代から現行モデルにおいて日本国外でも発売されているのに対し、エスティマハイブリッドは日本国内のみの展開となっている。Wikipedia:トヨタ・エスティマ ハイブリッド
さて気軽に入札に参加して手に入れる事ができるオークション市場ではどうだろうか。オークファンで市場の取引状況をみていこう。
さすがトヨタリセールバリューは高い方である。人気モデルに取引が集中している案件も多く、さすが人気の車種といったところである。
実用性の高い車であり、家族が増える人やざっくりとモノを乗せて四人からゆったり乗れる人が購入すると高い満足度の得られるモデルである。
その中でも燃費性能の高いハイブリッドは中古市場でも人気は高く、個人間の取引の多いオークションでも比較的高い値段がついている。
並んでいるのは比較的程度の良いモデルをピックアップしてみたが、約200万円から下のモデルが並ぶ。日本国内専用仕様モデルであるハイブリッド。比較的年式が古くても、走行距離の少ないモデルが狙い目であり、手頃な価格に落ち着いている。
モデルラインナップに関係なく、走行距離、年式、車検の有り無し、事故歴など、趣味性の高い外車と違い、買ってすぐに使えるかどうかで大きく値段が変わっているのは多くの国産の共通する考え方である。
エスティマハイブリッド 新車1オ-ナ- 21年式 後期型
エスティマ ハイブリッド G レザーパッケージ パール Wマルチ
エスティマ ハイブリッド G 4WD 両Pドア/地デジ/車検MAX
車を買う予算帯を考える場合、そのベースとなる予算を考える必要がある。ベースが分からなければ、購入計画すら立てる事が出来ず、概算予算のベンチマークを考える必要があるだろう。
エスティマハイブリッドの中古車の価格帯は、約18~516万円とかなり幅広く、程度の悪いモノから非常に程度の良いモデルまで実に様々である。
今回調べた限りでは、約230万円までの平均価格帯は、約 131 万円前後であり、中古市場で探す場合は、約 120~130 万円を最低ラインとして、ベースは、約180万円前後の予算からスタートすると、出玉の良いモデルに出会える確率は高くなるだろう。
もっともその予算よりも安いとリスクは高まり、また予算を上げるとさらにリスクが少なく良いモデルと出会えるということである。
中古上限マックスは、約240万円程度である。下の写真は、今回も個人的に欲しいと思ったオススメモデルである。ハイブリッドではないモデルも入っているが、初代のデザインも好きなので掲載しておいた次第である。
購入検討する場合は、上記のイメージを参考にして安価な良い中古車を探して頂きたい。
底堅い定番人気、家族思いでエココンシャスな「天才タマゴ」
ハイブリッドシステムを普段は感じる事がなく、自然な走りがいちばんのウイークポイントである。
プリウスのようにメカニカルに切り替わるその様子が分かる事と対照的に、システムの切り替えの様子が分からないように自然なフィールに仕上げられている。
現在のプリウスでも、そのような味付けが行われているであろう。私があくまで狙っているのは世代が少し前の中古車である。そこは少し厳しく引け目で見ることで、自動車本来の実力が見えてくる。
やはりハイブリッドのいちばんの魅力はその燃費である。ハイブリッドモデルで燃費が約11~15km/Lであり、高い燃費効率を発揮している。
ガソリン車のミニバンはせいぜい約 6~7km/L 約1.5~2.0倍の燃費をたたき出せるミニバンは、世界を探してもほとんどないだろう。
いちばん選んで良かったと思うシーンは、その給油時の値段の安さや、大人数で経済的に移動できる、家計負担の大きい家族の強い味方となるシーンである。