バカラ Baccarat Giverny ジルニー フラワーベース25cm
バカラは、フランスのクリスタルのラグジュアリーブランド。30%の酸化鉛を含むクリスタルガラス製品を製造するメーカーとして、世界的に有名で、製品は日本・アメリカをはじめ世界中で販売されている。製造された商品のうち消費者の手に渡るのは6~7割。残りは品質基準の高さゆえに破棄されてしまう。フランスの「M.O.F.」(フランス最優秀職人)を50人以上輩出している。ルイ18世を皮切りにフランス王室はもちろん、イギリス王室・ロシア皇室などのヨーロッパの王室はもちろん、モロッコ王室・タイ王室、日本の皇室までも、バカラを注文している。特に1921年、当時皇太子であった昭和天皇は、旅行でパリのバカラショップを訪れている。テーブルウェアはもちろん、アクセサリー・花瓶・香水瓶・置物・シャンデリアなどに及ぶ。参照:バカラ (ガラス):wiki
花束を扱う人向けのプレゼントを調達してみた。全体的にラウンドウェーブした造形デザインである。
自立に関して足元は非常に重く、上部の繊細さと比べ非常に力強い。まるでクリスタル・ソードのような印象である。
茎と上部の花束を十分耐え得る構造であり、このあたりバカラブランドの凄みを感じる。
完全に隙のない造形であり意外と安定感があり、どの面から見ても光沢と輝きが担保された内容である。
バカラとジべルニー(Giverny)との関係とは
1883~1926年まで、印象派の画家であるクロード・モネが住居を構えたところである。クロード・モネは、自然の絵や睡蓮の絵など様々な作品で、この庭で描き作品を世に送り出した場所である。モネの死後は、一族によってアカデミーに寄贈、その後大規模な修繕により当時の佇まいを備えた庭と家をクロード・モネ財団により、1990年に開館している。
モネの庭にある花々を美しく活ける事ができるようにありったけの技術を施したモデルであろう。
ジべルニー(Giverny)という名前を付けるぐらいだから、あらゆる美しい花をバカラの花瓶が彩ますよと作品から訴えかけてくるようだ。