【不動産選び】一人暮らしをはじめる時に部屋探しに失敗しないための 25のチェックリスト

【不動産選び】条件をできる限り網羅する事で、物件選びの成功確率が上がる

 

部屋向きは「南向き」部屋の位置は「角部屋」、洗面所のバス・トイレは一体か別々か、ガスコンロか IH か出来れば IH よりもガスコンロの2口モデルか、アンテナ端子の位置はテレビを据える位置から近いか、洗濯設置面は、ベランダか室内かまた防水パンはあるか、またネット回線は、CATVか光かなど。

一人暮らしをはじめる場合、実に様々な条件を考えて物件選びをしなければならず、非常に煩雑な作業である。まして、日中は仕事をしていて、物件選びの基準を考え、自分の基準をつくるとなると、多くの時間を費やすことになる。

 

そうなると、面倒が先立ち、現状の住居から漠然と考える事になり、「なんとなく」で選んでしまうことだろう。

そこで今回は、学生や社会人の方など、一人暮らしでアパートなど、賃貸物件を選ぶときに抑えておきたい注意事項を25のポイントとしてまとめておいた。賃貸物件などを探す時の参考として頂きたい。

 

【チェック】近隣に意外なものがないか周辺を隈無くチェックしておく

 

1.虫の問題：季節ごとの虫の発生するような近隣を選ばない
2.飲食店の問題：周囲に飲食店がある近隣を選ばない
3.特殊店舗の問題：臭気が発生する店舗がある近隣を選ばない
4.水辺の問題：川や湖・沼の近隣は選ばない
5.墓や寺院など宗教施設の問題：墓や寺の近隣を選ばない

 

ますは、周囲の環境のチェックを。

1.は虫の問題は非常に重要であり、周りに虫が多く発生しそうなポイントが無いか確認を。2.の飲食店が多い近隣は、一見便利そうですが、繁盛店などの近隣はいつも人通りが多く落ち着かない。3.の特殊店舗は、油の匂いや、肉や魚の様々な匂い、酒やタバコの臭気など、臭気で集客している店舗が近隣にないか確認を。4.の水辺の近隣は動植物の音や匂い、これも虫の発生が多く同様に避けたい地域である。5.の墓や寺院などの宗教施設は、夜になると恐怖が。また法事・お盆など、近隣に人通りが出来てしまう。

 

【チェック】良い環境に釣られる前に未来の生活の先読みをする

 

6.土気の問題：近隣が畑や山などホコリが多い近隣を選ばない
7.コンビニの問題：店舗兼住宅の物件を選ばない
8.塩害の問題：近隣に海がある地域を選ばない
9.空気の問題：近隣が高速道路、高架下などの地域を選ばない

 

その判断間違っているかも。未来の生活を先読みしておく。

6.の土気の問題は、近隣に畑や山があると、風の強い日には砂埃の被害が出る可能性が。7.のコンビニの問題は、一見近くて便利だが、夜の環境が悪くならないかどうかチェックする必要がある。8.の塩害の問題は、海の近くで見晴らしの良い住居でも建物自体に塩害の可能性があり、9.の空気の問題は、排気ガスで周りの空気がガス臭く、自動車の音も酷い場合が多いので避けた方が無難である。

 

【チェック】近隣の夜の環境を正確な情報をつかんでおく

 

10.若者達の溜まり場の問題：カフェや安い居酒屋がある近隣を選ばない
11.不審者や酔っ払いの問題：不審者情報や酒場がある近隣を選ばない
12.犬を外で飼う戸建の問題：犬を外で飼っている近隣を選ばない
13.単車置場に大型がある問題：大型の単車がある置場や保有している近隣を選ばない

 

10.の若者の溜まり場になっていないか騒音の元なので、近隣は選ばない方が無難。11.の不審者や酔っ払いも同様で、酒場や頻繁に不審者情報が出ている近隣かどうか確認を。12.の毎晩外で犬が吠える近隣の家のチェックも怠らないほうが良い。13.の単車を置いている近隣は、音の問題があり、裏が単車置き場などは選ばない方が無難。

 

【チェック】いざ借りる場合の室内環境や設備を事前に聞いたり内覧で確認

 

14.日当たりの問題：部屋の日当たりを確認
15.部屋の配線関連・スイッチなどの位置などの確認
16.ベランダの水はけとクーラーなど配管確認
17.ゴキブリなど虫が出そうな古い住居の確認
18.施工不良かどうか、壁床天井の施工の確認
19.トイレ洗面など水回りの水圧の確認
20.壁の薄さなど、隣の音が聞こえないか
21.上下隣の住人の属性の確認と近所との関係
22.都市ガスかプロパンかプロパンの場合高く付く

 

室内環境や設備、お隣さんなど、最も重要なチェック面。事前にしっかりと意識してできる限り情報を集めておく。

14.の日当たりの問題は、内覧や周辺環境で確認をしておく。15.の部屋の配線やスイッチの位置など、そこで生活する際のシュミレーションを内覧時にしておく16.のベランダの配管系統で、室外機のホースなどしっかりと配管まで届いていない場合、コケや藻のような発生源になります。

17.古い住居で多いのがゴキブリの問題、入居の際、虫対策の消毒などオプションに入っているのか確認を18.壁床天井で隙間や粉など吹いていたら注意。しっかりと内覧で確認しておく19.トイレ水回りの水圧の確認。水圧が弱いと後々生活で支障が出てくるので、事前確認を取っておく。

20.の壁床などの薄さなど、壁・床などをしっかりと叩き、響くかどうか確認を。21.周囲に変な人は住んでいないか聞いたり、クチコミサイトなどを見て確認しておこう。22.都市ガスかプロパンかプロパンの場合、ガス代が2倍～3倍掛かる地域があるので、確認しておこう。

 

【チェック】防犯・セキュリティ面、周囲の位置、管理規約など

 

23.防犯やセキュリティがしっかりしているか
24.自分が住む物件の建っている敷地までの状況など不便さはないか
25.管理規約で自分が住む場合不利な規約はないか

 

防犯・セキュリティ面、周囲の位置、管理規約などを事前に詳しく調査しておく。

23.の防犯・セキュリティ面がしっかりとしているのは当然ですが、監視カメラなどダミーの場合もあり、ダミーと本物などの確認とオートロックでも、部外者がすぐに入れるタイプのものかなど事前に調べておく。

24.の自分の住む物件の敷地までの状況は意外と忘れやすいが、入るまで坂を上がったり、階段を登ったり、下り坂があったりと、大変でないかどうかの確認はしておく。25.の管理規約が細かい物件があるが、その物件の自分に不利になるであろう規約を事前に調べ、状況に応じて対応できるようにしておこう。

 

一人暮らしの成功の秘訣はとにかく多くの物件を現場で見ること

 

 

以上、おおよそのチェックリストであるが、物件を選ぶ際は、とにかく一度足を運んで見て回る事、現場を調査するのがいちばんである。物件探しにおいて、ネットを駆使するのは当然として、そこからは足で稼ぐ必要がある。

現地に訪れ「感覚的にこの物件は合わない」と判断できるのは、ネットでは無理である。

また家賃の極端に安い物件やワケあり事故物件の可能性も考え、事前に調査しておく必要があるだろう。

やはり自分の五感を隈無く使い、現場に足を運んで上記のチェックリストを使い、正しい選択と意思決定を行ってもらいたい。