【Chanelブランド創作の舞台裏】サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエが面白い

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サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ

 

2005年フランス作品であるが、世界中で愛され続けるファッション・ブランド「シャネル」の制作の裏側にカメラを向けた映像作品であり、 5 話完結編としてテンポよくまとめられている良作。ファッション業界を常にリードしてきた「シャネル」の裏側は、シャネル・ヘッドデザイナー、カール・ラガーフェルドのアトリエに潜入する事で製作の過程が明らかになっている。

カール・ラガーフェルドの創造の過程であるアトリエの日常の仕事から顧客へのアプローチ、ファッションショーへのプレゼンまで「サイン・シャネル」はオートクチュールのコレクションの構想から世に出る前の作品の製作工程を通じて、カンボン通りの本社で行われる製作の舞台裏を見ることができる。

 

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131分の収録作品であるが、旅行の移動中の車内や機内で視聴するには十分な長さである。発売元の「WOWOW」で当時リアルタイムで視聴していた作品の”DVD”を購入してみて正解であったわけである。この作品には、お針子のおばちゃん達、アトリエ主任、モデルの面々やお抱えの顧客達、靴職人のマサロ、ルサージュの刺繍職人、ガロン職人のマダム・プージューなど個性的な面々が登場する。

愛情を込めて「カール」と呼ばれる彼が、それらの面々から、尊敬の眼差しを受け、深い愛情と情熱と信頼に基づき、次々と目まぐるしく注文が変わるメゾンの中で、日々奮闘する人々がシャネル・ブランドの夢と思想を作っている。画像は下記のカールが制作した映像である。

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“Once Upon A Time…”  から見るカールのシャネルへの尊敬と愛情

 

 

個人的に好きな映像であるが、シャネルが創業して小さなサロンを開業したときの雰囲気を味わう事ができる。小さな商店主であったシャネルが、このあと、急成長を遂げるブランドになるのだが、当初扱っていた帽子ではなく香水で名声と規模を得たという事はあまり語られていない。それも関連記事としてあげているが、この当時、シャネルの女性としての商売の在り方・生き方をカールの目線で描いている。日本でも女性の社会進出と総活躍社会が叫ばれているが、欧米ではすでに当たり前のように女性の活躍がブランドを支えている事が見てわかる。

 

【Chanelブランド創作の舞台裏】サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエが面白い

 

これは少し前に購入したシャネル・チェーンショルダーの比較的新しいモデルであるが、なかなか構造がしっかりとしており、保有していても安心できるつくりとなっている。前回の記事でシャネルの製品が大幅に価格調整された事は記憶に新しいが、シャネルのクオリティを確認しながらDVDが視聴できた。なぜシャネルが高いのか、このDVDを見れば明らかになるだろ う。逆説的であるが、製造工程の裏側を見ることで、納得し安心してシャネルを購入する事が可能になるだろう。その為の確認のために視聴したようなものでもある。

 

カリスマ依存を心配させるぐらいの信頼のあるアットホームな創作チーム

 

“DVD”の写真と一緒に映っている獅子はシャネルの象徴であり、好んでロゴマークとして使っているようである。先日シャネルの製品を購入したので、そのシャネルの紙袋とともに写してみた次第である。

 

【Chanelブランド創作の舞台裏】サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエが面白い

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DVDを視聴してひとつ心配なのが、シャネルの後継者における問題はどうなるのか。制作が撮られた時期は、約10年前の作品であるが、現在の体制は大丈夫なのかと思うが、これだけカールが全面的にブランドを率いている場合、カール亡き後のシャネルが心配になるほど、カールが中心になって、シャネルの最先端を作っている事も同時に分かる。

シャネルの組織構造は前回取り上げたが、そのような意味でも、深い作品として違う視点からも見ることができて、非常に満足度の高い作品で あった。シャネルがどういうブランドなのか、関連記事を読みながら視聴すると理解が早いと思う。という事で、作品はオススメである。



About PG編集:道長

食べる事と寝る事に一生懸命な旅人。 世界は感染症や戦争で混沌としておりますが、平和になったら平和な国を旅をしたいと準備しております。 先代の管理者様より、サイト管理・記事制作を委任しております。 ※現在は写真提供をして頂いております。

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