ROLEX YACHT-MASTER Ref.116622
ROLEX YACHT-MASTER Ref.116622 Second-hand market in Japan.
Rolex submariner luxury model. Rolex new material, luxury marine model with Rolesium implemented “Rolex Yacht Master”.
As the highest-class marine series among the Rolex brand, the rarity is high, and in the second-hand market it is hardly traded.
Only the blue dial model is rising year by year, and it is momentum which exceeds about 1,300,000 yen.
In Rolex, it is a well-balanced “high spec marine model”, and it may be a matter of time to greatly rise.
数が少ないゆえに相場は安定、ブルーモデルは年々値上がりし人気が出てきている
ロレックス サブマリーナ 高級版、ロレックス独自の素材、ロレジウムを実装したラグジュアリーマリンモデル「ロレックス ヨットマスター」である。
ロレックスブランドのなかで、最高級のマリンシリーズとして、稀少性が高く、中古市場では、ほとんど取引されていない。
価格について言うと、ブルーダイヤルモデルだけは、数が少ない割に、大きな高騰が見られ、新品・極美品などは、約 300,000円ほど上昇している。
他のスポーツ系モデル、サブマリーナやデイトナと比べ、実際、腕時計好きか、ロレックスが詳しい人などにしか知られていないこともあり、知名度の面で少し苦戦していると言っても良いだろう。
入手することも、実物を見た人も比較的少ないモデルとも言え、私が思うところ、上記のモデルよりも高騰はしておらず、割安感があり、それでいてサブマリーナよりも、上質で着け心地は良い。
当時新型モデルで、国内正規価格は、約 1,000,000 円前後だったと思うが、ダークモデルはあまり高騰していないが、ブルーダイヤルの価格が、大きく上昇してきているのが分かる。
では、さっそくオークファンをみていこう。約 5 年間の国内オークション落札額では、安値でも約 890,000 円前後となっており、ブルーダイヤルモデルは、どこで大人気となるか分からないが、年々値上がりしている。
また、Aucfan Pro Plus で、約 5 年間の総落札数と平均落札額の比較データである。
今回は「シードゥエラー/サブマリーナ/ヨットマスター」を比較し取り上げた。
サブマリーナが圧倒的に取引されており、シードゥエラー並びにヨットマスターモデルで言えることは、基本的に数が少ないことである。
外部環境要因もあり、数が多く出ると、中古市場での価格も大幅に下がってしまうのである。
様々な状態の個体が多く市場に溢れているサブマリーナであるが、数が多過ぎると個体差も大きいのが中古市場である。
個人的に言うと、サブマリーナは、取引自体が「加熱・過剰気味」で、中古市場であまり狙いたくないモデルとなりつつある。
また、ヨットマスターに関しては、数は非常に少なく、あまり市場で出てくることは少ないが、一定数は中古市場で出されている。
平均落札額は、大きくブレて上下を行ったり来たりしている。
これについては、一般的に状態の問題やギャランティなどの付属品など、様々な条件が混ざり合ったデータであることを理解しておく必要がある。
また、新旧モデルが入り乱れてる状況もあり、中古市場ではよくあることである。
ロレックス ヨットマスター ブルーダイヤル モデル関して言えば、ここ最近大きく上昇してきているが、約 1,200,000円前後でも割安感があり、狙いどころのモデルと言える。
例えば、GMTやデイトナのような異常な高騰を見せる前に、ヨットマスターを考えてみても良いかもしれない。
ロレックス自体、私たち日本人が保有している人が減っているのだが、昔と違い、日本で売買されていても、日本人がロレックスを売買しているのかと言うと疑問が残る。
ブルーダイヤルモデルが、予想外に価格が高騰してきているので、今回は、早めに買取に出すことにしたのである。
ただ、相場については、ガチガチに固定されているので、ここまでくると、データもへったくれも、あったものではないのであるが。
ロレックス ヨットマスター Ref.116622
洗練され、全方位においてバランスのいい ハイスペック マリンモデル
さて、同モデルについて、簡単ではあるが記載しておきたい。ロレックス ヨットマスター は、サブマリーナーの高級版として市場に投入されたモデルである。
ロレックス ヨットマスター は、マリンモデルのなかで、最高級を目指したところに違いがある。
最大の見せ場は、使われている素材である「ロレジウム」にある。
ロレジウムとは、ロレックス、ステンレス、プラチナ ( ROLEX,SS,PLATINUM / Rolesium ) を合わせたロレックスが作った造語である。
プラチナとステンレスを組み合わせ洗練され、さらに高級感が増したモデルが「ヨットマスター ロレジウム」なのである。
1999年頃から、ヨットマスターにのみ採用されるコンビネーションであり、その卓越した技術と明確なコンセプトで大ヒットする。
それは日本においても、ヨットマスター人気を不動のものとした。
当初ダイアルバリエーションは、シルバーのみであったが、2012年のバーゼルワールドにて市場に投入された Ref.116622は、ブルーカラーがラインナップされたのが、今回のモデルである。
ヨットマスターの意匠デザインは、非常に特徴的であり、サブマリーナのデザインを踏襲しながらも、高級感溢れる。
ベゼルにおいては、三角のスプリングにより、両方向回転方式を採用しており、内部機構自体を新しく開発。
120個の刻みを入れ、スムーズに回転し、自分が選んだ位置でしっかりと止まる仕様となっている。
さらに目盛のデザインは、エンボス加工を施され、より立体的なデザインを採用している。
何度もサブマリーナを使っているが、それとはまるで違い、操作性並びに耐久性並びに機能性においても上質に高められている。
ただ、マリンモデルと言っても、船上での使用を目的としているので、防水性は 100m としており、あまり高くはない。
逆に言うと、コンセプトと違い、海以外での使用の方が、しっくりと来たりするのだが。
新しい夜光として、スーパールミノバから「高性能夜光塗料:クロマライト」を採用しており、視認性が非常に高い。
インデックス部、針に非常にクリアーな青い光を放つ。
ブレスレットは、ロレックスのクラスプの機能「イージーリンク」が搭載されており、約 5.0 mm 程度延長可能となっており、細かい調整が効くようになっており、機能性向上により、快適な装着性並びに操作性が高められている。
ムーブメントは、Cal.3135 が搭載されており、Ref.16622のモデルから 変更箇所はないが、独自開発した「パラクロム ヒゲゼンマイ」を採用しており耐磁、耐衝撃性は格段に上昇している。
今回は、ロレックス ヨットマスターについてであるが、ブルーモデルについては、当初、極美品を購入した時は、約 1,000,000円前後であったが、現在では約 1,300,000円を超える勢いである。
買取に出したところ、約 1,100,000円以上の高額な買取価格をつけて頂けた。
購入したときよりも、あまり変動幅がなかったが、高騰した分、買取価格も上昇したのである。
ロレックスブランドはとくに、最近の高騰は非常に早く、数年近くで即上昇していくので、買取に出してもあまり損もなく、そのまま現金が返ってくるような感覚に陥る不思議なブランドである。
買取業者が、高い宣伝費用を払ってでも、ロレックスを買い取りたいというのはある意味当然と言えるだろう。
個人的には、ゆっくりと価値が上昇すればいいかなと思う程度で、のんびりと考えていたのだが、こんなにも早く高騰するとは思ってもみなかった。
ただ、昨今の驚異的な人気と高騰を見ると、長年個人的なロレックスマニアとしては、どんどん価格が高騰していき「手に届かないブランド」に成長しているなと思い知らされたのである。