BREITLING ブライトリング とは
1884年の創業当初から精密機器類を製造していた関係から「腕に装着できるクロノグラフがあればパイロットに役立つ」と考え、開発に着手。1915年に世界初の専用プッシュボタン付きクロノグラフ腕時計を完成させ、1934年にはリセット専用プッシュボタンも開発。その後も1952年に航空用回転計算尺を搭載した「ナビタイマー」1984年に新世代の機械式クロノ「クロノマット」など、多くの傑作を輩出した。プロの計器を前提に製造されたモデルは、何も視認性や耐久性などで高い評価を獲得。精度についても、1999年に業界初の「100%クロノメーター化」を宣言し、これを達成した。2009年に発表したキャリバー01 から 自社製ムーブの開発も精力的に取り組み、数多くの発展系を現在にまで完成。2014年には「クロノマット」誕生30周年を記念した「クロノマット・エアボーン」でも話題に。 参照:腕時計の教科書
BREITLING SuperOcean Chronograph Limited Edition Ref.M13341
【ブライトリング スーパーオーシャン クロノグラフ 基本仕様】
型番:M110B11VRB (M13341)
素材:ステンレス / PVD / ラバー
文字盤:ブラック
ムーブメント:自動巻き
ケース:約 44.0mm
防水:500m
定価(当時):約 885,600円前後
取扱説明書
保証書
クロノメーター証明書
限定証明書
限定数:1,000 本
限定数を打ち出すことで中古価格は安定、マイナーながら狙い目のブランド
ブライトリングブランドのなかで、日本国内では、知名度の面で若干弱い「スーパーオーシャン」シリーズ。
そんな中、さらに 限定数で供給量を絞り、稀少性戦略で付加価値を引き上げを図ったのが同モデルである。
もはや、航空時計と言えば、ブライトリングの最も得意なフィールドと言っても過言ではなく、プロ用計測時計のトップブランドである。
同ブランドの中でも、情報が少なく、あまり取り上げることが少ない「海を想定した」同モデルについて今回取り上げておきたい。
ブライトリング スーパーオーシャン クロノグラフの国内中古相場はどうなっているのか。さっそくオークファンをみていこう。
国内中古価格で、上位価格については、リセールバリュー 約 45~50 %前後で販売されているようである。
約 360,000~ 440,000円前後で取引されており、購入を考える場合、約 420,000円前後で入手出来れば、最良なモデルを手に入れることが可能となる。
正規価格が、約 885,600円前後と考えると、非常にリーズナブルに購入できる。
また、Aucfan Pro Plus で、定番人気の「ナビタイマー 並びに クロノマット」のモデルと比較してみていこう。
比較的平均価格は近いが、スーパーオーシャンは一段低い価格帯で推移している。
ブライトリングのモデル自体、中古市場でも少なく、非常に良い状態のモデルもあまり数が出ない。
一方で、売却する際の価格については、比較的条件もよく、中古市場でも人気ブランドのひとつである。
ブライトリングの入門機として、価格の面においても、リーズナブルなカテゴリーが、スーパーオーシャンなのである。
ブライトリング スーパーオーシャン クロノグラフ 1000 本限定 Ref.M13341
海を制する稀少性戦略とブラックで統一された スペシャリティダイバーズ
腕時計に詳しくない人でも、カッコいいと思わせるブランド戦略が秀逸なのが、ブライトリングの真骨頂といえる。
ロレックスも同様の戦略を展開しているが、よりメカニカルに振り切ったデザインが得意である。
ブライトリングは、過去に多くの軍用時計(空軍)として公式に採用されることが多く、航空時計メーカーとしての名声が顕著である。
そんな不思議な魅力を秘めたブライトリングの腕時計であるが、海を想定したモデルも多数展開している。
それが今回取り上げているブライトリング スーパーオーシャン クロノグラフである。
では、簡単にではあるが、スーパーオーシャン クロノグラフ M110B11VRB (M13341) について記しておきたい。
2014年前後に市場に登場した機械式クロノグラフを実装したブラックで統一されたダイバーズモデルである。
世界限定 1,000 本を打ち出し、稀少性戦略を展開することで、供給量を絞り、需要を喚起し、ブランド力 向上をはかる為に投入されたようだ。
外装に使われるブラックスチールケースは、炭素コーティングを施し、サテン仕上げとし、ブラックのラバーベルトを組み合わせることで、全体的な統一感をはかり、タフでマッシブ、より精悍な印象を獲得することに成功している。
海を想定して作られているので、防水性に対しては十分であり、500m 防水を有しており、マリンスポーツでも十分使える。
ブライトリングは、時計を開発する際に「視認性・操作性・耐久性」の 3 つのテーマを重視しており、それらを上手くデザインに採用されているのがよくわかる。
装着感は可もなく不可もなく。腕に当たる部分がラバーとステンなので、比較的相性が良く上手くまとめられている。
比較的市場では数が少ないので、探すときに若干苦労するが、オーバーホール済で、状態の良い個体は狙い目である。
ブライトリングは、中古市場でも個体差があり、早期に故障するモデルもあるようだが、メンテナンスされたモデルを中心に探すことをお勧めする。
国内新品価格は、約 885,600円前後。中古価格は、約 360,000円 ~ 440,000円前後とリーズナブルに購入できる。
ミリタリーをはじめとする、プロフェッショナルのための計器であると同時に、国内のみならず、海外での人気度、リーズナブルな名機を探している人にとっては、最適な選択肢のひとつとなるだろう。