Breaking News
Home / MP skills-2 / Trademark 2GA / 【商標法】審判手続のポイント
Trademark-top

【商標法】審判手続のポイント

Digg にシェア
Pocket

商標法:2種類の審判制度

  • 査定系審判
  • 当事者系審判

査定系審判

拒絶査定に対する審判:商標法44条
補正却下決定に対する審判:商標法45条

当事者系審判

無効審判:商標法46条
不使用取消審判:商標法50条

試験に出題されやすい当事者系審判の無効審判、不使用取消審判に関する規定が重要となります。無効審判の除斥(じょせき)期間や権利消滅後も請求できる内容、登録後5年経過後、一部無効理由について請求できない件など、網羅しておく内容が充実している分野といえます。しっかりと理解しておくことが重要です。

AdSense




 

無効審判の請求人

無効審判を請求できるのは、利害関係者に限られる。

除斥(じょせき)期間:商標法47条1項

商標権の設定の登録の日から5年を経過した後は、以下の範囲に該当するとき、請求することができない。

  • 第三条、第四条第一項第八号若しくは第十一号から第十四号
  • 第八条第一項、第二項若しくは第五項の規定に違反してされたとき
  • 第四条第一項第十号若しくは第十七号の規定に違反してされたとき
  • 同項第十五号の規定に違反してされたとき
  • 第四十六条第一項第四号

ただし不正目的、不正競争の目的で商標登録を受けた場合、除斥期間の適用がない無効理由もあります。 この場合、登録から5年経過後でも無効審判を請求できる。悪意をもって不当な利益を得ようとする者を保護する必要はないのです。

商標登録の取消審判:商標法50条

継続して「 3 年以上」

  • 国内において商標権者・専用使用権者
  • 通常使用権者の各指定商品・指定役務

についての登録商標の使用をしていないときは、何人も、指定商品・指定役務に係る商標登録を取り消すことについて審判を請求することができる。

この場合の登録商標とは

  • 書体のみに変更を加えた同一の文字からなる商標
  • 平仮名、片仮名及びローマ字の文字の表示を相互に変更するものであって同一の称呼及び観念を生ずる商標
  • 外観において同視される図形からなる商標

その他の登録商標と社会通念上同一と認められる商標を含みます。

不正使用取消審判:商標法53条1項

専用使用権者・通常使用権者が指定商品・指定役務・類似商品・役務の登録商標・類似商標使用について

  • 商品の品質、役務の質の誤認
  • 他人の業務に係る商品
  • 役務と混同を生ずるもの

があった場合、何人も、当該商標登録を取り消すことについて審判を請求することができる。

商標登録の無効の審判:商標法46条1項

商標登録を無効にすることについて審判を請求することができる。商標登録に係る指定商品又は指定役務が2以上のものについては、指定商品又は指定役務ごとに請求することができる。

再登録が禁止される期間:商標法51条2項

商標権者であった者は、商標登録を取り消すべき旨の審決が確定した日から5年を経過した後でなければ、商標登録に係る指定商品・指定役務・類似する商品・役務について、登録商標又は類似商標についての商標登録を受けることができない。

参照文献

知的財産管理技能検定 2級学科スピード問題集 2015年度

AdSense




 
商標法

商標法は、商標の使用をする者に独占的な使用権(商標権)を与えることにより、業務上の信用の維持を図って産業の発達に寄与するとともに、需要者の利益を保護することを目的とする日本の法律である。

 
Digg にシェア
Pocket

About 磯守 航史郎

食べる事と温泉・マッサージが好きな勤め人。過去には大小様々な職業につき、現在は不安定の中の安定を楽しんでいる昔から「変わり者」と言われた中年。 好きな分野は、ブランド戦略/建築・不動産/知的財産権/EC・オークション/金融・投資/カメラ/時計/モデルやアイドルなど、ジャンルは幅広いが、趣味や元家業・知人との関係で関わった事件が中心であり、現在は利害関係もなく、気軽にブログを書いている。テーマは知的財産権とブランドとの関係・市場での価格の関係、偽ブランドの撲滅など、高尚なテーマをより面白くしたいと努めている。